命の物語
第11話
少女「ん……」
月明かりに起こされる
私はあのあとここで生活をすることに決めた 
…私には家族はいない、事故で無くしてしまった
だから家の方はしばらく放ったらかしにしても大丈夫だろう
……どうせ、もう2度と家の扉を開けることは無い
ここが、私の新しい家
夫との愛の巣(冗談)
他の人達もここで暮らしている
因みにまだ彼は眠ってる
隣で寝てもバレなかったかな…
………
今日は色々ありすぎて疲れた…
シックス「こんこん!入るぞー」
シックス「少し話があるんだけど、いいかね?」
少女「あ、はい…」
さっきスリーと話したソファに座った
少女「話って…?」
シックス「ああ、そんな緊張しなくていいよぉ、タメ口でもおっけーだし」
シックス「まあ話ってほどでもないんだけどさぁ……ん、これ」
そう言うと彼女は剣のような物を出した
シックス「セブン氏が眠りについたあと作ったのでござる。時間が無かったからありあわせの素材だけどね…」
少女「あ、ありがとう……」
シックス「それとさ…セブン、君にとって今回のことは突然過ぎてまだ混乱してるだろうけど……正直どう思ってる?本当に正直に話していいよ」
少女「……正直、嬉しいです……私は今まで自分の価値も居場所も見い出せなかったので…いい刺激って言うと変ですけど…。何より彼に…ワンに会えたことが凄く、嬉しいです…」
シックス「……はぁ…」
少女「あ!ごめんなさい!皆さんは命からがら逃げてきたんですよね…ごめんなさい」
シックス「いやいや、違う違う、敬語使うなってことー。それに逃げてた時にはもう死んでたよ」
少女「……」
シックス「それにそういう感想が聞けてよかったよ」
少女「どういう事ですか?」
シックス「敬語」
少女「ごめん…」
シックス「だってこんな現実離れしていて常軌を逸している体験なんてそうそうないからね、下手したら耐えきれなくて死んじゃうかもしれない」
シックス「……なんで先に武器を渡したかわかる?」
少女「…?なんで…?」
シックス「……君がもし「嫌だよ」とか「辛い」とか言い出したらここから逃がそうと思ったから。だからこんな遅くに話したんだ、皆に止められるかもしれないからね。その剣もせめて少しでも長生き出来るよう、もしくは楽に……いや、やめておこう」
少女「……」
シックス「…どうしたの?」
少女「シックスさんって…本当は物凄く賢かったり強かったりしない?」
シックス「何それぇ!つまり普段私がバカで弱っちく見えるってことぉ?」
少女「あはは…」
シックス「……強くも賢くもないよ。だって素性も知らない女の子に武器渡しちゃうんだもん、もしかしたらそれで殺されちゃうかもしれないのに。……だって、知らない女の子の…居場所になってあげたいって思っちゃうんだから…」
少女「シックスさん……」
少女「最初会った時は、ごめん…私、冗談が通じない性格で……でも私、あなたと上手くやっていけるように頑張…」
急に唇を指で触れられ言葉を止められる
シックス「もう君だけが頑張る必要はないの…無理しないで…」
少女「う、うんっ…///」
私はなんだか恥ずかしくなり目をそらした
その目線の先にさっきまで気付かなかったのだが、テーブルの上に本が置いてあった
少女「(「女と女の禁断の恋」……は?)」
目線をシックスの方に戻すと
シックス「んー…」
彼女が今にもキスしそうな感じで顔を近づけていた
少女「い、嫌だぁぁぁぁ!」
この人達と、特に彼女いると疲れる
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月明かりに起こされる
私はあのあとここで生活をすることに決めた 
…私には家族はいない、事故で無くしてしまった
だから家の方はしばらく放ったらかしにしても大丈夫だろう
……どうせ、もう2度と家の扉を開けることは無い
ここが、私の新しい家
夫との愛の巣(冗談)
他の人達もここで暮らしている
因みにまだ彼は眠ってる
隣で寝てもバレなかったかな…
………
今日は色々ありすぎて疲れた…
シックス「こんこん!入るぞー」
シックス「少し話があるんだけど、いいかね?」
少女「あ、はい…」
さっきスリーと話したソファに座った
少女「話って…?」
シックス「ああ、そんな緊張しなくていいよぉ、タメ口でもおっけーだし」
シックス「まあ話ってほどでもないんだけどさぁ……ん、これ」
そう言うと彼女は剣のような物を出した
シックス「セブン氏が眠りについたあと作ったのでござる。時間が無かったからありあわせの素材だけどね…」
少女「あ、ありがとう……」
シックス「それとさ…セブン、君にとって今回のことは突然過ぎてまだ混乱してるだろうけど……正直どう思ってる?本当に正直に話していいよ」
少女「……正直、嬉しいです……私は今まで自分の価値も居場所も見い出せなかったので…いい刺激って言うと変ですけど…。何より彼に…ワンに会えたことが凄く、嬉しいです…」
シックス「……はぁ…」
少女「あ!ごめんなさい!皆さんは命からがら逃げてきたんですよね…ごめんなさい」
シックス「いやいや、違う違う、敬語使うなってことー。それに逃げてた時にはもう死んでたよ」
少女「……」
シックス「それにそういう感想が聞けてよかったよ」
少女「どういう事ですか?」
シックス「敬語」
少女「ごめん…」
シックス「だってこんな現実離れしていて常軌を逸している体験なんてそうそうないからね、下手したら耐えきれなくて死んじゃうかもしれない」
シックス「……なんで先に武器を渡したかわかる?」
少女「…?なんで…?」
シックス「……君がもし「嫌だよ」とか「辛い」とか言い出したらここから逃がそうと思ったから。だからこんな遅くに話したんだ、皆に止められるかもしれないからね。その剣もせめて少しでも長生き出来るよう、もしくは楽に……いや、やめておこう」
少女「……」
シックス「…どうしたの?」
少女「シックスさんって…本当は物凄く賢かったり強かったりしない?」
シックス「何それぇ!つまり普段私がバカで弱っちく見えるってことぉ?」
少女「あはは…」
シックス「……強くも賢くもないよ。だって素性も知らない女の子に武器渡しちゃうんだもん、もしかしたらそれで殺されちゃうかもしれないのに。……だって、知らない女の子の…居場所になってあげたいって思っちゃうんだから…」
少女「シックスさん……」
少女「最初会った時は、ごめん…私、冗談が通じない性格で……でも私、あなたと上手くやっていけるように頑張…」
急に唇を指で触れられ言葉を止められる
シックス「もう君だけが頑張る必要はないの…無理しないで…」
少女「う、うんっ…///」
私はなんだか恥ずかしくなり目をそらした
その目線の先にさっきまで気付かなかったのだが、テーブルの上に本が置いてあった
少女「(「女と女の禁断の恋」……は?)」
目線をシックスの方に戻すと
シックス「んー…」
彼女が今にもキスしそうな感じで顔を近づけていた
少女「い、嫌だぁぁぁぁ!」
この人達と、特に彼女いると疲れる
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