クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
134話 再会
「ふう。やっと陸に帰ってこれた。」
ずっと[エアロダッシュ]を使ってたから結構疲れたな。
「はぁ、やっと地面がぁ………。結局担がれたままここまで連れてこられましたし……。」
「それにしても、こんなところで合うことになるとは思いませんでしたよ。エミリア王女。」
「それこそ、私の台詞ですよ。何故こんなところにいるのです?事情を教えていたたけませんか?」
こっちもそっちの事情が気になるんだけどなぁ。
まあ、時間に余裕あるし、こっちから話すか。
「まあ、こっちの事情を先に説明しましょうか。まあ、簡単に説明すると、あのあとに騎士団長と魔法師団長と戦闘になり、僕を庇ってリリアが大怪我を負ったので、城の中に引き返し、逃げ場所がなくなったところ、[帰還の札]を使ってメリスダに行くという方法を考え付きました。
しかし、実際使ったら何故か正常に発動しなくてここに転移してきたってことです。
因みに[帰還の札]が正常に発動しなかった理由は僕の[帰還の札]をクラスメイトがすり替えたからだと思います。」
まあ、簡潔に言うとこんな感じかな?
正直、[帰還の札]をすり替えたとか言う必要なかった気もするけど。
「な、なるほど。色々大変だったんですね……。」
「まあ、こっちの事情はこんなとこですかね。」
「私の方はもっと単純ですかね?あのあと王位を失って、牢屋に閉じ込められてたんですが、王に呼ばれて命の保証の変わりに、依頼を一つ頼まれたのです。頼まれたことは、この海域の調査です。それで王の雇った冒険者二名と共にここに来たのですよ。」
この海域の調査?
世界樹の事を調べようとしてたのかな?
だけど、わざわざ王にとっては脱走する可能性のあるエミリア王女にそんな依頼を頼むかな?
「さらっと話す割にはなかなかヘビーな話ですね。それにしても、何故王にとってリスクのあるエミリア王女に頼んだんですか?」
「それはこの海域の事情が大きく影響します。この海域は年間を通して常に大嵐がある海域なんです。ですが何故か最近その嵐が収まっているという情報がありました。そこで王はこの海域に大嵐を発生させる何かがあると思って調べようとしたみたいなのです。
しかし、恐らくさっきのクラーケンの存在を知っていたのでしょう。だから海域から調査をする人間が無事に出てこられる気がしなかったのかもしれません。そこで[ゲート]を使って情報を寄越させるついでにクラーケンに私を始末させるつもりだったのでしょう。美月様は[ゲート]の効果をご存知ですよね?」
なるほどなかなか込み入った事情があるみたいだな。
最後に言ってた[ゲート]の効果のことは恐らく僕の[高位鑑定]の事を言ってるんだろうな。
「あっ!そういえば、嵐の原因はレヴィアタンっていう魔物がこの海域をナワバリにしてるからみたいですよ。」
「レヴィアタンですか!!海竜王とも言われる超高位の魔物ですよ。どんな弱い個体でもSSランクはある化け物級の魔物です!そんな魔物ならあの大嵐の原因でも当然ですね。」
「SSランク?なんですかそれ?」
「魔物のランクのことです。E~SSSまであってレベルや種族としての強さを総合的に判断した魔物の強さの指標です。それよりそちらの妖精様はこの島の妖精ですよね?何故レヴィアタンが、大嵐を収めているかごぞんじですか?」
「ええ!私!」
あぁー、完全に空気になっていたヒスイに話が向いたな。
ってか魔物の強さのランクかぁ。
ジェネラルオーガとかはどんなランクなんだろうか?
多分、結構低めなんだろうな。
レベルで圧倒的に弱かった僕に負けたくらいだし。
「まあ、レヴィアタンが出産で魔法を使えないからだよ。」
「なっ、そんな簡単に答えが分かるなんて………私のここまでの努力はなんだったんでしょう………。」
「それにしてもなんか貴方、変な魔法ついてるわよ?」
「えっ!?」
「この感じだと、一定周期で魔法をかけられた人の周囲の情報を魔法掛けた人間に伝えるものだと思うわ。術師が未熟だったからか周期がかなり長いみたい。私にあってからはまだ情報を飛ばしてないみたいだけど、魔法を解除しようか?」
「そ、そんな魔法が私に!!?それに解除なんてできるんですか!…………でも、そんなことしたら余計王に命を狙われることになります………。有り難いですけど、魔法の解除は…………。」
うーん。
でも、魔法を解除しないのは、ちょっとまずくないか?
むしろ逆じゃね?
「むしろ魔法を解除するべきじゃないですか?貴方の監視?の冒険者もクラーケンに殺されたわけだし、魔法が無くなれば、死んだってことになって自由に生きていけるんじゃないです?」
「じ、自由?……そうですね………。魔法の解除お願いしようかな?」
「了解、[魔法解除]。はい、これで終了」
「え!もう終わりですか!」
「うん。終わりよ♪」
こうして、僕はエミリア王女と再開した。
「あっ、そういえば忘れてました。皆さん助けていただきありがとうございました。」
ずっと[エアロダッシュ]を使ってたから結構疲れたな。
「はぁ、やっと地面がぁ………。結局担がれたままここまで連れてこられましたし……。」
「それにしても、こんなところで合うことになるとは思いませんでしたよ。エミリア王女。」
「それこそ、私の台詞ですよ。何故こんなところにいるのです?事情を教えていたたけませんか?」
こっちもそっちの事情が気になるんだけどなぁ。
まあ、時間に余裕あるし、こっちから話すか。
「まあ、こっちの事情を先に説明しましょうか。まあ、簡単に説明すると、あのあとに騎士団長と魔法師団長と戦闘になり、僕を庇ってリリアが大怪我を負ったので、城の中に引き返し、逃げ場所がなくなったところ、[帰還の札]を使ってメリスダに行くという方法を考え付きました。
しかし、実際使ったら何故か正常に発動しなくてここに転移してきたってことです。
因みに[帰還の札]が正常に発動しなかった理由は僕の[帰還の札]をクラスメイトがすり替えたからだと思います。」
まあ、簡潔に言うとこんな感じかな?
