初恋なんて叶わない!と、思っていたのに・・・!?
今回の日程の確認のはずが・・・?
隣国の内情はわかったが、今回のことについて触れていない。
「ねえ、隣国の内情については分かったけど今回の旅の目的はそれに関するってことよね?」
「あぁ、まぁ関係するかしないかって聞かれるとしてはいるが、今回の目的はアイル様これまでのことに関しての断罪とカールシオ王との離婚を進める事が目的だが、それともう一つ別にジェラーリストの妃選び、次期ラミリアス王太子妃を選ぶためのパーティーへの参加のためでもあるんだ」
「・・・え?」
アイルの断罪とカールシオ王との離婚を進めるための目的だけならまだ理解出来るが、まさかそこに自分の事が絡んでいただなんて・・・。
途中まで理解出来ていたシエリルの頭脳はカイルからの最後の言葉でショート寸前まで来ていた。
「いきなりこんなこと言ったら、ジェラーリストのことを今でも想っているリルが熱を出すかもしれないから言いたくなかったんだよ。」
言いたくなかった理由を言ったガブリエルは、シエリルの秘めた想いをさらりと言ってしまった。
「は、え、何いっているのリエル?」
頬を赤らめているシエリルのもの凄い動揺っぷりにガブリエルは思わず笑いをこぼした。
「ん?だって、リル。ジェラがこっちにいる間ずーっとジェラにくっついていたし、リルのジェラに対する視線が熱を含んでいるように見えたからね。間違ってはいないでしょ?
君のことが好きなやつがすぐ傍にいるのに、全然気が付かないし・・・寂しかったなぁ~」
まさか自分の行動でバレていたとは思っていなかったシエリルは、更に頬を赤らめ体温が上がっていくのを感じた。
まさかリエルにバレていただなんて、恥ずかしい・・・。・・・あれ?ちょっと待って私のことが好きな人が傍にいたってどうゆうこと?
ガブリエルの言葉に気になる部分があったシエリルはガブリエルに聞き直した
「リエル、私のことが好きな人がいたってどうゆうこと?」
「・・・はぁ。ここまで言わせておいてまだ気が付かないんだね。」
「・・・?」
「僕は君のことが好きなんだよ」
「・・・え?それは友達として、でしょ?」
シエリルの鈍さはこの国で最も鈍かったらしい
「・・・違うよ。僕、いや俺は恋愛対象として、1人の女性として君のことが好きなんだ。返事は今じゃなくてもいいよ?焦らずゆっくりと考えてみて?
まぁ、君のことが好きなやつは俺だけじゃないよ?ねぇ、カイル?」
「!?」
ガブリエルにいきなり話を振られたカイルはビクリと肩を震わせ、こちらを向いた。
「な、何で俺にふ、振るんだ」
「あれれぇ?何でそんなに震えちゃってるのぉ?誰もカイルとは言ってないしょ?」
ガブリエルの口車にのせられ、オーバーリアクションをとってしまったカイルは、しまったという顔をしてシエリルの方を見た。
シエリルは、ガブリエルの言葉とカイルの反応のみで理解したらしく、しゃがんで俯いてしまっていた。
「ねぇ、カイル。ここで何も言わなかったら、そこら辺に居るただのヘタレと同じだよ?言うならさっさと言えよな」
「そんなことは分かってるよ!
