名無しの英雄
26話
数日後…
今日は武道大会の予選日だ
明日から本戦が始まる
俺らは予選の対戦表を見ていた
「で、なんでスズの名前がここにあるんだ?」
「えーとね…主人様がいない時に受付さんに声かけられて、参加する事にしたの」
まぁスズは嫌でも目立つからな……装備とかのせいで
「ま、いいけどな」
「うん!SSランクはどれだけ強いのか気になっていたの!」
「あぁ、それは俺も気になっているな」
国を1つ滅ぼすのに最低SSランクの力が必要だからな
「出来るなら全帝とも戦いたいよね!」
「まぁな、でもこれまでの歴史で全帝に勝ったヤツはいないって話だけどな…」
どのだけ強いのやら
武道大会はリーグ戦で行われる
だから勝ち進んでいけば何れスズとも当たる
まぁ負ける気はないが……
大会の禁止事項は特に無い。武器を持ち込んでもいい。会場には特殊な結界が張られていて死んでも生き返るようになっている。
初代全帝が張ったらしいが……どれだけ凄いんだよ…
試合の勝敗は降参か気絶か死亡だ。
俺は3番目の試合でスズは最後の試合となっている
スズと当たるとしたら決勝戦だな
会場はコロッセオのような造りになっていて観客がたくさんは入れるようになっている
会場自体はそこまで古くは無いような印象だった
さて、そろそろ武道大会が始まる頃だ
試合を見てどんなレベルなのか図る必要があるな
「主人様!始まるよ!」
俺は黙って見る
「さあ!今年も始まりました!武道大会!優勝は誰になるのでしょうか!?」
あの司会さんテンション高いなぁ
正直煩い
「では、1試合目を開始します!赤コーナーは《怪力》のルー選手です!青コーナーはサム選手です!」
こうやって二つ名持ちは司会に呼ばれる
だから嫌だったんだ二つ名なんて…
「では、始め!」
司会がそう言った瞬間にサムはルーに突っ込んでいき剣を振るうが、それをルーは危なげなく避ける
サムの武器は長剣だがルーの武器は長い斧だ。一撃は斧の方が高いし射程も長い一見ルーの方が有利に見えるが……
「はっ!当たんねぇよ!」
サムは身軽にルーの斧を掻い潜っては攻撃している
が、ルーもそれを躱す
てか、よくあんな重そうな斧を持てるな…
サムはルーの斧を躱し、一旦離れて
「<強化>!」
と魔法を使う
強化は少しだけ全体のステータスを上げるというものだ。あまり強い魔法ではないな
サムはルーに突撃する
一瞬ルーが笑ったように思えた
「<土壁>」
とルーが目の前に壁を作る
「なっ!」
止まれないサムは壁に突っ込んで頭を打ち付ける
「ふっ!」
そしてルーは思いっきり斧をサムに振り下ろす
あ、死んだなこれ…
しばらくすると会場の真ん中にサムが生き返る
「あー、負けたなー」
そう言って2人とも握手している
「おい、躊躇なく斧振り下ろしたぞ?アイツ」
「うん、戸惑いはなかったよね」
「理解してて少しは躊躇しそうなんだけどな」
「慣れなのかもねー」
あぁ、確かに慣れはあるかもな
「……て、次勝ったらアイツと当たるんだけど?」
「うん、頑張ってね。主人様!」
えー、アイツとやるのか……イヤだな…
そろそろ2試合目も始まりそうだが俺の試合が近くなってきたので控え室に向かう
通路を歩いていると白いフードを被ったヤツとすれ違う
「?」
すれ違った瞬間なんか違和感を感じたが……気のせいかな…
俺は気にせずに控え室に向かって行った
今日は武道大会の予選日だ
明日から本戦が始まる
俺らは予選の対戦表を見ていた
「で、なんでスズの名前がここにあるんだ?」
「えーとね…主人様がいない時に受付さんに声かけられて、参加する事にしたの」
まぁスズは嫌でも目立つからな……装備とかのせいで
「ま、いいけどな」
「うん!SSランクはどれだけ強いのか気になっていたの!」
「あぁ、それは俺も気になっているな」
国を1つ滅ぼすのに最低SSランクの力が必要だからな
「出来るなら全帝とも戦いたいよね!」
「まぁな、でもこれまでの歴史で全帝に勝ったヤツはいないって話だけどな…」
どのだけ強いのやら
武道大会はリーグ戦で行われる
だから勝ち進んでいけば何れスズとも当たる
まぁ負ける気はないが……
大会の禁止事項は特に無い。武器を持ち込んでもいい。会場には特殊な結界が張られていて死んでも生き返るようになっている。
初代全帝が張ったらしいが……どれだけ凄いんだよ…
試合の勝敗は降参か気絶か死亡だ。
俺は3番目の試合でスズは最後の試合となっている
スズと当たるとしたら決勝戦だな
会場はコロッセオのような造りになっていて観客がたくさんは入れるようになっている
会場自体はそこまで古くは無いような印象だった
さて、そろそろ武道大会が始まる頃だ
試合を見てどんなレベルなのか図る必要があるな
「主人様!始まるよ!」
俺は黙って見る
「さあ!今年も始まりました!武道大会!優勝は誰になるのでしょうか!?」
あの司会さんテンション高いなぁ
正直煩い
「では、1試合目を開始します!赤コーナーは《怪力》のルー選手です!青コーナーはサム選手です!」
こうやって二つ名持ちは司会に呼ばれる
だから嫌だったんだ二つ名なんて…
「では、始め!」
司会がそう言った瞬間にサムはルーに突っ込んでいき剣を振るうが、それをルーは危なげなく避ける
サムの武器は長剣だがルーの武器は長い斧だ。一撃は斧の方が高いし射程も長い一見ルーの方が有利に見えるが……
「はっ!当たんねぇよ!」
サムは身軽にルーの斧を掻い潜っては攻撃している
が、ルーもそれを躱す
てか、よくあんな重そうな斧を持てるな…
サムはルーの斧を躱し、一旦離れて
「<強化>!」
と魔法を使う
強化は少しだけ全体のステータスを上げるというものだ。あまり強い魔法ではないな
サムはルーに突撃する
一瞬ルーが笑ったように思えた
「<土壁>」
とルーが目の前に壁を作る
「なっ!」
止まれないサムは壁に突っ込んで頭を打ち付ける
「ふっ!」
そしてルーは思いっきり斧をサムに振り下ろす
あ、死んだなこれ…
しばらくすると会場の真ん中にサムが生き返る
「あー、負けたなー」
そう言って2人とも握手している
「おい、躊躇なく斧振り下ろしたぞ?アイツ」
「うん、戸惑いはなかったよね」
「理解してて少しは躊躇しそうなんだけどな」
「慣れなのかもねー」
あぁ、確かに慣れはあるかもな
「……て、次勝ったらアイツと当たるんだけど?」
「うん、頑張ってね。主人様!」
えー、アイツとやるのか……イヤだな…
そろそろ2試合目も始まりそうだが俺の試合が近くなってきたので控え室に向かう
通路を歩いていると白いフードを被ったヤツとすれ違う
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