異世界転移するような人が平凡な高校生だと思った?
19話 脅威 III
「ここが....安全地帯....?」
ティファについて行きたどり着いた所は、どう見てもただの広間だった。
「なぁ、ここほんとに魔物が湧かないのか?ただ広くなっただけじゃないか?」
「見た目はただ開けた洞窟だけど正真正銘ここは安全地帯よ。それにここはこんなんだけど、緑の豊かな安全地帯だってあるわ。」
「へぇ〜、今度行ってみたいな。     
んじゃ、早速作戦を練るか?」
「そうね。でももう大体作戦は決まってるのよ。」
準備いいな。いや、ずっと考えて動いていたのかもしれない。流石銀ランク。
「まずはあなたが突っ込む。そして危険だったら私が横槍を入れて倒す。以上よ。」
だめだこりゃ。
「ティファ、作戦って知ってるか?」
「大丈夫よ。レベル90でも100でもミノタウロスはミノタウロスだもの。力だけは脅威だけど単純な動きしかしないわ。
だから必要なのはミノタウロスの行動パターンとあの肉体を断ち切れるほどの剣よ。はい、これ」
そう言ってティファは俺に剣を渡してきた。ってか今どこからその剣だした。
「これは?」
「貸しておくわ。これならミノタウロスも切れるから。」
「あぁ、じゃあ使わせてもらうよ。」
俺は剣を受け取り早速抜いて少しでも感覚を慣れさせるために何回が振った。
「じゃあ私もやりますか。」
「...そう言えばティファは強化魔法を何度も重ねがけするとか言っていたか?」
「そうよ。私は魔法は苦手だから身体強化だけをかけてるの。魔力量は少し自信があるからそれで重ねがけして魔物を圧倒するってのが私の戦法。」
「まじでゴリ押し脳筋だな......」
「何か言ったかしら?」
ティファはニッコリと微笑みながら剣を向けてきた。
「何でもないです!!」
「いいから剣の素振りでもしてなさい!」
「イエッサー!!」
「たく......」
祐が剣を振りに少し離れて行くのを見ながらティファは頭を切り替えて強化魔法を唱え始める。
「ブースト......ブースト......ブースト...................脳筋じゃないもん(ボソッ)」
だが少しだけ気にしているティファであった。
*******************
「準備は出来たわね?」
「あぁ、バッチリだ。」
二人共戦闘準備が終わり先程のミノタウロスの近くまで来ていた。
「作戦はさっき言った通りよ。死ぬ心配はないと思って突っ走りなさい。」
「.....なぁ」
「なに?」
「魔物って睡眠とるのか?」
「はい?取るわけないでしょ?魔物よ?」
「ならなんであのミノタウロスは潜伏してない俺の視線に気づかないんだ?」
「.....」
見てみると確かにミノタウロスは体を丸め寝ているような雰囲気だった。
「なにか....おかしいわね。ミノタウロスに限ってあんな行動有り得ないのだけど.....」
それに思い返せばミノタウロスの周りの剣も不自然だ。冒険者の残骸と言うよりはそれを盗んで近くに刺しておき、まるで自分が使うためのように見える。
「....作戦変更よ。あのミノタウロスは私が倒すわ。」
「え?」
「ユウは20階層のミノタウロスを倒せばいいわ。わざわざここで危険を負う必要も無い。」
「でも何か手伝えることは?」
「それは───」
言い終える前に前進する構えをするティファ。
「──戦ってからでないと分からないわね!!」
ズドンッ!
