命の物語

ふみゅうひぅ

第43話 狩人編

少年「………(……「変なやつに追われてる、救援求む」…)」

少年「(ツーが黙って出ていったということは、スリーの傷を心配してだろう……だからと言って敵の強さを見誤る様な奴じゃない……きっと帰ってくる……)」

少年「(…………あ、またメール……)」

少年「(………!?………)」

少年「(言うべきか………?)」

スリー「ワン、悪いけどそこの飲み物とってくれるかな」

少年「…あ、うん」

スリー「ありがとう」



シックス「ねぇ、セブン。今度デート行かない?」

少女「……?珍しい、正当な行為で攻めてくるなんて」

シックス「ふふふ…」

少女「なんか怪しい、やめとく」

シックス「ええええええ」



………

犬丸「ワン、話がある」

少年「………」


自室に戻る


少年「……どうしたの?」

犬丸「……さっきのメール……皆に話すという手もあるのじゃぞ…」

少年「………」

犬丸「………もし猫丸たちが夜にまで帰ってこなかったら、どの道分かってしまう事じゃ……」

少年「………でも……」





敵にはまともに話す知力がある
部屋を特定されないためにもしばらく戻らないかもしれない
でも心配しないで、ツーもいるから
もしこれを見たのがスリー以外ならスリーにだけは言わないで






犬丸「………お主1人で悩む必要は無い」

少年「…………確かにこの前みたいに他の死神とは違う、変わった奴らもいるかもしれない……」

少年「…「知力」は厄介だね……」

少年「………でも、今のスリーにそんな奴らと戦う力と「自分を抑える強さ」があるとは思えない。…少し感情的になりすぎてる……」

犬丸「………」

少年「………勿論、出来るだけ単独行動は避けるべき…でも、いざとなったら僕が1人で……。そうなったら力を貸してほしい」

犬丸「………ああ、勿論じゃ」




第44話へ

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品