初恋なんて叶わない!と、思っていたのに・・・!?
陛下からの許可
「それじゃあ教えてくれる?さっきほど貴方たちが話していた内容について。」
シエリルは、カイルが認めたので洗いざらい話してもらうように促した。
しかし、この件に関してカイルにシエリルに話すかどうかの決定権はない為、シエリルの兄であるライネルか皇帝陛下に聞かなくてはならなかった。
「しかしですね、リル。このことに関して俺があなたに話していいかを決めることはできないんだ。」
「どうして?私には教えてはならないと、お父様 陛下が言っての?」
「あの、それは、えーと、...ハイ。」
「そう。分かったわ、今この場でお父様に許可がもらえればいいのね?」
「まぁ、そうですね。陛下が許し際すればいいですよ。」
カイルに陛下の許可があればいいということ確認したシエリルは魔法を使った。
「映し鏡」
シエリルが使った魔法は、遠くにいる人物と映像での通話又は記憶の中にある特定の物を映像として見せる時などに使うことのできる魔法である。しかし、この魔法は魔力によって反映され、映し出せるものが限られるため、多くの場合は中級魔術師以上が使う魔法である。勿論、シエリルは上級魔術師であり、その中でも特に強い魔術師であるので何の問題もない。その魔法をカイルやガブリエルにも見えるように机に映し出した。
『ん?おぉ!これはシェリーじゃないか!こないだの謁見ぶりだね~』
これは誰だ!と、カイルとガブリエルは一瞬感じたものの、そういえばこの王様リルたちに双子には甘かったということ思い出し、気に留めることはなかった。もちろんシエリルは父がこうであることはいつものことなので気にしてなどいなかった。
「そうですね、お父様。」
『それで今回はどんな用事があってこれをつかったんだい?まさかカイルとガブリエルのどちらかと結婚、なんてことの報告ではないよね?』
国王がそういったとたん、カイルとガブリエルは寒気を感じ、部屋の温度が2~3度ほど下がった。
「それならば、直接お父様に伝えにいきますよ。わざわざ面倒なこの魔法を使わずに、ね。」
『それもそうだね。じゃあ、どんな用件なの?』
「カイルやガブリエルたちが持っている情報に関しての情報提供です。もしも許してくださらなのであれば、お父様なんて嫌いです。」
『えぇーそんなこといわなでよ、シェリー。』
「じゃあ情報、見してくれる?」
『そ、それはちょっと...』
「お父様なんて嫌い。」
『えぇ~そんなぁ』
国政に関して冷静かつ迅速に対応してきている王が、実の娘にここまで翻弄されていると家臣として仕えているカイル達2人は、なんとも新鮮だっだ。
『はぁ仕方ないね。シェリーに嫌われるのはさすがに嫌だからね。許可するよ。』
「ありがとう、お父様。大好きよ。」
『ははは、私もだよ。』
なんだかんだ言いつつも、″シエリルに甘いな“と感じたカイルとガブリエル。
『でもシェリー、あまり無茶をしてはいけなよ。お父様とお母様は君が昔のようにいきなり倒れたりしてしまわないか心配だよ。』
「大丈夫よ。カイルやリエルもついているし、倒れそうになる前に2人やミリアーノに留められると思うから。」
『そうだね、三人がついていてくれたら安心かな。カイル、ガブリエル、シェリーのこと頼んだよ。』
「「承知しております、陛下」」
『うん、頼んだよ。じゃあ、またねシェリー。』
「はい」
別れの挨拶を済ませ、シエリルは映像を切った。
「これでお父様からの許可が出たよ?話してくれるよね?」
「はぁ、陛下がこれほどまでにリルに甘いとは思っていなかったな。」
「そうだな。」
凛々しく、厳しくある皇帝が大事な情報をそう簡単に許可を出さないだろうと高を括っていた二人は拍子抜けしてしまっていた。逆に言えばそれほどまでにシエリルを信用している証ともいえる。
