魔物を作って軍団を編成して挑むは世界侵略!

鈴木颯手

第八話

さて、改めてこの村が手に入ったので早速村の修復&改造を行うか。
この村は結構広く襲われる前は500人近くが住んでいたそうだ。そのため村はかなり広くとても直ぐには改造を行えそうになかった。因みに生き残った村人は全て若い女で三十代が一人、二十代が六人、十代が九人、それ以下が四人の二十人だ。
取り合えずこの村を襲ったモンスター(ゴブリン)の逆襲に供えるか。大半をヨ・ルムンガルドが駆逐したらしいが一部は取り逃がしたらしくそいつらが単体ならまだいいがこれが巨大な勢力の末端とかなら更なる兵力でこの村を潰そうとしてくるだろう。それを防ぐためにも直ぐに取りかかる必要がある。
まず、村の中心にある広場を起点にして円形に防壁を築く。更にこの防壁を囲むように防壁を二重三重に築く。後はここを守れる兵力を作り上げる。これだけだ。
そう言うわけでこの防壁を築くためのモンスターを生み出す。


名前:クリエイター
種族:クリエイトモンスター
レベル:1
体力:1000/1000
魔力:850/850
知力:120
筋力:75
防御力:10
俊敏:25
魔法:初級土魔法(土)〔サンド〕初級重力魔法(無)〔グラビティ〕初級風魔法(風)〔ウィング〕初級火魔法(火)〔フレア〕初級水魔法(水)〔ウォーター〕
ノーマルスキル:魔力自動回復レベル1体力自動回復レベル1
ユニークスキル:高速思考レベル1並列思考レベル1
エクストラスキル:
加護:
称号:創造の魔法使い、大工

「…ま、こんなもんだろう」
それなりに魔力が消費した分いい感じのが出来たな。見た目は篭を背負い三角巾を頭につけた足がキャタピラのロボットといった感じか。こんななりでも生物なんだよな。
「早速で悪いがこの村の防壁を作ってもらう。やり方は任せる。後、随時同族クリエイターを作って参加させる。なるべく早く防壁を作れ」
そう言って俺は簡易的に作った町の地図と防壁の構想が書かれた紙を渡す。クリエイターはそれを受けとると頷いて作業を開始した。
残念ながら今はクリエイターを作っただけで魔力が無くなりそうなので作るのはまだ先だ。それとラプトルとサーチアイにはこの周辺の偵察を行わさせている。ヨ・ルムンガルドは生き残った村娘の警護だ。因みに村娘には家々を回り使えるものを一ヶ所に集めさせている。それと村の貨幣は俺が預かることになった。
この世界の貨幣は白金貨、金貨、銀貨、銅貨に分かれているらしい。
この村にあった貨幣は金貨一枚、銀貨十枚、銅貨五十枚とそれなりであった。
「可能性は低いがこの村に商人が来るかもしれないからな」
その場合はこの村の惨状と俺の存在が世間に知られてしまうがこのままでは食糧難で餓死してしまうからな。
食糧はゴブリンが奪っていったため一月分の食料しか残っていない。遠くないうちに町にいく必要がある。
「そのためにもクリエイターには頑張ってもらわないとな」
そのクリエイターは既に防壁を作り始めており土魔法を使い地盤を整えどこからとってきたのか俺くらいの太さがある丸太を建てていた。中々早いな。これなら数体作れば早いうちに防壁が完成しそうだな。
「さて、俺も行動するか」
俺も村娘に混ざり使えそうなものを一ヶ所に集めていった。

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