男の娘、転生してもやっぱり自分を貫く

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#6 服装ぉ~!

「レシア様これはいかがでしょうか?」

「レシア様こちらもどうぞ!」

「レシア様!次はこちらです。」

「は、は~~い。」

今は、服屋さんについて店員に服を選んでもらってるところだ。
正直着せ替え人間になっている。
何でこんなことになったかと言うと………………。

「レアここが目的地の私行きつけの服屋ミリアよ。」

「へー!ここが服屋さんかぁ~。」

外観はこの世界的にこじゃれたお店って感じかな?
かなり好きかも!!
ん!お母さんが店に入っていった。

「いらっしゃいませ………!あ!ソフィア様でしたか!今日はどのような服をご所望ですか?」

中に入ると三十代位の気の良さそうな………………お姉さん?が居た。

「ミリアおはよう、今日は息子に服を買いに来たのよ。」

「?ご子息様ですか?では何時ものように、こんな格好の物はいかがでしょうか?」

ミリアさんは三才児用の服を見せてくる。
当然お母さんは普段からここで僕の服を買っているので当然男服薦めてくる。

「うーん。今日は女の子の服が欲しいのよ。」

「ヘエっ?女の子の服ですか?いくらご子息様が可愛くても年頃の男の子を女装させるのはどうかと………………。」

「いや違うのよ!レアが着たいって言うから。」

「ど、どうも息子のレシアです。よろしくお願いします。」

目の前のお姉さんの頭の上に?が浮かんでいるかが分かった。
お母さんが何度か説明すると何とか理解できたようで、店の奥に行くと「ちょっと貴方達も此方にきなさい!!こんなかわいい子もう見れないかもよ!!」といい、他の店員も連れてきて、さっきのようになったのだ。

「レシアちゃんこれはどう?」

そしてお母さんも混じってるし………………

「!?ちょっと恥ずかしいから服を脱がしないで!!」

気付けば、お母さんが僕の服を脱がそうとしていた!
僕も一応男なので、お母さんならともかく、こんなに沢山の女の人がいる前で服を脱ぐなんて恥ずかしい。

「分かったわ。こっちで待ってるから奥で着替えてらっしゃい。」

僕は服を持ち店の奥の試着室に行って服を着る。
僕が着た服は何かtheプリンセスドレスって感じの服だった。
可愛いし、悪くはないけどフワフワで、でかくて邪魔だな。
前世の時にテレビ番組の企画でコスプレした時を思い出す服装だ。
皆の前に見せに行くと口々に「可愛い」と言ってくれた。
それは普通に嬉しかった。なんだかんだ言って男の娘冥利につきる。

幾つかの服を試してみたけど、子供服はどれも暖色系のプリンセスドレスみたいなのばかりでパッとしないなぁ。
どっちかと言うとゴシック調の服とかの方が好みではあるかな?

「どうしたのレア?気に入らない?」

悩んでいるとお母さんが声かけてきた。

「いや、不満はそこまで無いんだけど…………もっと青とか黒とか色の種類はないのかなぁ?」

「?女の子の服は明るいドレスでしょ?寝間着とかならともかく外に出るには女の子らしくしなきゃ。」

もしかして異世界だから価値観の違いが有るのかな?
日本みたいに男女差別なしにしようって考えは無くて、女は女らしくしないといけないって感じなのかな?
文化の違いなら仕方ないけど、服ぐらいもっと種類が有ってもいいと思うけど………………。

「うーん……決めたわ。私はお客様には満足して商品を買ってもらえるようにすることをモットーに仕事してるの。半端な商品をお客様に渡したくないわ。だからレシア様、スケッチしてみませんか?」

「スケッチですか?」

「はい。スケッチしていただいたデザインを元に私達で服を完成させてみます。いかがでしょうか?」

!うーん。いい提案かも!
一応前世の頃、モデルとかやる前はファッションデザイナー志望だったのだ。男の娘が考えた服とか面白いと思って。
なので、専門的なことはともかく基礎は結構分かる。
この世界に合ってて、尚且つ僕の趣味に合った服が手に入るかもしれない。

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