初恋なんて叶わない!と、思っていたのに・・・!?
資料
カイルが資料を取りに部屋を出た後 私は、ガブリエルに気になっていること聞いてみた。
「ガブリエル、おひさしぶりね」
「あぁそうだね。」
「ねぇ一つ聞いてもいい?」
「ん?なんだい?」
「ガブリエルは、なんでカイルのところにいるの?」
「あぁ、それは...」
「お待たせしました。」
ほんとにいいタイミングで来たわね、カイル。ほんっとにいいタイミングでね。
そんなことをシエリルが思っているとは思いもしないカイルはドキドキしていた。
(なんで俺こんなにリルに見られているんだろうか……)
「あ、あのリル?俺何かしましたか?」
「へ?な、なんでもないわ。それで資料はあったの?」
「そうですか?……資料はこちらになります。」
カイルは少し気にはなったが気にしないことにした。シエリルはカイルがそれ以上に聞いてこなかったのでほっとし、カイルから渡された資料に目を通した。
ーーーーーーーーー ・ ーーーーーーーーー
「ねぇカイル」
「はいなんでしょう。」
「この資料かいてあることは本当のことなのよね?」
「はい、俺の一族が集めた情報ですので。」
「そうね、カイルの一族は王家の影もあったわね。」
「はい、我がライルミナ家は建国当初から王家と主従関係にあり王家に対して忠誠を誓い、我が一族が最も得意とする諜報などの情報を扱う仕事をし王家の影としてきました。ついでとして政に関していうならば、有能な人材が多く国を支えていく為にと宰相職の法の賜ったのです。」
「へぇ、そうだったのね。」
「そうだったんですよ。そしてこの資料に関していうならばリルには見せるなという指示がありました。」
「え、でも私は現にこうして資料を見ているわよね。どうして?」
古くから王家に忠誠を誓ってきたがいくら王家の者であるとは王より下った命令をそう簡単に破るとは思えない。
だとすると、私が来ると知らせがあったときに命令が変わったということになる。
シエリルは、自身の頭脳をフルに活用しカイルの答えを待った。
「朝あったとに、シエリルが来ることを知っていたといいましたよね?」
「えぇ言っていたわね。」
「その知らせをくれてのはライ兄、ライネル様からの手紙だったのです。」
「そうだったの。それで?」
(やはりライネル兄様だったのね)
「その手紙には、リルがこちらに向かっていることに関する陛下とライ兄の謝罪と、この資料をリルに見せるように強請られたら見せてもよいという陛下からの指示でした。」
「なるほどね。だからカイルは、私にこれを見せたのね?」
「はい」
「あ、一つ思い出したのだけれど、」
「何でしょう」
「カイルもついてくるのでしょう?ジェラーリストのところに行く際は。」
「はい、ついていきますよ。陛下からの指示もあったので。」
「そう」
「はい。そろそろお昼にしましょう。リエル、厨房に行ってきてくれるかい?」
「わかりました。」
なんとなくやんわりと話をそらされた気がするがシエリル自身もお腹がすいていたので気にしてはいなかった。
「じゃあ、リル。部屋まで案内しますよ。」
「ええ、お願い。あと、そろそろけいごをやめて?むかしのような話し方でかまわないわ。」
「しかし、
「私からの命令ですよ?守れませんか?」
「わかりまし・・・わかったよ。」
「よろしい。」
「この話し方でしゃべるのなら、リルも昔のように話して?」
「そうね、カイルだけだと不公平だもんね。じゃあ、改めて部屋まで案内してくれる?」
「もちろん。」
「ガブリエル、おひさしぶりね」
「あぁそうだね。」
「ねぇ一つ聞いてもいい?」
「ん?なんだい?」
「ガブリエルは、なんでカイルのところにいるの?」
「あぁ、それは...」
「お待たせしました。」
ほんとにいいタイミングで来たわね、カイル。ほんっとにいいタイミングでね。
そんなことをシエリルが思っているとは思いもしないカイルはドキドキしていた。
(なんで俺こんなにリルに見られているんだろうか……)
「あ、あのリル?俺何かしましたか?」
「へ?な、なんでもないわ。それで資料はあったの?」
「そうですか?……資料はこちらになります。」
カイルは少し気にはなったが気にしないことにした。シエリルはカイルがそれ以上に聞いてこなかったのでほっとし、カイルから渡された資料に目を通した。
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「ねぇカイル」
「はいなんでしょう。」
「この資料かいてあることは本当のことなのよね?」
「はい、俺の一族が集めた情報ですので。」
「そうね、カイルの一族は王家の影もあったわね。」
「はい、我がライルミナ家は建国当初から王家と主従関係にあり王家に対して忠誠を誓い、我が一族が最も得意とする諜報などの情報を扱う仕事をし王家の影としてきました。ついでとして政に関していうならば、有能な人材が多く国を支えていく為にと宰相職の法の賜ったのです。」
「へぇ、そうだったのね。」
「そうだったんですよ。そしてこの資料に関していうならばリルには見せるなという指示がありました。」
「え、でも私は現にこうして資料を見ているわよね。どうして?」
古くから王家に忠誠を誓ってきたがいくら王家の者であるとは王より下った命令をそう簡単に破るとは思えない。
だとすると、私が来ると知らせがあったときに命令が変わったということになる。
シエリルは、自身の頭脳をフルに活用しカイルの答えを待った。
「朝あったとに、シエリルが来ることを知っていたといいましたよね?」
「えぇ言っていたわね。」
「その知らせをくれてのはライ兄、ライネル様からの手紙だったのです。」
「そうだったの。それで?」
(やはりライネル兄様だったのね)
「その手紙には、リルがこちらに向かっていることに関する陛下とライ兄の謝罪と、この資料をリルに見せるように強請られたら見せてもよいという陛下からの指示でした。」
「なるほどね。だからカイルは、私にこれを見せたのね?」
「はい」
「あ、一つ思い出したのだけれど、」
「何でしょう」
「カイルもついてくるのでしょう?ジェラーリストのところに行く際は。」
「はい、ついていきますよ。陛下からの指示もあったので。」
「そう」
「はい。そろそろお昼にしましょう。リエル、厨房に行ってきてくれるかい?」
「わかりました。」
なんとなくやんわりと話をそらされた気がするがシエリル自身もお腹がすいていたので気にしてはいなかった。
「じゃあ、リル。部屋まで案内しますよ。」
「ええ、お願い。あと、そろそろけいごをやめて?むかしのような話し方でかまわないわ。」
「しかし、
「私からの命令ですよ?守れませんか?」
「わかりまし・・・わかったよ。」
「よろしい。」
「この話し方でしゃべるのなら、リルも昔のように話して?」
「そうね、カイルだけだと不公平だもんね。じゃあ、改めて部屋まで案内してくれる?」
「もちろん。」
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