命の物語

ふみゅうひぅ

第22話

自室の扉を開ける

シックス「はあはあ…クンカクンカ…」

私のベッドに変態がいる……

少女「……現行犯ね」

シックス「やめて〜!ちゃんと下着も返しますから〜!」

少女「下着まで奪ってたのかこの変態!」

シックス「………美味しかったよ…キリッ」

少女「食べたのかよ」

シックス「………本当に嫌なら、こういうことやめるけど」

少女「え……」

どうしたんだろう、急に……

シックス「だってさ……私にはあなたとワンの恋を止める権利なんてないからさ…」

少女「シックスさん…」

シックス「……ごめんね…じゃあね…」

少女「……い、嫌じゃないです!」

シックス「だよね!」

少女「バカ」

シックス「いや〜、思い詰めてるフリでもしないとあなたの本心は聞けないからさ〜」

少女「心理作戦やめてください」

シックス「でも、嫌じゃないんでしょ?」

少女「っ………そ、そういう意味じゃないです……し、シックスさんが喜んでくれるのが嬉しくて……」

シックス「………あんまそういうこと言うと、本気でシちゃうよ」

少女「………」

シックス「……ふふ、可愛い……」

……私には分かる
さっきの思い詰めた目、本気だった……


本当に私のことが好きなんだ……

少女「…あ、あの!本当に私が欲しいなら……それでもいいですよ……ワンだってわかってくれると思うし……」

シックス「セブン………」

シックス「じゃあ、すぐ死んじゃうな、私」

少女「な、何でですか!」

シックス「あなたのこと、本気で守りたいもん」

少女「死んだら許しません」

シックス「冗談だよ、死なないよ、あなたが望むなら……」

少女「あまり下手な冗談言うと下着返してもらいますよ」

シックス「ごめんなさいもう言いません」

少女「ふふ…」

シックス「……」

少女「……」

また、口付けを交わしてしまった
まだワンともしてないのにな……




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