花弔風月

T木S夫

初めに――私とカノジョの注意事項

 私とカノジョの馴れ初めをここでとやかく言うつもりは無い。昔の痴態を掘り起こす事など、羞恥心で頬が燃えてしまう。

 もし、今の私が高校生の頃の私を見たのなら、全力で走り寄り、その頬を殴り飛ばす事を望むに違いないのだ。

 皆様にご注意願いたいのは、今から私が語るのは私とカノジョの愛物語であり、恋物語では無い事である。

 ただ、これから私達の話を聞いてもらうに当たって注意事項を先に話してしまうなら、カノジョ、望月風香は壊れていたのだ。


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