シロトクロ
第7話 間
ユウの母「ユウ!!起きなさい!!遅刻するわよ!」
ユウ「やっべ!もうこんな時間かよ!!」
ユウの母「まったくもう!!」
ユウ「いってきます!!!」
ユウは朝が苦手な為いつも遅刻ギリギリの登校である。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り始めたと同時にユウは教室へと滑り込んだ
ユウ「あっぶねぇ〜」
生徒A「ホントいつもギリギリだなユウは」
生徒達「あははははは!」
ユウ「うるせっ!間に合えばいいんだよっ!間に合えば!」
ユウが寝坊したのにはもう1つ理由があった……
---昨晩---
ギン「お前には強くなってもらわなきゃいけねーからな!」
ユウ「どうしたらいい?やっぱ修行とかか?」
ギン「普通に体を鍛えるだけじゃ強くなったとは言えないからな」
ユウ「時間も無いんだもんな。」
ギン「そういう事だ。」
ユウ「うーむ。どうしたものか……」
ギン「簡単な事さ。コアの力を上手く使えるようになればいい。」
ユウ「力を…上手く使う…?」
ギン「お前はコアを発現させてまだ日が浅い。だがその割にコアの力に対応する速さは並外れてる。」
ユウ「そうなのか?」
ギン「あぁ。だがまだ無駄が多い。」
ユウ「無駄……」
ギン「力をデカく使えばいいってもんじゃないんだ。」
ザンッ!!!
ギンはそう言うと空間を引き裂いた!
ユウ「!!」
ギン「驚くのは後にしな!」
ギンは空間の裂け目へと飛び込んだ
ギン「おい、何ボケっとしてんだ!早く来い!」
ユウ「あー!もう色々考えるだけ無駄だ!!」
ユウもギンに続いて飛び込んだ!
グググッ!
空間の裂け目は閉じていった
ユウ「ここは?」
ギン「ここは、間の世界と俺達は呼んでいる。」
ユウ「間の世界……」
ギン「文字通り、お前の居る世界と俺達の居る世界の間にある異次元の世界だ。」
ユウ「まさか、ここは時間の進みが早い!とかそんな感じなのか?」
ギン「いや、そんな事はない。時間に関しては何も変わらない。」
ユウ「なんだよ…てっきりここですげー時間修行しても戻ったらそんなに経ってないみたいなのかと思ったら……」
ギン「ここなら力を使っても被害が出ない。それに誰かに見られる事も無いしな。」
ユウ「そっか。町の物を壊すわけにもいかないもんな……」
ギン「それだけじゃねぇ…この間にはそれ以上の利点がある!」
ユウ「利点……?」
ギンはそう言うと次の利点を挙げた。
1つ、コアのエネルギーを可視化出来る。
2つ、肉体への負荷を創造、破壊出来るため疲労感を残さずに修行出来る。
3つ、パートナーの力が増幅する。
ユウ「すげぇ……」
ギン「時間だけは表と変わんねーからゆっくりしてる暇はない。」
ユウ「分かってる。早速始めようぜ!」
ギンはまず表の世界の2倍の負荷を創造した。
ユウ「ぐっ……体が……」
ギン「空間の負荷を2倍にした。お前は常にもう1人の自分を背負っている事になる。」
ユウ「どうって事ねー!たかが2倍だ!」
ギン「後で吠え面かくなよ?」
ユウ「うるせぇ!!次は何すんだ!」
ギン「エネルギーの可視化だ!コアの力を使ってみろ」
ユウはコアの力を解放した。
ギン「見えるだろ?コアのエネルギーが」
ユウの体を大きなエネルギーが包み込んでいた!