「はぁ、分かった。陛下の許可の得たから、いいよ。そこに座って?話すから」
シエリルは、カイルが認めたので洗いざらい話してもらうように促した。
しかし、この件に関してカイルにシエリルに話すかどうかの決定権はない為、シエリルの兄であるライネルか皇帝陛下に聞かなくてはならなかった。
「しかしですね、リル。このことに関して俺があなたに話していいかを決めることはできないんだ。」
「どうして?私には教えてはならないと、お父様 陛下が言っての?」
「あの、それは、えーと、...ハイ。」
「そう。分かったわ、今この場でお父様に許可がもらえればいいのね?」
「まぁ、そうですね。陛下が許し際すればいいですよ。」
カイルに陛下の許可があればいいということ確認したシエリルは魔法を使った。
「映し鏡」
シエリルが使った魔法は、遠くにいる人物と映像での通話又は記憶の中にある特定の物を映像として見せる時などに使うことのできる魔法である。しかし、この魔法は魔力によって反映され、映し出せるものが限られるため、多くの場合は中級魔術師以上が使う魔法である。勿論、シエリルは上級魔術師であり、その中でも特に強い魔術師であるので何の問題もない。その魔法をカイルやガブリエルにも見えるように机に映し出した。
『ん?おぉ!これはシェリーじゃないか!こないだの謁見ぶりだね~』
これは誰だ!と、カイルとガブリエルは一瞬感じたものの、そういえばこの王様リルたちに双子には甘かったということ思い出し、気に留めることはなかった。もちろんシエリルは父がこうであることはいつものことなので気にしてなどいなかった。
「そうですね、お父様。」
『それで今回はどんな用事があってこれをつかったんだい?まさかカイルとガブリエルのどちらかと結婚、なんてことの報告ではないよね?』
国王がそういったとたん、カイルとガブリエルは寒気を感じ、部屋の温度が2~3度ほど下がった。
「それならば、直接お父様に伝えにいきますよ。わざわざ面倒なこの魔法を使わずに、ね。」
『それもそうだね。じゃあ、どんな用件なの?』
「カイルやガブリエルたちが持っている情報に関しての情報提供です。もしも許してくださらなのであれば、お父様なんて嫌いです。」
『えぇーそんなこといわなでよ、シェリー。』
「じゃあ情報、見してくれる?」
『そ、それはちょっと...』
「お父様なんて嫌い。」
『えぇ~そんなぁ』
国政に関して冷静かつ迅速に対応してきている王が、実の娘にここまで翻弄されていると家臣として仕えているカイル達2人は、なんとも新鮮だっだ。
『はぁ仕方ないね。シェリーに嫌われるのはさすがに嫌だからね。許可するよ。』
「ありがとう、お父様。大好きよ。」
『ははは、私もだよ。』
なんだかんだ言いつつも、″シエリルに甘いな“と感じたカイルとガブリエル。
『でもシェリー、あまり無茶をしてはいけなよ。お父様とお母様は君が昔のようにいきなり倒れたりしてしまわないか心配だよ。』
「大丈夫よ。カイルやリエルもついているし、倒れそうになる前に2人やミリアーノに留められると思うから。」
『そうだね、三人がついていてくれたら安心かな。カイル、ガブリエル、シェリーのこと頼んだよ。』
「「承知しております、陛下」」
『うん、頼んだよ。じゃあ、またねシェリー。』
「はい」
別れの挨拶を済ませ、シエリルは映像を切った。
「これでお父様からの許可が出たよ?話してくれるよね?」
「はぁ、陛下がこれほどまでにリルに甘いとは思っていなかったな。」
「そうだな。」
凛々しく、厳しくある皇帝が大事な情報をそう簡単に許可を出さないだろうと高を括っていた二人は拍子抜けしてしまっていた。逆に言えばそれほどまでにシエリルを信用している証ともいえる。
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