性意戦争

ペクヤ

第20 定休日

勢いよく起き上がった佳奈かなさんは、ドアを壊す勢いで、叩いた。それでも、びくともしない。噂によると、佳奈さんの怪力はゴリラ並みだと。その怪力があっても壊れないほど頑丈なドアだと言うことが証明された。
~1時間後~
力尽きた佳奈さんは、その場に倒れた。私もやることがなく、寝ることにした。
~4時間後~
私は時計を見た。午前6時。後1時間で社員が出社する、時間。それまでに佳奈さんを起こさないと。

「佳奈さん起きて下さい。」
「あと、1時間……」
起きない。 それどころか、どんだけぬるんだこの人は。

~1時間後~
誰も出社してこない。起きない佳奈さんを私はまた、起こしに行った。佳奈さんは起きていた。

「由美、今日は会社の定休日だから、誰も出社してこないぞ。」
「えっ!?」
私は日にちを確認した。今日は水曜日だった。
会議室から出ることに必死になっていた私は今日が会社の定休日だった、事に気がついていなかった。

「この、会社は不動産屋か。」
「そう言うことで、私はもう一度寝る」

佳奈さんは、また深い眠りに着いた。何もする気が起きないから、私も寝る事にした。寝る前に携帯を確認したが、電池が切れていて使い物にならなかった。


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