命の物語

ふみゅうひぅ

第62話

あれから全員で状況を整理した

萌花、セブンは戸惑っていた

詩織ちゃんはよく分かっていないっぽい

そして、彼女たちに新たな名前が与えられた……



私達はまだまだ、話したいことがあったけど、その日はもう寝ようってことになった

…流石あの空間の製作者、部屋を人数分ぽんぽん出した……





フォー「…………」



どうして、萌花は死んだんだろう
どうして、どうしてだろう


エイト(萌花)「……えっと、その……フォー…だよね、今は……入っていい?」

フォー「……うん」

エイト「……あのさ、ありがとね…今回は…」

フォー「………」

エイト「………私……」



フォー「………何で?」

エイト「…………」

エイト「…あのあと、あなたがいなくなってから……次に私が標的にされちゃってね」

フォー「!!?」

エイト「なんでフォー…?は、いなくなったんだろうって考えて……」

フォー「…あんた……」

エイト「……そしたら、ある日、「何か」が目の前に現れたの」

フォー「まさか……」

エイト「よくわからないけど、多分その何かに殺されて死んだんだと思う」

フォー「………」




おかしい、私達には関わってないはずだ……

それなのに、どうして……?


……明日ゼロに、相談してみるか…

(みんなにとは思わなかった。萌花もそんな楽しい話じゃないだろうし)



エイト「……ねぇ、今日はここで寝ていい?」

フォー「な、何言ってるの………何でよ」

エイト「ダメとは言わないんだね」

フォー「………」

エイト「だってさ、ずっと…寂しかったから」

フォー「………」


私もだ


フォー「……ごめん、萌花……あの時はあんなこと言っちゃって」

エイト「……ううん、知ってたからいい」

フォー「なんだよ………」




私達は、きっとこれからが大変だと思う

もう1度、皆であの空間に戻らないといけない

ゼロがいてくれるから今は安全だけど、流石に無理させすぎだから

でも、ここから外に出るということはあいつらが………



……強くならないと、守るためにも





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