命の物語

ふみゅうひぅ

第68話 ミカ月編


月「…………」


……僕の任務は、冥王の無力化……つまり、兄貴を殺すこと

…今でも迷っている、しかもやりたくないよりに……


…兄貴は、兄貴だけは僕を認めてくれた

………



周りは死神の死体だらけだった
恐らくあの場所に戻ったあとだな


とりあえず、僕も向かおう


……出来るだけ、ゆっくりと



考える時間が欲しかった




?「……あ、ちょっと見てあれ!かっこ可愛くない!?」

?「んー?なんの事言ってるの?」

?「あの人だよ!あの黒いパーカーの人!私声かけてくる!」

?「あ、ミカー!先行ってるよー?」

ミカ「うん!」




ミカ「す、すみません!あの……ちょっといいですか?」

月「……?」

ミカ「よ、良かったら私と……」

……!!

月「ねぇ、少し我慢して」

ミカ「へ?……きゃ!」



……何やってるんだ、僕は




……それより、なんでこの子が……

月「……君、おかしな集団に会ったりした?」

ミカ「……?多分…知らないですけど……」

月「………そう」



……そういうことか

……鏖……、あいつ………!?




ミカ「……あ、あの……どこに……」


……頼れるのは……

あいつら……


………
とりあえず、一旦落ち着こう。彼女からしたら完全に誘拐だ


月「……ごめん」

ミカ「……い、いいんです!大丈夫です!……よく分からないけど」

月「……そういえば君、なんか僕に用があるんじゃないの?」

ミカ「!!そ、そうでした!」

ミカ「良かったら私とお茶でも……どうです?」

月「お茶……?」


「おちゃ」ってなんだ…?
聞いたことあるような、ないような……
確か、食べ物…?飲み物…?

…まあ、いいか

月「……いいよ」

ミカ「え!ほんとですか!?」

月「うん」


……なんだろう、この人

妙に馴れ馴れしいというか、ベタベタしてくるというか




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