リル・・・シエリルこっちを向いて?」
カイルの言葉にシエリルはそっと顔を上げた。
「俺はシエリルの事が好きだ。友人としてではなく恋愛対象として、好きなんだ。ジェラーリストのことが忘れられなくてもいい。今すぐに返事が欲しいとは言わない。シエリルの決心がついたその時に返事を聞かせて欲しい」
いつになく、真剣な顔でまっすぐと言うカイルに頬を赤らめつつも頷き言った。
「カイル、ガブリエル。こんな私を好きになってくれてありがとう。今すぐには返事を返せないけど、待っていてくれますか?」
「勿論だよ」
「当然だろ?」
2人ともの反応に安堵しつつ、シエリルは罪悪感を抱いていた。
「かなり長い間待たせてしまうかもしれないのよ?本当に私でいいの?」
「リルのことは、昔から好きだったからいくらでも待つよ」
「そーだな。リルのことに関してはリル自身で納得がいくまで考えてほしい。そのために待つのなら仕方がない事だろ?」
なんだかんだいいつつも自身の意見を尊重してくれる2人にシエリルは、ありがたく感じた。
「2人とも、ありがとう」
シエリルは、カイルとガブリエルに向けて笑顔で言った。
「ねえ、隣国の内情については分かったけど今回の旅の目的はそれに関するってことよね?」
「あぁ、まぁ関係するかしないかって聞かれるとしてはいるが、今回の目的はアイル様これまでのことに関しての断罪とカールシオ王との離婚を進める事が目的だが、それともう一つ別にジェラーリストの妃選び、次期ラミリアス王太子妃を選ぶためのパーティーへの参加のためでもあるんだ」
「・・・え?」
アイルの断罪とカールシオ王との離婚を進めるための目的だけならまだ理解出来るが、まさかそこに自分の事が絡んでいただなんて・・・。
途中まで理解出来ていたシエリルの頭脳はカイルからの最後の言葉でショート寸前まで来ていた。
「いきなりこんなこと言ったら、ジェラーリストのことを今でも想っているリルが熱を出すかもしれないから言いたくなかったんだよ。」
言いたくなかった理由を言ったガブリエルは、シエリルの秘めた想いをさらりと言ってしまった。
「は、え、何いっているのリエル?」
頬を赤らめているシエリルのもの凄い動揺っぷりにガブリエルは思わず笑いをこぼした。
「ん?だって、リル。ジェラがこっちにいる間ずーっとジェラにくっついていたし、リルのジェラに対する視線が熱を含んでいるように見えたからね。間違ってはいないでしょ?
君のことが好きなやつがすぐ傍にいるのに、全然気が付かないし・・・寂しかったなぁ~」
まさか自分の行動でバレていたとは思っていなかったシエリルは、更に頬を赤らめ体温が上がっていくのを感じた。
まさかリエルにバレていただなんて、恥ずかしい・・・。・・・あれ?ちょっと待って私のことが好きな人が傍にいたってどうゆうこと?
ガブリエルの言葉に気になる部分があったシエリルはガブリエルに聞き直した
「リエル、私のことが好きな人がいたってどうゆうこと?」
「・・・はぁ。ここまで言わせておいてまだ気が付かないんだね。」
「・・・?」
「僕は君のことが好きなんだよ」
「・・・え?それは友達として、でしょ?」
シエリルの鈍さはこの国で最も鈍かったらしい
「・・・違うよ。僕、いや俺は恋愛対象として、1人の女性として君のことが好きなんだ。返事は今じゃなくてもいいよ?焦らずゆっくりと考えてみて?
まぁ、君のことが好きなやつは俺だけじゃないよ?ねぇ、カイル?」
「!?」
ガブリエルにいきなり話を振られたカイルはビクリと肩を震わせ、こちらを向いた。
「な、何で俺にふ、振るんだ」
「あれれぇ?何でそんなに震えちゃってるのぉ?誰もカイルとは言ってないしょ?」
ガブリエルの口車にのせられ、オーバーリアクションをとってしまったカイルは、しまったという顔をしてシエリルの方を見た。
シエリルは、ガブリエルの言葉とカイルの反応のみで理解したらしく、しゃがんで俯いてしまっていた。
「ねぇ、カイル。ここで何も言わなかったら、そこら辺に居るただのヘタレと同じだよ?言うならさっさと言えよな」
「そんなことは分かってるよ!
リル・・・シエリルこっちを向いて?」
カイルの言葉にシエリルはそっと顔を上げた。
「俺はシエリルの事が好きだ。友人としてではなく恋愛対象として、好きなんだ。ジェラーリストのことが忘れられなくてもいい。今すぐに返事が欲しいとは言わない。シエリルの決心がついたその時に返事を聞かせて欲しい」
いつになく、真剣な顔でまっすぐと言うカイルに頬を赤らめつつも頷き言った。
「カイル、ガブリエル。こんな私を好きになってくれてありがとう。今すぐには返事を返せないけど、待っていてくれますか?」
「勿論だよ」
「当然だろ?」
2人ともの反応に安堵しつつ、シエリルは罪悪感を抱いていた。
「かなり長い間待たせてしまうかもしれないのよ?本当に私でいいの?」
「リルのことは、昔から好きだったからいくらでも待つよ」
「そーだな。リルのことに関してはリル自身で納得がいくまで考えてほしい。そのために待つのなら仕方がない事だろ?」
なんだかんだいいつつも自身の意見を尊重してくれる2人にシエリルは、ありがたく感じた。
「2人とも、ありがとう」
シエリルは、カイルとガブリエルに向けて笑顔で言った。
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