男の娘、転生してもやっぱり自分を貫く

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#13 ビミョー……

「んじゃ、早速冒険行こうぜ。」

「えっ!何言っての!そんなの危ないじゃない」

「大丈夫だっていつもやってることだし。」

オルド君の言葉にカナリアちゃんが反対している。
私的には早めにこの世界の色んな事を知りたいから、ちょっとオルド君に着いていきたいかな?

「まあ、私も含めて4人も居れば大丈夫じゃないの?町の外も見てみたいし。」

「ちょっとレアちゃん!変なとこだけおと………………男の子なんだから。」

最後の所だけそう告げてきた。

「ごめんね。でも気になっちゃって。」

「まあ良いわ。今回は私も付き合ったげるわ。」

「うーん。じゃ私も行こうかなぁ?アリアちゃんは……」

「………………。(コクコク)」

「え!カナリアちゃん達も来てくれるの?」

「オルドだけじゃ何かあったとき不安だからね。私、一応魔法使えるし。」

そうだった。
カナリアちゃんは祝福を受けてるから、ステータスの加護を受けてるんだった。
それなら、幼馴染らしいオルド君も祝福を受けてるのかな?
疑問の目でオルド君を見ていたらオルドが答える

「おっ?俺の職業か?ふふっ聞いて驚け!俺の職業のうちの一つは剣士なんだぜ。」

「へっ、へぇーー……凄いんだね………。」

別に聞いてはいなかったんだけど…………。
それにしても剣士か………凄いと言えば凄いんだけど、カナリアちゃんの賢者のあとじゃあなぁ~。
平民が障害のうちに、戦闘系の職業をとることができる人間は二人に一人。
その事を考えると子供のうちに戦闘系職業を持っているオルド君は才能を持った子供。
だけど10人に一人位はそんな子供も居るし、この街を探せば何人も見つかると思う…………。
確かに凄いけど、反応に困るんだよなぁ。

「じゃっ、早速行くぜ。」

「町の検問所はどうやってぬけるのぉ?」

ノンナちゃんが当然とも言える質問をする。
この街は王都からかなり遠くの地方都市とは言え、この辺一帯を治めているレミナント家が住んでいる大きな街。
当然のように街は大きな城壁に囲まれていて、街を出るには検問をしている衛兵の目を掻い潜らなければならない。
こんな子供ばかりの私達が検問を通らさせて貰えるとは思えない。

「その辺を全く考えてない俺じゃないさ。着いてきてよ。」

オルド君に着いて歩き、街外れの廃屋の多いエリアに来た。
城壁の近くは、日光が当たらないこともあって、あまり土地として魅力が低いと考えられているようだ。
ここも人が住んでいないエリアみたい。

「ちょっとこんなところ連れてきて、どうするのよ。城門は全然違う方向じゃない!」

カナリアちゃんが不満を洩らす。
やっぱりカナリアちゃんもああ言ってだけど楽しみなのかな?

「大丈夫。此方で正解だよ。」

そう言ってオルド君は城壁に隣接した小さな小屋のドアを開ける。
中に入ると城壁があり、その城壁には穴が空いていた。

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