性意戦争

ペクヤ

第7話 能力発動

霧島悠太を背負った女は、階段を降りて地下へ向かっている。地下に着いた女は、ゆっくり前へ進んだ。

「悠太、お前はまだ、死んでいない。」

女はこう呟いて部屋に入った。その部屋は、手術室になっていた。女は悠太の死体をベットの上に寝かせ、足首と足をずれないように合わせて縫い始めた。

「ここで、失敗したら、悠太は性意戦争に復帰出来なくなる。」  

女は心のなかでそう思っていた。
縫い始めてから1時間が経過しようとしていた。 

「動くかどうかは、本人が起きないと意味が無いけど、悠太の能力を使えば直ぐに確認できるな。」

と言って、悠太の手を掴み能力を発動させた。
能力が発動した悠太の体は生首を引き寄せ、神経を一本一本繋いでいき、生首と体がしっかり合わさった。

「これで、今日の仕事は終わりだ。悠太が目覚めるまで仮眠を取るか。」

女は、近くのベットに行き眠り始めた。



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