異世界スキルガチャラー
侵入直前 最終確認
『それじゃあ、行ってみますか?それともまだ準備します?』
妖精サイズのナビゲーターが周囲を飛び回りながら聞いてくる。
「そうだな、まず、戦闘スキルの確認とセットでもするか」
啓斗は「スキルセット」を呼び出す。
『スキルセットモードに移行する時は私に一声かけてくだされば大丈夫なので、ここぞという時用だと思ってください』
ナビゲーターの説明を聞きつつ、スキルセット枠に強力スキルを移動させていく。
UR【ソニックブースト】
SR【緋色ノ銃弾】
SR【騎士王剣技】
SR【マジックエンチャント】
R【マジックソード】
ここまでは今まで使用したスキルだ。
残り5枠には新URをセットする。
【サウザンドダガー】
名前の通り、1000本のダガーナイフを召喚して操る魔法。
エンチャントを付与すればバリエーションは多岐に渡る。
【P・カウンターバリア】
相手から受けた物理的ダメージの50%を相手に返すバリアを展開する。
ただし、あくまでカウンターなのでダメージが軽減されるわけではない。
【貫通増強】
自分の使う武器の「貫通力」の値を上げる。
皮膚の硬いモンスターや鎧を纏う敵を相手に剣で戦う際に特に有効。
【ボルテージ】
発動すると、1秒に1%ずつ攻撃力が上昇する。
最大で300%まで上がり、MAX状態は30秒持続する。
【ジャストシールド】
敵のいかなる攻撃も防ぐシールドを前方に一瞬だけ展開する。
「ジャスト」の名前の通り、展開するタイミングが非常に重要。
かなりボス戦に特化したラインナップになった。
【サウザンドダガー】とエンチャントを施した【マジックソード】で戦い、【ジャストシールド】や【P・カウンターバリア】で持ち堪え、【緋色ノ銃弾】も使用する。
唯一の欠点は、
「回復魔法が無い……まずいな……」
『そうですねぇ、ダメージは最小限に抑えた方が宜しいかと。MPには上限がありますし』
そこで、そういえばと思い出すことがあった。
「なあ、MP消費って具体的にどうなってるんだ?」
『ああ、説明してませんでしたね。MPは、大体レアリティで消費量が決まってます』
『ただし、持続型魔法は個別に毎秒のMP消費があります。じゃあ、レアリティ別の消費量をスキルセット画面に追加しときますね』
『個別に消費量が設定されているスキルは、スキル説明欄に書いてるのでそちらは確認してくださいねー』
啓斗はそのまま消費MPの確認に入る。
レアリティ別MP消費
N 10MP
R 50MP
SR 150MP
UR 300MP
TR 600MP
(最大値が10000だから……意外と使い放題かもな)
啓斗がそんな風に考えていると、ナビゲーターが口を挟む。
『ちなみに言うと、今は奪われてしまった【ドッペルメイカー】ですが……』
『分身を1人作る度に20MP使うんです。最初の時に100人も作るから、一気に2000MPも使っちゃったわけなんですよねぇ』
啓斗は【ドッペルメイカー】の説明をスキル図鑑から見ようとしたが、スキル名の上に「snatched」と書かれており閲覧できない。
「なあ、ナビゲーター。説明が色々と足りないんじゃないか?」
『あはぁ、すいません。こちらもこちらで忘れてまして。スキルシステムに疑問があれば何でもどうぞ。すぐお答えします』
啓斗は持続型魔法のMP消費も確認する。
【マジックソード】
使用時50MP消費後、1分ごとに2MP消費
【貫通増強】
使用時300MP消費後、30秒ごとに10MP消費
(覚えることが多いな……スキル内容の記憶で既にパンク寸前なんだが……)
『啓斗様、今「覚えきれるか?」って心配になりました?』
ナビゲーターに悩みを的確に当てられ、啓斗は嫌そうな顔をした。
『ちょ、そんなに嫌悪感丸出しにしないで下さい。私がサポートしますって言おうとしたんですよ』
『啓斗様のMP消費量や持続消費を私が良いタイミングでお教えしますので、ご安心ください!』
啓斗の目の前でビシッと親指を立てて見せる。
「……じゃあ、頼むぞ。戦闘中にもしっかり報告してくれよ」
『お任せ下さい!しっかりと啓斗様をナビゲートして見せます!』
自信満々のナビゲーターと、やや疲れ気味な啓斗。
そんな雰囲気の中、啓斗はダンジョンの第一階層へと降りていった。
