未来国家建国記
Wine Red&Sky Blue
  
  2147年。人類は一度滅びの時期を迎え、極少数の狂人、超人だけが生き残った。
  退化の一途を辿ると思われた人間はその狂人、超人たちが知力を、腕を、勇気をふるったおかげで、人類は衰退するどころか更に発展し、進化を遂げてきた。
  そして現在。元日本、元アメリカ合衆国、元中華人民共和国、元イギリス、元ロシア。この5カ国は自国の数人の狂人、超人たちのおかげて大量の資源不足問題からそれぞれの方法で逃れ、最後まで猛威をふるってきた5カ国だ。
  そして今現在。すべての国は昔とは形を、名を、方法を変え化け物を殺し、資源を奪い、手をつけれてない廃墟と化した街を人間達は復興を始めた。
「2065年。地球温暖化により水面下上昇。               ほとんどの島国が水没。               日本...一部地域水没。地方合わせ中枢都市は国家の迅速な判断により健在。
2089年。氷河期到来。               予想不可な氷河期の到来だったため地方合わせ中枢都市は世界でも壊滅。               世界人口5分の1にまで減少。
2112年。氷河期が終わり春が到来。               野に出た人間は強大な正体不明の怪物に襲われ死亡。               特定の人物のみ怪物に対抗できることを発見、研究。 
2119年。人類は全員で日の目を見た。               世界人口は全盛期より10分の1にまで減少。
2119年。元日本はようやく日の目を見せ始めたと言うことですね。それからは昔から狂人、超人と呼ばれる人間達がこの怪物、人類史の敵通称エルメイと呼ばれる怪物は極数人により地上から追い出されました。
しかし、現在でもこちらへは入ってこれるので我々はそれを阻止するために八色階級と言う制度をつけて人類史の敵に対抗できる人を育成しているのです。」
女の声と、女がパソコンを打つ音が響き、それに続いてガリガリと電子ノートに写すために電子ペンを走らせている音が数十個聞こえてくる。
女は話した言葉より断然少なく。綺麗にまとめて前にある巨大な電子黒板に表示していくがこの教室にそれを見るものはおらず女が、教師が話した言葉を覚えそれを書きまとめていく。
実際この学校のこのクラスではこれぐらい出来ないと授業にもテストにもついてはいけない。
ここは元 日本、現 大日本国家主義国の元 中枢都市東京よりも少し広い現 中都と呼ばれる地方の中でも3つある学校の中で一番マンモス校な中都第一高等学校と呼ばれる高校である。
中都の中でも中心部にある高校で、上色と下色が両方集まって出来ている珍しい学校である。
そしてこの高校は国家への就職、国営の大学への進学率が中都でも最も高く地方からも来たがる人が多い有名校でもある。
女はまだ文字を書いている数人を尻目に口を開く。
「八色階級とは文字通り八色に分けられ、その中でもその八色の色の個数により階級わけされます。
個数は少なくて1個、多くて3つとなります。
八色とはしたから順に茶色、黄土色、黒色、白色、シルバー、ゴールド、そしてワインレッドとスカイブルーの八色です。
シルバーはたまに透明色とも呼ばれ純度が高く光が反射するような白をシルバーとされます。
茶色、黄土色、黒色、白色は下色とされており、土色と呼ばれる下級民族だとされています。
そして、シルバー、ゴールド、ワインレッド、スカイブルーは上色と言われ国家関連に就職しやすくなっています。
スカイブルーとワインレッドは同格の権限を所持しておりスカイブルーは知力を、ワインレッドは武力を抜きん出て持っているものに与えられます。
もちろん、スカイブルーもワインレッドも武力、知力共に持っていおり普通の兵士では足元にも及ばない程の実力も誇っています。
八色階級は生まれた時から適応され産まれると色々な検査を受け階級に分けられます。
成績や潜在能力、武術で階級は変動し茶色のバッチも3つ集め、4つ目からは1つ上の階級へと、すなわち黄土色に変動します。
下色と上色の間には大きな壁がありますが下色でも、上色でも階級が一個下の色でも3つ持っていたらその1個上の色の1つもちよりも権限が強くなるとされています。
しかし、その色の階級は大きな力差を物語っているので自分が3つもちだからといって1つ上の1つもちを挑発すると消される可能性もあるので気をつけましょう。
しかし軍人は一般階級もあるので同階級の者同士でしか適応されません。
一般的な日常生活でもこの八色階級が適応できる時と出来ない時があるので気おつけないと治安部隊に取り押さえられます。
