男女比がおかしい世界に飛ばされました

有林 透

買い物1

「あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ。腰がいてぇ…。マッサージチェア買うか」

プログラミングを済ませた俺は、腰が痛くて痛くてしようがなかった。なんせ、ハッキングしてからプログラミングをしたため、30分近く猫背でパソコンをしていたのだ。
サラリーマンならまだしも、まだ学生だ。そんな短時間でも同じ体勢でいると、途轍もなく痛かった。
その為、Amezonでマッサージチェアを注文した。質のいい物を使いたかった為、15万3200円するものを買った。高かったよ…。


それが届くまでの2日、今日と明日は休みだ。けど暇な為、買い物に出かけることにした。だが、障害がある事をまだ礼二は気付いていない…。

「あ、奏音さん、買い物いくんで護衛お願いします。」

「はい。わかりました。どこまで行きますか?」

声をかけると、すぐにパパッと準備を済ませた奏音さんが出てきた。しかも、俺の準備まで終わらせていたのだった。凄いね奏音さん…。

「えーっと鶴保ショッピングモールに行きたいんだ。ちょっと銃を買いたくてね」

憲法に書いているが、男性はハンドガンの所持が認められている為、いくつか買っておこうと思ったのだ。
ちなみに買おうと思っている銃は、M1911だ。
M1911は、ジョン・ブローニングの設計に基づき、アメリカ合衆国のコルト・ファイヤーアームズ(コルト)社が開発した軍用自動拳銃なんだ。
1911年の制式採用から1985年までの間、アメリカ軍の制式拳銃として第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、そして、ベトナム戦争で用いられたそうだ。
この銃はなかなかに使いやすく、デザインも気に入っている。
やっぱり銃は奥が深いよなぁ ︎

「はい。了解しました。では、車を用意するので、少々お待ちください」

そう言って、奏音さんは車を取りに行った。

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