地面がえぐれるともにティファはすごい速度を出してミノタウロスに接近した。
「寝てるならそれはそれで好機!死になさい!」
そしてティファの剣がミノタウロスの首に当たるその瞬間──
「なっ!?」
ギィィン!という音とともにティファの剣は、ミノタウロスが持っていた剣により止められた。
「グルルル!」
だがその時ティファには見えていなかった。ミノタウロスのもう一方の手にも剣が握られていたことに。
「ティファ...!!   くそっ!」
ティファが気づいた頃には自分の真上から振り下ろされている大剣が────
──あぁ、これはもう間に合わない。
ティファの脳はこの剣を避けられないと判断して動きを止めた。
「───間に合えぇぇええええ!!!!」
だが諦めていない男がいた。その男はティファにタックルしてぶっ飛ばす。
そしてミノタウロスの攻撃を剣で守ろうとするが──
バリィィィン!と嫌な音を鳴らしながらその剣は粉々に砕けた。
「──ユウ!?」
そしてミノタウロスの勢いのあまり過ぎた大剣が俺と、地面ごとぶち抜く。ダンジョンにはたまに何層も下に落ちる穴がある。基本、ダンジョンは崩れることは無い。修復するからだ。だが修復している間、どこかが脆くなることがある。そしてその地面を刺激すると───崩れ落ちる。
俺はミノタウロスと一緒に崩れ落ちて行った。
ティファについて行きたどり着いた所は、どう見てもただの広間だった。
「なぁ、ここほんとに魔物が湧かないのか?ただ広くなっただけじゃないか?」
「見た目はただ開けた洞窟だけど正真正銘ここは安全地帯よ。それにここはこんなんだけど、緑の豊かな安全地帯だってあるわ。」
「へぇ〜、今度行ってみたいな。     
んじゃ、早速作戦を練るか?」
「そうね。でももう大体作戦は決まってるのよ。」
準備いいな。いや、ずっと考えて動いていたのかもしれない。流石銀ランク。
「まずはあなたが突っ込む。そして危険だったら私が横槍を入れて倒す。以上よ。」
だめだこりゃ。
「ティファ、作戦って知ってるか?」
「大丈夫よ。レベル90でも100でもミノタウロスはミノタウロスだもの。力だけは脅威だけど単純な動きしかしないわ。
だから必要なのはミノタウロスの行動パターンとあの肉体を断ち切れるほどの剣よ。はい、これ」
そう言ってティファは俺に剣を渡してきた。ってか今どこからその剣だした。
「これは?」
「貸しておくわ。これならミノタウロスも切れるから。」
「あぁ、じゃあ使わせてもらうよ。」
俺は剣を受け取り早速抜いて少しでも感覚を慣れさせるために何回が振った。
「じゃあ私もやりますか。」
「...そう言えばティファは強化魔法を何度も重ねがけするとか言っていたか?」
「そうよ。私は魔法は苦手だから身体強化だけをかけてるの。魔力量は少し自信があるからそれで重ねがけして魔物を圧倒するってのが私の戦法。」
「まじでゴリ押し脳筋だな......」
「何か言ったかしら?」
ティファはニッコリと微笑みながら剣を向けてきた。
「何でもないです!!」
「いいから剣の素振りでもしてなさい!」
「イエッサー!!」
「たく......」
祐が剣を振りに少し離れて行くのを見ながらティファは頭を切り替えて強化魔法を唱え始める。
「ブースト......ブースト......ブースト...................脳筋じゃないもん(ボソッ)」
だが少しだけ気にしているティファであった。
*******************
「準備は出来たわね?」
「あぁ、バッチリだ。」
二人共戦闘準備が終わり先程のミノタウロスの近くまで来ていた。
「作戦はさっき言った通りよ。死ぬ心配はないと思って突っ走りなさい。」
「.....なぁ」
「なに?」
「魔物って睡眠とるのか?」
「はい?取るわけないでしょ?魔物よ?」
「ならなんであのミノタウロスは潜伏してない俺の視線に気づかないんだ?」
「.....」
見てみると確かにミノタウロスは体を丸め寝ているような雰囲気だった。
「なにか....おかしいわね。ミノタウロスに限ってあんな行動有り得ないのだけど.....」
それに思い返せばミノタウロスの周りの剣も不自然だ。冒険者の残骸と言うよりはそれを盗んで近くに刺しておき、まるで自分が使うためのように見える。
「....作戦変更よ。あのミノタウロスは私が倒すわ。」
「え?」
「ユウは20階層のミノタウロスを倒せばいいわ。わざわざここで危険を負う必要も無い。」
「でも何か手伝えることは?」
「それは───」
言い終える前に前進する構えをするティファ。
「──戦ってからでないと分からないわね!!」
ズドンッ!
地面がえぐれるともにティファはすごい速度を出してミノタウロスに接近した。
「寝てるならそれはそれで好機!死になさい!」
そしてティファの剣がミノタウロスの首に当たるその瞬間──
「なっ!?」
ギィィン!という音とともにティファの剣は、ミノタウロスが持っていた剣により止められた。
「グルルル!」
だがその時ティファには見えていなかった。ミノタウロスのもう一方の手にも剣が握られていたことに。
「ティファ...!!   くそっ!」
ティファが気づいた頃には自分の真上から振り下ろされている大剣が────
──あぁ、これはもう間に合わない。
ティファの脳はこの剣を避けられないと判断して動きを止めた。
「───間に合えぇぇええええ!!!!」
だが諦めていない男がいた。その男はティファにタックルしてぶっ飛ばす。
そしてミノタウロスの攻撃を剣で守ろうとするが──
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そしてミノタウロスの勢いのあまり過ぎた大剣が俺と、地面ごとぶち抜く。ダンジョンにはたまに何層も下に落ちる穴がある。基本、ダンジョンは崩れることは無い。修復するからだ。だが修復している間、どこかが脆くなることがある。そしてその地面を刺激すると───崩れ落ちる。
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コメント
小説書いてみたいけど内容が浮かばない人
やばいじゃん