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モンスタークリエイターの世界侵略 (投稿停止)

鈴木颯手

第16話 デーバ攻防戦

城塞都市テングストーンを出た青銅騎士団と市民兵は道中何事もなくデーバの手前まで進行した。
アルケリオン帝国も青銅騎士団の進行を知ったのかデーバの大門は固く閉じられていた。
大都市デーバは全方向を二十メートルはある塀に守られており外側には深い堀が三十に掘られている鉄壁と言っていい大都市であった。
普通なら約6000の兵のみで落とせるような代物ではないのだが青銅騎士団団長のルナルド・スピッドは不適な笑みを浮かべた。
「ダグザス王国時代から特に変わっていないみたいであ~る。これなら落とせるであ~る。第一軍突撃開始であ~る」
相変わらずの独特な口調で話すルナルドは第一軍に突撃命令を出した。
命令を受けた第一軍は固く閉じられていた大門に向かって進む。当然アルケリオン軍は弓を放ったり魔術を使って防ごうとするがそれらの攻撃は第一軍の回りを囲むように表れた蒼い障壁によって防がれた。
これは青銅騎士団が最も得意とする防御魔法である。それを全員が展開することで無敵とも言える性能を発揮した。
「何をしている!一点を集中して攻撃しろ!」
塀の上から隊長と思われる男の声が響きそのあとに魔術が一点に集中して障壁に降り注いだ。しかしそれでも傷ひとつつかなかった。
やがて第一軍は無傷で大門の前まで到着した。
「ははは!いくら無傷で大門まで来てもこの大門を開けることなどできまい!」
大門は塀程ではないが頑丈にできており十数人が押してもびくともしないほど手間あった。
それが分かっている塀の上の隊長は大声をあげて笑った。いくら防御が固くても突破できなければ驚異にはならない。
しかし、その笑い声も次の出来事で完全に来てた。
第一軍の中から一人の青年が出てきた。十代後半と思われる青年は自分の慎重はありそうな斧を握っていた。
「その斧で門を切る気か?馬鹿め!その程度で切れるはずが…」
「…大切断」
隊長の笑い声に耳を貸さずに青年はそう呟き斧を左から斜め上に切り上げた。
すると大門は綺麗に切り裂かれ、下半分が内側へ倒れた。
「…前進」
青年がそう呟くと後ろで待機していた第一軍が雄叫びをあげて都市内部へ侵入した。

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