ユウ「すげぇ…エネルギーがしっかり見える…」
ギン「今お前の体は全身がエネルギーに覆われてるだろ?それが無駄って事なんだ。」
ユウ「でもエネルギーは一気に解放した方が与えるダメージはでかいんじゃねーか?」
ギン「あぁ。たしかにダメージはでかい。でもその分お前が消費する体力もでかくなるんだ。」
ユウ「でもよ……」
ギン「じゃあ、聞くがよ〜。お前は頭の上のリンゴを撃ち落とせって言われた時にバズーカでも撃つのか??」
ユウ「いや…それじゃあ正確にリンゴだけを撃ち落とすのは難しい…はっ!!」
ギン「そういう事だ。エネルギーってのは一点に集中させることによって正確にそして強力な一撃になるんだ。」
ユウ「あの時の俺は無意識のうちにそれをしていたんだ……」
ギン「気付いたか!そうだ!お前がヤツを殴った時!エネルギーは拳だけに集中していた!!」
ユウ「よし…ギン。始めよう」
ギン「悪いがここでは手加減は出来ないぞ。」
ユウ「手加減なんていらねぇ。全力で来い!」
こうして明け方まで力の使い方を学ぶ手合わせは続いた………
つづく………
ユウ「やっべ!もうこんな時間かよ!!」
ユウの母「まったくもう!!」
ユウ「いってきます!!!」
ユウは朝が苦手な為いつも遅刻ギリギリの登校である。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り始めたと同時にユウは教室へと滑り込んだ
ユウ「あっぶねぇ〜」
生徒A「ホントいつもギリギリだなユウは」
生徒達「あははははは!」
ユウ「うるせっ!間に合えばいいんだよっ!間に合えば!」
ユウが寝坊したのにはもう1つ理由があった……
---昨晩---
ギン「お前には強くなってもらわなきゃいけねーからな!」
ユウ「どうしたらいい?やっぱ修行とかか?」
ギン「普通に体を鍛えるだけじゃ強くなったとは言えないからな」
ユウ「時間も無いんだもんな。」
ギン「そういう事だ。」
ユウ「うーむ。どうしたものか……」
ギン「簡単な事さ。コアの力を上手く使えるようになればいい。」
ユウ「力を…上手く使う…?」
ギン「お前はコアを発現させてまだ日が浅い。だがその割にコアの力に対応する速さは並外れてる。」
ユウ「そうなのか?」
ギン「あぁ。だがまだ無駄が多い。」
ユウ「無駄……」
ギン「力をデカく使えばいいってもんじゃないんだ。」
ザンッ!!!
ギンはそう言うと空間を引き裂いた!
ユウ「!!」
ギン「驚くのは後にしな!」
ギンは空間の裂け目へと飛び込んだ
ギン「おい、何ボケっとしてんだ!早く来い!」
ユウ「あー!もう色々考えるだけ無駄だ!!」
ユウもギンに続いて飛び込んだ!
グググッ!
空間の裂け目は閉じていった
ユウ「ここは?」
ギン「ここは、間の世界と俺達は呼んでいる。」
ユウ「間の世界……」
ギン「文字通り、お前の居る世界と俺達の居る世界の間にある異次元の世界だ。」
ユウ「まさか、ここは時間の進みが早い!とかそんな感じなのか?」
ギン「いや、そんな事はない。時間に関しては何も変わらない。」
ユウ「なんだよ…てっきりここですげー時間修行しても戻ったらそんなに経ってないみたいなのかと思ったら……」
ギン「ここなら力を使っても被害が出ない。それに誰かに見られる事も無いしな。」
ユウ「そっか。町の物を壊すわけにもいかないもんな……」
ギン「それだけじゃねぇ…この間にはそれ以上の利点がある!」
ユウ「利点……?」
ギンはそう言うと次の利点を挙げた。
1つ、コアのエネルギーを可視化出来る。
2つ、肉体への負荷を創造、破壊出来るため疲労感を残さずに修行出来る。
3つ、パートナーの力が増幅する。
ユウ「すげぇ……」
ギン「時間だけは表と変わんねーからゆっくりしてる暇はない。」
ユウ「分かってる。早速始めようぜ!」
ギンはまず表の世界の2倍の負荷を創造した。
ユウ「ぐっ……体が……」
ギン「空間の負荷を2倍にした。お前は常にもう1人の自分を背負っている事になる。」
ユウ「どうって事ねー!たかが2倍だ!」
ギン「後で吠え面かくなよ?」
ユウ「うるせぇ!!次は何すんだ!」
ギン「エネルギーの可視化だ!コアの力を使ってみろ」
ユウはコアの力を解放した。
ギン「見えるだろ?コアのエネルギーが」
ユウの体を大きなエネルギーが包み込んでいた!
ユウ「すげぇ…エネルギーがしっかり見える…」
ギン「今お前の体は全身がエネルギーに覆われてるだろ?それが無駄って事なんだ。」
ユウ「でもエネルギーは一気に解放した方が与えるダメージはでかいんじゃねーか?」
ギン「あぁ。たしかにダメージはでかい。でもその分お前が消費する体力もでかくなるんだ。」
ユウ「でもよ……」
ギン「じゃあ、聞くがよ〜。お前は頭の上のリンゴを撃ち落とせって言われた時にバズーカでも撃つのか??」
ユウ「いや…それじゃあ正確にリンゴだけを撃ち落とすのは難しい…はっ!!」
ギン「そういう事だ。エネルギーってのは一点に集中させることによって正確にそして強力な一撃になるんだ。」
ユウ「あの時の俺は無意識のうちにそれをしていたんだ……」
ギン「気付いたか!そうだ!お前がヤツを殴った時!エネルギーは拳だけに集中していた!!」
ユウ「よし…ギン。始めよう」
ギン「悪いがここでは手加減は出来ないぞ。」
ユウ「手加減なんていらねぇ。全力で来い!」
こうして明け方まで力の使い方を学ぶ手合わせは続いた………
つづく………
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