男の娘、転生してもやっぱり自分を貫く

TNKt_k

#5 しゅっぱぁ~つ

「おぉ~♪」

屋敷の外に初めて出る!
思ったよりもフツーだ。屋敷の周りは堀によって囲まれている。
その向こうには中世ヨーロッパ風の建築が並んでいる。
周りを見渡してみていると今通って来た屋敷の城門?の様なものの前に二人の兵士が居ることに気付いた。
こうゆうのをフルプレートアーマーとでも言うのかな?
重量感や身長差もあり少したじろいでしまう。

「ん?もしかしてお嬢ちゃん怖かった?僕達は悪いことしないから安心してね。ただ屋敷を守ってるだけだから。」

「は、はい。」

な、なんだ衛兵さんか。ホッ
ってか、ちょっとビックリしただけだから!ビビってないし!!

「それより、奥様のお客様ですか?こんなお嬢さんが屋敷に入ったなんて記録は無いのですが?」

「?…………あ!あぁ~。そう言えばレアはまだ屋敷を出たことが無かったから皆が知らないのも当然よね。紹介しておくわ。次男のレシアよ。」

「お、お嬢様でございましたか!」

ん?自己紹介の流れか? 
うーん………礼儀作法なんて分からないし適当でいいか。

「どうも初めまして。レシア=レミナントです。これからよろしくお願いします。」

こんなものかな?

「こりゃ、どうも丁寧にありがとうございますお嬢様。私達はこの屋敷の衛兵隊の者だよ。私はヨイルです。」

「私はキシアといいます。他にも衛兵隊は全員で13人居ますのでそのうち、衛兵舎の方にでも遊びに来て下さい。」

「う、うん分かった。」

13人もこんなゴッツイのに囲まれるのか………少し身震いが………………。

「それで今日はお出掛けですか?護衛は?」

護衛!流石貴族だなぁ~。日本でボディーガードなんてよっぽどの凄い人でない限りあり得ないからなぁ~。

「護衛なんて要らないわ。その辺の商店街に行くだけだもの。」 

「わ、分かりました。お気お付けください。」

そう告げるとお母さんは僕の手を握り歩きだす。
衛兵さんはこれからもお世話になるだろうし仲良く出来るといいな。

「バイバイ」

手でも振っとこう。

「言ってらっしゃいませ。」

衛兵さんは敬礼を返してくれた。
さて、服屋さんが楽しみだ。




ーーーその後の衛兵達ーー

「なあヨイル?奥様、さっき次男って言ってなかったか?」

「はぁ?何言ってんだお前?レシアお嬢様がお前の目には男に見えたのか?」

「い、いや。どうみても女の子にしか見えなかったけど奥様が次男って言ってなかったか?」

「お前の聞き間違えだよ。今日はまだ交代したばっかだぞ。気合い入れて頑張ろうぜ。」

「うーん。たしかに次男って言ってたと思うんだけどなぁ?」

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