男の娘、転生してもやっぱり自分を貫く
#11 オルド君
あのあと四人で雑貨屋を出てから近くの広場に向かう。
アリアちゃんはクッキーで釣ったら直ぐに着いてきてくれた。
「大体アイツらはこの辺に居ると思うんだけど…………。」
そう言いながらカナリアちゃんは広場に生えている木の上や石の隙間を覗いている。
そんなとこにるの!?
「そんなところにいる人たちって………………。」
「そんな所には居ないから………。カナリアちゃんもレアちゃんをからかわないであげなよぉ~。」
「え?」
「ごめんなさい。流石に冗談よ。まあ、でもこの辺にいるはずだから待ってれば来ると思うんだけどね。………………お!噂をすれば。」 
カナリアちゃんの見ている方向には4人組の男女がいる。
内訳は見た感じ、活発的な見た目の男の子と優しそうな男の子、おどおどしていて可愛い女の子だ。
「おー、カナかぁ。なんしてんの?」
カナって呼んでるのか!
仲良さそう。
「はぁ。私の友達が男の子の友達を紹介してっていうから、仕!方!な!く!  貴方のところに連れてきたのよ!私だってあんたなんかにこんな良い子紹介したくないわよ。」
「お、おう。そんなに怒るなよ母ちゃんみたいだ。」
「その紹介を頼まれたって子は?」
カナリアちゃんの前に進み出る。
「紹介しするわ。この子はレシアちゃん。ちょっと箱入りで世間知らずなところもあるんだけど、とっても良い子よ。男の子の友達が欲しいってことで連れてきたのよ。」
オルドと呼ばれていた子と目が合う。
男の子は目を見開いたかと思うと慌てたように自己紹介を始める。
「は、初めまして!お、俺の名前はオルドって言います!!しゅ、趣味は町のそとの探検で、剣術の道場に通ってます!」
?
さっきまでは落ち着いた子供って感じだったのに急に赤面している。
もしかして…………これは私の性別を女だと勘違いしてるってことかな?
あんまり慣れてない女の子との遭遇に緊張しちゃってるってことだろうなぁ。
こうゆう場合は、早めに誤解を解いた方が後々楽だと思う。
ある程度の仲の良さがあるなら、からかってこの子の様子を観察しても良いんだけど………今はやっぱり大切な友達候補だし、誤解を解いとこう。
「あ、あのオルド君、私は実は…グモグモ?」
突然後ろから口を押さえ付けられた!?
後ろを振り向くとカナリアちゃんがニヤニヤしながら、私の口を押さえ付けている。
「どうゆうつもりなのよぉカナリアちゃん?」
「ふふ、ノンナ。さっきのオルドの顔見たぁ?ありゃ、絶対一目惚れしてたよぉ?これをすぐにバラすのは勿体ないでしょ。」
「カナリアちゃん。顔が悪くなってるよ………………。」
ノンナちゃんが呆れたような顔でカナリアちゃんを見ている。
そのまま悪どい顔をしたカナリアちゃんが、ズイッと顔を近付けてくる。
「オルドの弱味を握る絶好のチャンスなの。協力、してくれるよね?」
顔が笑ってないよぉ~。
断ったら殺される。
「りょ、了解です。」
アリアちゃんはクッキーで釣ったら直ぐに着いてきてくれた。
「大体アイツらはこの辺に居ると思うんだけど…………。」
そう言いながらカナリアちゃんは広場に生えている木の上や石の隙間を覗いている。
そんなとこにるの!?
「そんなところにいる人たちって………………。」
「そんな所には居ないから………。カナリアちゃんもレアちゃんをからかわないであげなよぉ~。」
「え?」
「ごめんなさい。流石に冗談よ。まあ、でもこの辺にいるはずだから待ってれば来ると思うんだけどね。………………お!噂をすれば。」 
カナリアちゃんの見ている方向には4人組の男女がいる。
内訳は見た感じ、活発的な見た目の男の子と優しそうな男の子、おどおどしていて可愛い女の子だ。
「おー、カナかぁ。なんしてんの?」
カナって呼んでるのか!
仲良さそう。
「はぁ。私の友達が男の子の友達を紹介してっていうから、仕!方!な!く!  貴方のところに連れてきたのよ!私だってあんたなんかにこんな良い子紹介したくないわよ。」
「お、おう。そんなに怒るなよ母ちゃんみたいだ。」
「その紹介を頼まれたって子は?」
カナリアちゃんの前に進み出る。
「紹介しするわ。この子はレシアちゃん。ちょっと箱入りで世間知らずなところもあるんだけど、とっても良い子よ。男の子の友達が欲しいってことで連れてきたのよ。」
オルドと呼ばれていた子と目が合う。
男の子は目を見開いたかと思うと慌てたように自己紹介を始める。
「は、初めまして!お、俺の名前はオルドって言います!!しゅ、趣味は町のそとの探検で、剣術の道場に通ってます!」
?
さっきまでは落ち着いた子供って感じだったのに急に赤面している。
もしかして…………これは私の性別を女だと勘違いしてるってことかな?
あんまり慣れてない女の子との遭遇に緊張しちゃってるってことだろうなぁ。
こうゆう場合は、早めに誤解を解いた方が後々楽だと思う。
ある程度の仲の良さがあるなら、からかってこの子の様子を観察しても良いんだけど………今はやっぱり大切な友達候補だし、誤解を解いとこう。
「あ、あのオルド君、私は実は…グモグモ?」
突然後ろから口を押さえ付けられた!?
後ろを振り向くとカナリアちゃんがニヤニヤしながら、私の口を押さえ付けている。
「どうゆうつもりなのよぉカナリアちゃん?」
「ふふ、ノンナ。さっきのオルドの顔見たぁ?ありゃ、絶対一目惚れしてたよぉ?これをすぐにバラすのは勿体ないでしょ。」
「カナリアちゃん。顔が悪くなってるよ………………。」
ノンナちゃんが呆れたような顔でカナリアちゃんを見ている。
そのまま悪どい顔をしたカナリアちゃんが、ズイッと顔を近付けてくる。
「オルドの弱味を握る絶好のチャンスなの。協力、してくれるよね?」
顔が笑ってないよぉ~。
断ったら殺される。
「りょ、了解です。」
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コメント
TNKt_k
更新は安定しませんが、途中で更新を止めるつもりはないです。
意見、アドバイス、誤字脱字あれば教えて下さい。
感想を頂けると嬉しいです♪
めちゃくちゃやる気が出ます