男の娘、転生してもやっぱり自分を貫く

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#1 華麗なる学園生活(仮)

今日も高校のクラスの扉を開ける

「おはよー。」

「おはよう。綾ちゃん」

私の名前は朝霧綾乃(あさぎりあやの)高校2年生です。
一見ただの女の子に見える私には、クラスメイトの皆と違うところが二つあるたりする。

一つ目は、私が芸能活動をしているということ。
元々は雑誌の軽くモデルをやっていたのだけど、二つ目にも関わってくるのだけど、珍しい特徴があったから芸能関係者に目が止まって、テレビに時々出るようになったのだ。

二つ目は、私、朝霧綾乃が男ということ。
いわゆる男の娘。
なんで男の娘になったの?とよくテレビでは聞かれるがいつの間にかなっていたというのが正解。
元々は可愛いものが好きで小学校の頃から色々女の子のように鞄に可愛いストラップ着けたり、可愛い指輪着けてみたり、ちょっと踏み込んでクラスメイトの女の子の服を変えっこして見たりしていたのだ。
まあ、元々中性的で可愛いよりの顔だったのが幸いし、そこそこ可愛い女の子程度には似合ってしまったのだ。

しかし、子供はそうゆうのを見ると馬鹿にしたくなるらしく、時々男子からは「似合わねー」とか「キモい」とか言われたかな?
まあ、いじめられていたというか仲良い友達同士のちょっとしたからかい合いの一つでしかなかったんだとは思うけどね。

そして、普通の人は似合わないなら止めようか?と思うかもしれないのが、私は違った。 
好きなものが似合わないなら、もっと似合うようにならないと!と思ったのだ。

そのあとは、いつの間にか女の子みたいになるのが目標になっていた。
そのあとは、ジムに行っていかに細くて綺麗な身体を作るか研究したり、学校でも男の娘するために校長先生に女の子の制服で学校に通えるように直談判したりと結構頑張った。
その頃は、テレビでも性同一性障害とかも話題になっていて、変な差別だと思われたくなかったのか、教育委員会から直ぐに許可を出せとの連絡が来たらしい。

お母さんは能天気なのか「私、娘がほしかったの~。」とか言って美容道具やらなんやらを与えてくれてからは、違和感の全くなくなる位、女の子と見間違える男の娘になってきた。
お兄ちゃんたちも、苦笑いではあったが私が男の娘になると聞いてからは女の子扱いをしてくれた。

この頃にスカウトされて芸能界に入ったのだ。
はじめては、スカウトマンも女の子と勘違いをしてスカウトしてきたみたいだった。
「私、男なの。」って断ると最初はびっくりしていたけど、最初より熱烈に勧誘されて、結局モデルとか色々やってしまった。
勿論着るのは女性服だよ!
まあ、今はこの男の娘ボディを見てもらう上で大切な機会になってるのでとても助かってる。

そして中学校に入る頃には見た目以外にもこだわりだしてきて、元々高い声だったがさらに女の子に近付けようとカラオケに行って女性ボーカルの歌を歌いまくったり、女性らしい仕草の勉強をしたりしていた。
すると、いつの間にか好みや趣味は女の子と被るところが更に増えていて学校では女の子とばかり遊ぶようになっていた。
まあ、それでもあくまで男なので男子と遊ぶことも沢山あったのだけどね。

私が一緒に遊ぶと男子達がいつもより気合いが入って、色々アピールしてくるのも可愛いな~と思う。
学校で「お前なんかきもいんだよ。」とか言われても「そんな……ヒドイ私ただ可愛くなりたいだけなのに……ヒクッ……。」とか泣き真似したら直ぐに「いや、そのそうゆうつもりじゃなくて、そのー……。」とか言っちゃうのでついからかってしまう。
そして、直ぐにネタバラシすると、「ふざけんなよ!オカマ野郎。」とかいって照れ隠しするんだよ。
可愛すぎる~~!!

そう、この物語は私、朝霧綾乃の男の娘とてさらに自身を高めていく様子や、高校生や芸能人としての華麗でありつつも大変な生活そして、男子と女の子どちらを好きなのか悩んだりする青春コメディ物語になる……………………筈だったのに~~!

「おはよー あやのん」

「今日も気合い入ってるね。綾乃ちゃん。」

「そりぁ~当然よ髪のセットだけでも40分掛けたんだから!!でも女の子なら当然でしょ!」

「あんた男でしょ!それに学校に来るのにそんなに気合い入れんの綾だけだから……。」

そのとき校舎が揺れる。

「え?地震」

揺れが酷い。とりあえず机の下に行かなきゃ。

「綾乃、上!!」

びっくりして上を見ると、教室の上につけてあったテレビが落ちてくる。
学校ではビデオ以外見ることはないため、アナログから地デジには交換されておらず、今の薄型テレビとは違いとても重量感のあるテレビなのだ。
とても大きくて重そう当たったら痛そうだな…………。
そんな事を考えてる間に、落ちて来ていたテレビが自分に当たる。

ドカッ!ガチャガチャ………………。

揺れが収まるとクラスの皆が駆け寄ってくる。

「おい!速く保健室に行って先生呼んでこい。」

こういう時ばっかりは、いつもあまり頼りにならない男子が凄くしっかりしている。
こうなところを見ると、やっぱり男子は格好いいな~とも思っちゃう。

ふぅ~それにしても寒いな。頭がを触るとネチャネチャした血が手にべっとり付いてる。
あーあー、折角これからも男の娘としての楽しい生活をおくる筈だったのこれで入院なんてしたら最悪!
もし、寝たきりとかだったらお母さんに迷惑掛けちゃうかな?
そんなことをおもってると、急に眠気が襲ってきて寝てしまう。








目が覚めると、ベットの上にいた。
身体を動かそうとするが、身体がまったく動かない。
もしかして、身体に重大な後遺症が残ったかな?
まずいな~、生きてたのは嬉しいけど動けないと、この男の娘ボディを維持できなくなるかもしれない……、そんなの耐えきれない!
周りにだれかいないのかな?声を出してみる。

「オギャア~~!」

びっくりした。
周りに赤ちゃんでもいるのかな?
やけに近くでびっくりしたけど。
すると、部屋のドアが開き10台後半くらいの女性が入ってくる。

「どうしたのレアちゃん。おっぱいかな?それともおしっこ?」

!!女性は私を抱えて持ち上げてしまう。
いくら女の子みたいな体型とはいえ、男の娘ボディを得るためにジムに行き身体を鍛えている。
そんな私をこんな簡単に持ち上げてしまうなんて、この女性なんて力持ちなんだ。

だけど、少し変かもしれない。
赤ちゃんを抱えるように抱っこされてるのに目線が女性のお腹のあたりだ。
すると、ふと部屋にある鏡に目が入る。
鏡には、先程から私を抱えている女性と抱えられてる赤ちゃんがいて、その赤ちゃんと目が合っている。
私が手に上げると、鏡の中の赤ちゃんが手を上げる。

「…………オギャア、オギャアギャ~~!(…………私、赤ちゃんになってる~~!)」



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