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性意戦争

ペクヤ

第22話 会議室から出たい

私たちが会議室に閉じ込められてから、15時間が経過した。何もすることがない。

佳奈かなさん扉壊して下さい。」

「無理だ!あの怪力が、使えるのは気まぐれだから、いつ使えるかは、私にも分からない。」

「ランダム性ですか。」

ゴリラ並の怪力が何度も使えれば、扉を壊すことが出来るかも知れないと思ったけれどそれは、無理そうだ。

「佳奈さんの携帯は使えますか?」

佳奈さんは、鞄に入れている携帯を取り出して電池を確認した。

「ダメだ。電池が切れている。」

二人とも携帯が使えないのは、わかっていたことだ。

「他に会議室から出られそうなルートは無いんですか?」

「この会社の間取りを全て覚えてはいるが、扉以外に、出られるルートは存在しない。」
佳奈さんが、眠そうに答えた。

こういう時に『能力』が使えれば、どれだけ楽に脱出することが出来るのか。

「佳奈さん、『能力』って、私達はどうしても使えないんですか?」

「使える。が、それなりのリスクを負うことになる。」
 
「どんなリスクですか?」

佳奈さんは、暗い顔をして言った。
「寿命の半分と、現実世界でも、能力が使えるようになる。」

「リスクって、そんなので、いいんですね。」

「いや、まだ1つ残っている。『能力がに気づかれたら死ぬ』」

その言葉を5年後私が言う事になるとは思っても見なかった。


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