大まかなことはこれだけです。なにか質問はありますか?」
女がそう問いかけると一人の男の子が手を上げる。
「はい、どうぞ」
そう言って女が男の子の方に顔を向ける。
「1年3組階級、白色、1つです。」
「発言を許可します。」
この学校でのルール。授業中や、質問、お願いなど自分より上の階級の者に何かをしてもらう時や答えてもらう時などは絶対に年組、階級を言うのが掟だ。
もし破ったら思い罰則が待っている。
そしてこの男の子の胸に光るバッチは白が1つ、それに対して女の教師の胸に光るバッチはシルバーの2つだ。教師の称号を持つものは必ずシルバーのバッチでなくては行けないという法律で定められたルールだ。
「先生は先程下色から上色になるのは高い壁があるとおっしゃいましたがなれないことは無いのですね。」
「えぇ、なれないことはありません。しかしあなたがもし上色になりたいのであれば星を3つまで増やしその後に人類に貢献する成績を残しなさい。
武力なら天武全民大会での上位入賞など、知力なら論文発表で認められてもいいし、天知テストで上位に入れば認められます。
実際過去にそのような人は存在してます。」
「わかりました。ありがとうございます。」
そう言って男の子は頭を下げて席に座る。
「じゃあ、先生。スカイブルーかワインレッドのどちらかになるにはゴールドを3つ集めてなにかやればいいんですか?」
女の教師はその無粋な生徒を咎めようと口を開くがお咎めの言葉が出る前にその口はどじられた。
先程の質問を飛ばした男の子の生徒の胸に光るバッチはシルバーの3つ。教師の数では向こうが上に立つものだ。
「いいえ、スカイブルーとワインレッドは特殊でありそれは国家秘密となっているので私も詳しくは分かりません。
しかし、スカイブルーにしてもワインレッドにしても申請と推薦が必要だと言われています。」
「なるほど、わかりました。ありがとうございます。」
そう言って男の子は席に座る。
それと同時に学校全体にチャイムが鳴り響く。
「今日はここまでです。明日はこれから発展していくので予習を忘れないように。そしてこの授業のノートが取れていなくても他人には見せてもらわないように。」
それだけを言って女教師は教室を後にする。
「いや〜、ゴールドになるのも俺まだなれないのに更に高い壁があるとか、スカイブルーとワインレッドはバケモンだね〜。
ねぇ、そう思わない?榛ちゃん、ニアちゃん。」
そう言ったのは先程教師に質問したシルバー3つの男、皆瀬 良
良が質問した相手は榛名  ハズナ(はるな )とリーメリシャ・ニルアードだ。
2人の胸元に光るバッチはゴールドが2つと1つ。この学校最強の名を欲しいままにする、武道の天才榛名 ハズナと知力の天才リーメリシャ・ニルアードだ。
「「別に。興味な」」
「え〜。一緒に前線で戦うって約束どーしたのー!」
「「いやだ!」」
「ひどい!!!」
スクスクと笑う2人は顔立ちが整っておりいつもふたりっきりの笑顔は貴重である。
しかも2人が話すのは良ぐらいだと何故か決まっている。
珍しいぐらいの2人の笑顔で教室は一時動く者がいなかった。
  2147年。人類は一度滅びの時期を迎え、極少数の狂人、超人だけが生き残った。
  退化の一途を辿ると思われた人間はその狂人、超人たちが知力を、腕を、勇気をふるったおかげで、人類は衰退するどころか更に発展し、進化を遂げてきた。
  そして現在。元日本、元アメリカ合衆国、元中華人民共和国、元イギリス、元ロシア。この5カ国は自国の数人の狂人、超人たちのおかげて大量の資源不足問題からそれぞれの方法で逃れ、最後まで猛威をふるってきた5カ国だ。
  そして今現在。すべての国は昔とは形を、名を、方法を変え化け物を殺し、資源を奪い、手をつけれてない廃墟と化した街を人間達は復興を始めた。
「2065年。地球温暖化により水面下上昇。               ほとんどの島国が水没。               日本...一部地域水没。地方合わせ中枢都市は国家の迅速な判断により健在。
2089年。氷河期到来。               予想不可な氷河期の到来だったため地方合わせ中枢都市は世界でも壊滅。               世界人口5分の1にまで減少。
2112年。氷河期が終わり春が到来。               野に出た人間は強大な正体不明の怪物に襲われ死亡。               特定の人物のみ怪物に対抗できることを発見、研究。 
2119年。人類は全員で日の目を見た。               世界人口は全盛期より10分の1にまで減少。
