命の物語

ふみゅうひぅ

第10話

?「ただいまー」

?「ただいまでござる」

今度は2人入ってきた
どうやら2人とも女性のようだ

スリー「お、フォー、シックス、おかえり」

フォー「?なに、ワンのびてんじゃん」

シックス「全く…いつまで寝てるのかのぴー怒るお!プンプン!」

かのぴー?
……は?

少女「ちょっとどういう事ですか?」

シックス「な、何ですかあなた、新聞はいらないわよ!」

スリー「ちょっと落ち着いて!冗談だよ…シックスはいつもこんな感じなんだよ」

少女「……」

フォー「てかそいつ誰?ワンの彼女?」

少女「そうです」

スリー「はいはい落ち着こうね。このあれだよ、ワンが言ってた娘。聞いたでしょ」

フォー「いや、私食料の当番だから知んない」

スリー「ああ、そうだっけか…大丈夫だった?」

フォー「いつもよりかは少なかったよ、3体ぐらいヤったかな」

シックス「わたひは…モグモグ…5体だほ…モグモグ…」

フォー「あ!何勝手に食べてんの、それ私のなんだけど」

シックス「やめて、乱暴しちゃや!」

フォー「誤解生むような言い方やめろ!」


少女「……」

なんだこの人達…



スリー「あはは…ここだと落ち着かないから向こう行こうか」

少女「は、はい…」

さっき彼が運ばれた反対側のソファに座った

スリー「とりあえずある程度はワンから聞いてるとは思うけど…とりあえず自己紹介しようかな。みんな数字で呼びあってるんだ」

スリー「まずここで君に堕とされて眠ってるワン。彼は僕たちを誘って冥界脱出を図ったんだ。まあ彼が言わなくてもみんな各自で逃げただろうけど…とにかくリーダー的な存在…かな?」

スリー「そしてあそこで飲んでるのがツー。彼はかなり大昔に生きて大昔に死んだ、といってもその分賢いとかはないけどね、人を斬ることぐらいしかしてなかったらしいから。だからこの中では一番強いかな。いつもつんつんしてるけど本当はめちゃくちゃ良い奴だから」

スリー「そしてこの僕、スリー。生前はホストをやってました、よろしくね。あ、ごめん、名刺持ってないんだよー」

少女「いやいらないです…」

スリー「ワンのなんだけど」

少女「ください」

スリー「冗談だよ、てか無いって」

スリー「そして向こうで話してる1人、あのポニテの娘、フォー。彼女も戦闘が得意でねー、怒らせたら怖いよー。…そしてここだけの話、面倒な当番が回ってきたら彼女に押し付けるといいよ」

フォー「聞こえてんぞー」

スリー「あはは…」

スリー「そしてシックス。メガネをかけてる娘ね。さっき君をブチ切れさせた娘だね。彼女はああ見えても万能でねぇ…情報収集も得意、戦闘も得意、そしてこれが凄いんだけど、物作りがすごい上手いんだ。僕が使ってるこの銃も彼女のお手製なんだよ。凄いよー、彼女は。」

少女「へぇ、それは凄いですね」

スリー「でもね気をつけて、間違っても料理だけは作らせちゃダメ。あれはまた冥界に戻っちゃうよ…」

少女「はあ…」

そこで疑問に気づく

少女「あの…ファイブは…?」

スリー「あー、ごめんごめん、ファイブはバーテンダーしてる彼ね。彼は生前もバーテンダーしてたから食事関係は彼におまかせ。情報収集能力では彼が1番かな」

スリー「そして…セブン、君だ」

少女「え?私?」

スリー「当然。だって君だってもう仲間だからね」

少女「……」

確かにそうだろう
あんな化け物たちに狙われて、彼らの助けもなく生きていく自信なんて私にはない

スリー「ま、僕が守るから安心して、セブン」



そして施設のことをある程度教えてもらったり、食料調達や掃除の当番表を渡されたりした

感想は……

この人達といると疲れそう




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