命の物語

ふみゅうひぅ

第47話


大切なものを失い
大切なものを取り戻し

いつもの部屋に戻る


ファイブ「………!?」

スリー「これは………」


死神の死骸が転がっている


ファイブ「………?これを見てください」

スリー「………これは……」

手紙が置いてあった


「取り戻したければ私の元に来るのだ。詳しい場所は後にメールで知らせる」


スリー「……奴ら、ふざけやがって……!」

ファイブ「……いえ、違います…これは……」

スリー「……!?……まさか…!」







シックス「…………」

少年「………」

シックス「……ごめんね、殴っちゃって…」

少年「………もういいって…」

シックス「……私、人のこと言えないや……」

シックス「………結局、守れなかった」

シックス「殴って……私のこと」

ワンの手が私に向かってくる

シックス「………?」

来るかと思われた衝撃は予想をはるかに下回った

少年「………あなたは悪くない、間違ってない……」

優しく撫でられる

シックス「…………ワン……」

彼が一番辛いだろう
それなのに、私って………








ファイブ「……もう、疑う余地はありません………「この空間を作り出した何者か」です………!」

スリー「………誰か知らねぇけど、藁にもすがりたいんだ………かけてみるか……」

ファイブ「恐らくメールを遅らせるのはあえてでしょう。私たちの体のことを知っているなら、ツーやフォー、あなたたちの傷の回復期間を知っていてもおかしくありません」

スリー「歯がゆいな………」

ファイブ「それに、まだ可能性は残っています……」

スリー「……!!」





大切なことを、思い出した







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