魔物を作って軍団を編成して挑むは世界侵略!

鈴木颯手

第1話 転生

「…ここは?」
気が付くと俺は宇宙空間にいた。
何を言っているのか分からないと思うが本当にそうとしか言えない。
黒い空間に様々な色をする光は俺のよく知る宇宙空間だ。
「…でも何故ここにいるんだ?それに宇宙空間なのに息が出来てる?」
『出来るわけなかろう?』
一人自問していたら急に声が響いた。宇宙空間なのに声が響くのか?
「先程から勘違いしておるがお主のいる場所は宇宙空間などではないぞ」
「…じゃあここはどこなんですか?宇宙空間にしか見えないんですが」
俺は響く声に問いかける。
『ここはお主たちが言うあの世とこの世の中間にある場所じゃ』
「それじゃあ、ここで地獄か天国が決まるのですか?」
『そんなわけなかろう。死んだ生物は魂と肉体が分かれ魂はここに集まる。その後新に生まれた肉体に魂が入っていくのじゃ』
「へぇ、俺が想像していたものとかなりことなるのですね。と言うことはあの光っているものは全部魂ですか?」
『そうじゃ。お主らは知らんじゃろうが様々な世界が存在していての。その魂もここに集まる。故に魂はありすぎるくらいで丁度なのじゃ。現に今はなしておる間に三千近くの魂が肉体に入っていったぞ』
マジですか!?と言うか何故この声はそんなことを話してくれるのだろう?
『おっと、すまんすまん。本題を言っておらなかったな』
『お主は死んでおる』
でしょうね。あの世とこの世の中間何だから。
『しかし、私がここに呼んだのじゃ』
「どう言うことですか?と言うかあなたは誰ですか?」
『ワシはお主らで言うところの神じゃな。ワシの役目は魂が循環しているか確認するだけの作業じゃ』
神ですか…。
『そして最近何かおかしなことがあれば直ぐに直せるように設定してしまっての。暇になってしまったのじゃ』
神様、自信の行いにより暇人となる。
『何か変なことを考えておるようじゃが話を続けるぞ。やることなくなったワシはどうしようか悩んだのじゃ。しかし、中々思い付かなくての。そのときに思い付いたんじゃ』
…なんかろくでもないような気がする。
『凄まじい力を与えて異世界に放り込んだときその人物はどのような行動をとるのか、と。まぁ、簡単に言えば特殊な観察じゃな』
「それでそれに俺は選ばれたと」
『思い付いたときに丁度お主の魂がワシの前を通過したからな。記憶を呼び起こして生前の肉体を作ったのじゃよ?』
確かに今の俺の姿は最後の記憶と一致している。
『どうじゃ?やってみんか?今なら最初と言うこともあって何でもありじゃぞ?欲しいものを頭に浮かべるのじゃ。それをワシが読みとき力にしようぞ』
「…因みにその世界はどんな感じの世界なのですか?」
『フム、そうじゃな。ステータスが存在しており全てが数値化されておるな。スキルや魔法も存在するぞ』
成る程。それなら…
『…フム、中々面白くなりそうじゃの。ならば早速転生させるぞ』
その言葉と共に眠気が襲ってきた。
『…あ、因みにお主は此方の都合でその姿から始まるからな。後はワシからの選別を少し送っておくぞ』
それを聞き終えた時俺は眠りについた。




















温かい風が俺の頬を撫でた感触で俺は目を覚ました。先程までの宇宙空間のような世界ではなく日差しのある青い空が広がっていた。
「…ついたのかな?」
俺は上半身を起こして回りを見渡す。俺の正面には草原が広がっており左右も同じ。ただ、後ろには光の入っていないような森が広がっていた。
「…取り合えずどうしようか?」
幸い服は死ぬ前に来ていたものを来ているため、寒さなどはたぶん大丈夫だ。
問題は寝床と食糧だ。見た感じ町などは無さそうだし食糧になりそうなものもない。服にも何も入っておらず…。
「…ん?」
何かに触れた。それを取り出してみると青い球体の何かであった。
「…何だろうこれ?」
俺はそれをよく見ていると中心部から光が溢れて…っ! 
突如まばゆく光出した。それと同時に何かが俺の頭の中に入ってくる感覚が。
「なっ、んだこれっ!?」
暫くして光は収まり頭の中に入ってくるようなこともなくなった。
「…一体なんだったんだ?」
…どうやら神様からの手紙のようなものだったらしい。先程感じた入ってくる感覚はこれの事だったみたいだ。
神様の手紙にはステータスの確認の仕方のみあった。この世界については自分で調べてみろとも。
「…ステータス」
神様からの手紙通りに言うと目の前に薄い青色の画面が現れた。 


名前:カズマ・ヒイラギ
種族:人種
レベル:1
職業:不明
体力:1500/1500
魔力:500000/500000
知力:105
筋力:50
防御力:35
俊敏:72
魔法:モンスタークリエイト(無)〔無機物創造・有機物創造・有機物合成〕
ノーマルスキル:魔物使役レベル5鑑定レベル3魔力消費軽減レベル2体力自動回復レベル1魔力自動回復レベル1ダメージ軽減レベル1
ユニークスキル:異常状態無効レベル1打撃軽減レベル1斬撃軽減レベル1魔法軽減レベル1
エクストラスキル:異世界適応
加護:世界最高神の加護レベルMAX
称号:転生者、モンスタークリエイター、神の化身


「…ステータスが色々とヤバイことに」
可笑しいな?俺が頼んだのって魔物を創造する力と莫大な魔力だったはずなのに。
「使役のことまで考えていなかったし問題ないか?」
さっきも言っていたしこれは神からの選別と思おう。そうしないとやっていけない。
何はともあれ異世界にはきちんとついたし拠点でも作るかな?
冒険者?ギルド?いいえ、めんどいのでパスね。

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