妖精サイズのナビゲーターが周囲を飛び回りながら聞いてくる。
「そうだな、まず、戦闘スキルの確認とセットでもするか」
啓斗は「スキルセット」を呼び出す。
『スキルセットモードに移行する時は私に一声かけてくだされば大丈夫なので、ここぞという時用だと思ってください』
ナビゲーターの説明を聞きつつ、スキルセット枠に強力スキルを移動させていく。
UR【ソニックブースト】
SR【緋色ノ銃弾】
SR【騎士王剣技】
SR【マジックエンチャント】
R【マジックソード】
ここまでは今まで使用したスキルだ。
残り5枠には新URをセットする。
【サウザンドダガー】
名前の通り、1000本のダガーナイフを召喚して操る魔法。
エンチャントを付与すればバリエーションは多岐に渡る。
【P・カウンターバリア】
相手から受けた物理的ダメージの50%を相手に返すバリアを展開する。
ただし、あくまでカウンターなのでダメージが軽減されるわけではない。
【貫通増強】
自分の使う武器の「貫通力」の値を上げる。
皮膚の硬いモンスターや鎧を纏う敵を相手に剣で戦う際に特に有効。
【ボルテージ】
発動すると、1秒に1%ずつ攻撃力が上昇する。
最大で300%まで上がり、MAX状態は30秒持続する。
【ジャストシールド】
敵のいかなる攻撃も防ぐシールドを前方に一瞬だけ展開する。
「ジャスト」の名前の通り、展開するタイミングが非常に重要。
かなりボス戦に特化したラインナップになった。
【サウザンドダガー】とエンチャントを施した【マジックソード】で戦い、【ジャストシールド】や【P・カウンターバリア】で持ち堪え、【緋色ノ銃弾】も使用する。
唯一の欠点は、
「回復魔法が無い……まずいな……」
『そうですねぇ、ダメージは最小限に抑えた方が宜しいかと。MPには上限がありますし』
そこで、そういえばと思い出すことがあった。
「なあ、MP消費って具体的にどうなってるんだ?」
『ああ、説明してませんでしたね。MPは、大体レアリティで消費量が決まってます』
『ただし、持続型魔法は個別に毎秒のMP消費があります。じゃあ、レアリティ別の消費量をスキルセット画面に追加しときますね』
『個別に消費量が設定されているスキルは、スキル説明欄に書いてるのでそちらは確認してくださいねー』
啓斗はそのまま消費MPの確認に入る。
レアリティ別MP消費
N 10MP
R 50MP
SR 150MP
UR 300MP
TR 600MP
(最大値が10000だから……意外と使い放題かもな)
啓斗がそんな風に考えていると、ナビゲーターが口を挟む。
『ちなみに言うと、今は奪われてしまった【ドッペルメイカー】ですが……』
『分身を1人作る度に20MP使うんです。最初の時に100人も作るから、一気に2000MPも使っちゃったわけなんですよねぇ』
啓斗は【ドッペルメイカー】の説明をスキル図鑑から見ようとしたが、スキル名の上に「snatched」と書かれており閲覧できない。
「なあ、ナビゲーター。説明が色々と足りないんじゃないか?」
『あはぁ、すいません。こちらもこちらで忘れてまして。スキルシステムに疑問があれば何でもどうぞ。すぐお答えします』
啓斗は持続型魔法のMP消費も確認する。
【マジックソード】
使用時50MP消費後、1分ごとに2MP消費
【貫通増強】
使用時300MP消費後、30秒ごとに10MP消費
(覚えることが多いな……スキル内容の記憶で既にパンク寸前なんだが……)
『啓斗様、今「覚えきれるか?」って心配になりました?』
ナビゲーターに悩みを的確に当てられ、啓斗は嫌そうな顔をした。
『ちょ、そんなに嫌悪感丸出しにしないで下さい。私がサポートしますって言おうとしたんですよ』
『啓斗様のMP消費量や持続消費を私が良いタイミングでお教えしますので、ご安心ください!』
啓斗の目の前でビシッと親指を立てて見せる。
「……じゃあ、頼むぞ。戦闘中にもしっかり報告してくれよ」
『お任せ下さい!しっかりと啓斗様をナビゲートして見せます!』
自信満々のナビゲーターと、やや疲れ気味な啓斗。
そんな雰囲気の中、啓斗はダンジョンの第一階層へと降りていった。
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