正直、[帰還の札]をすり替えたとか言う必要なかった気もするけど。
「な、なるほど。色々大変だったんですね……。」
「まあ、こっちの事情はこんなとこですかね。」
「私の方はもっと単純ですかね?あのあと王位を失って、牢屋に閉じ込められてたんですが、王に呼ばれて命の保証の変わりに、依頼を一つ頼まれたのです。頼まれたことは、この海域の調査です。それで王の雇った冒険者二名と共にここに来たのですよ。」
この海域の調査?
世界樹の事を調べようとしてたのかな?
だけど、わざわざ王にとっては脱走する可能性のあるエミリア王女にそんな依頼を頼むかな?
「さらっと話す割にはなかなかヘビーな話ですね。それにしても、何故王にとってリスクのあるエミリア王女に頼んだんですか?」
「それはこの海域の事情が大きく影響します。この海域は年間を通して常に大嵐がある海域なんです。ですが何故か最近その嵐が収まっているという情報がありました。そこで王はこの海域に大嵐を発生させる何かがあると思って調べようとしたみたいなのです。
しかし、恐らくさっきのクラーケンの存在を知っていたのでしょう。だから海域から調査をする人間が無事に出てこられる気がしなかったのかもしれません。そこで[ゲート]を使って情報を寄越させるついでにクラーケンに私を始末させるつもりだったのでしょう。美月様は[ゲート]の効果をご存知ですよね?」
なるほどなかなか込み入った事情があるみたいだな。
最後に言ってた[ゲート]の効果のことは恐らく僕の[高位鑑定]の事を言ってるんだろうな。
「あっ!そういえば、嵐の原因はレヴィアタンっていう魔物がこの海域をナワバリにしてるからみたいですよ。」
「レヴィアタンですか!!海竜王とも言われる超高位の魔物ですよ。どんな弱い個体でもSSランクはある化け物級の魔物です!そんな魔物ならあの大嵐の原因でも当然ですね。」
「SSランク?なんですかそれ?」
「魔物のランクのことです。E~SSSまであってレベルや種族としての強さを総合的に判断した魔物の強さの指標です。それよりそちらの妖精様はこの島の妖精ですよね?何故レヴィアタンが、大嵐を収めているかごぞんじですか?」
「ええ!私!」
あぁー、完全に空気になっていたヒスイに話が向いたな。
ってか魔物の強さのランクかぁ。
ジェネラルオーガとかはどんなランクなんだろうか?
多分、結構低めなんだろうな。
レベルで圧倒的に弱かった僕に負けたくらいだし。
「まあ、レヴィアタンが出産で魔法を使えないからだよ。」
「なっ、そんな簡単に答えが分かるなんて………私のここまでの努力はなんだったんでしょう………。」
「それにしてもなんか貴方、変な魔法ついてるわよ?」
「えっ!?」
「この感じだと、一定周期で魔法をかけられた人の周囲の情報を魔法掛けた人間に伝えるものだと思うわ。術師が未熟だったからか周期がかなり長いみたい。私にあってからはまだ情報を飛ばしてないみたいだけど、魔法を解除しようか?」
「そ、そんな魔法が私に!!?それに解除なんてできるんですか!…………でも、そんなことしたら余計王に命を狙われることになります………。有り難いですけど、魔法の解除は…………。」
うーん。
でも、魔法を解除しないのは、ちょっとまずくないか?
むしろ逆じゃね?
「むしろ魔法を解除するべきじゃないですか?貴方の監視?の冒険者もクラーケンに殺されたわけだし、魔法が無くなれば、死んだってことになって自由に生きていけるんじゃないです?」
「じ、自由?……そうですね………。魔法の解除お願いしようかな?」
「了解、[魔法解除]。はい、これで終了」
「え!もう終わりですか!」
「うん。終わりよ♪」
こうして、僕はエミリア王女と再開した。
「あっ、そういえば忘れてました。皆さん助けていただきありがとうございました。」
コメント
ノベルバユーザー232154
誤字多いっす。
一個一個、一話一話指摘させていただくのも手間でございますので、一度、一話~見直しされた方が良いですよ。というか、して下さい。
TNKt_k
私のリアルの知り合いが再びリリアのイラスト描いてくれたので表紙変更してます。
本人の希望で名前は好評しません。
どうやら独力で有名になりたいそうです。
なのでいいイラストだと思った方はpixiv等で探してあげて下さい。
TNKt_k
ノベルバユーザー228341さん。
コメントありがとうございます。
確かにニキス可愛いです。
マスターである美月の前ではクールぶっているけど、ビックリしたら途端に子供になってしまったり、とても個性的で面白いキャラです。
ですが、同じ使役獣のラズリも言葉が話せなかったり、食い意地はったりと面白いです。
色んなキャラも好きになってもらえるともっと嬉しいです(((o(*゚∀゚*)o)))
TNKt_k
ととさん。
コメントありがとうございます。
そうですね。
魔人族は一応人間の変異種なので上位種族というよりは亜種のほうが近いかもです。
これからもこの作品をよろしくお願いします