2119年。元日本はようやく日の目を見せ始めたと言うことですね。それからは昔から狂人、超人と呼ばれる人間達がこの怪物、人類史の敵通称エルメイと呼ばれる怪物は極数人により地上から追い出されました。
しかし、現在でもこちらへは入ってこれるので我々はそれを阻止するために八色階級と言う制度をつけて人類史の敵に対抗できる人を育成しているのです。」
女の声と、女がパソコンを打つ音が響き、それに続いてガリガリと電子ノートに写すために電子ペンを走らせている音が数十個聞こえてくる。
女は話した言葉より断然少なく。綺麗にまとめて前にある巨大な電子黒板に表示していくがこの教室にそれを見るものはおらず女が、教師が話した言葉を覚えそれを書きまとめていく。
実際この学校のこのクラスではこれぐらい出来ないと授業にもテストにもついてはいけない。
ここは元 日本、現 大日本国家主義国の元 中枢都市東京よりも少し広い現 中都と呼ばれる地方の中でも3つある学校の中で一番マンモス校な中都第一高等学校と呼ばれる高校である。
中都の中でも中心部にある高校で、上色と下色が両方集まって出来ている珍しい学校である。
そしてこの高校は国家への就職、国営の大学への進学率が中都でも最も高く地方からも来たがる人が多い有名校でもある。
女はまだ文字を書いている数人を尻目に口を開く。
「八色階級とは文字通り八色に分けられ、その中でもその八色の色の個数により階級わけされます。
個数は少なくて1個、多くて3つとなります。
八色とはしたから順に茶色、黄土色、黒色、白色、シルバー、ゴールド、そしてワインレッドとスカイブルーの八色です。
シルバーはたまに透明色とも呼ばれ純度が高く光が反射するような白をシルバーとされます。
茶色、黄土色、黒色、白色は下色とされており、土色と呼ばれる下級民族だとされています。
そして、シルバー、ゴールド、ワインレッド、スカイブルーは上色と言われ国家関連に就職しやすくなっています。
スカイブルーとワインレッドは同格の権限を所持しておりスカイブルーは知力を、ワインレッドは武力を抜きん出て持っているものに与えられます。
もちろん、スカイブルーもワインレッドも武力、知力共に持っていおり普通の兵士では足元にも及ばない程の実力も誇っています。
八色階級は生まれた時から適応され産まれると色々な検査を受け階級に分けられます。
成績や潜在能力、武術で階級は変動し茶色のバッチも3つ集め、4つ目からは1つ上の階級へと、すなわち黄土色に変動します。
下色と上色の間には大きな壁がありますが下色でも、上色でも階級が一個下の色でも3つ持っていたらその1個上の色の1つもちよりも権限が強くなるとされています。
しかし、その色の階級は大きな力差を物語っているので自分が3つもちだからといって1つ上の1つもちを挑発すると消される可能性もあるので気をつけましょう。
しかし軍人は一般階級もあるので同階級の者同士でしか適応されません。
一般的な日常生活でもこの八色階級が適応できる時と出来ない時があるので気おつけないと治安部隊に取り押さえられます。
大まかなことはこれだけです。なにか質問はありますか?」
女がそう問いかけると一人の男の子が手を上げる。
「はい、どうぞ」
そう言って女が男の子の方に顔を向ける。
「1年3組階級、白色、1つです。」
「発言を許可します。」
この学校でのルール。授業中や、質問、お願いなど自分より上の階級の者に何かをしてもらう時や答えてもらう時などは絶対に年組、階級を言うのが掟だ。
もし破ったら思い罰則が待っている。
そしてこの男の子の胸に光るバッチは白が1つ、それに対して女の教師の胸に光るバッチはシルバーの2つだ。教師の称号を持つものは必ずシルバーのバッチでなくては行けないという法律で定められたルールだ。
「先生は先程下色から上色になるのは高い壁があるとおっしゃいましたがなれないことは無いのですね。」
「えぇ、なれないことはありません。しかしあなたがもし上色になりたいのであれば星を3つまで増やしその後に人類に貢献する成績を残しなさい。
武力なら天武全民大会での上位入賞など、知力なら論文発表で認められてもいいし、天知テストで上位に入れば認められます。
実際過去にそのような人は存在してます。」
「わかりました。ありがとうございます。」
そう言って男の子は頭を下げて席に座る。
「じゃあ、先生。スカイブルーかワインレッドのどちらかになるにはゴールドを3つ集めてなにかやればいいんですか?」
女の教師はその無粋な生徒を咎めようと口を開くがお咎めの言葉が出る前にその口はどじられた。
先程の質問を飛ばした男の子の生徒の胸に光るバッチはシルバーの3つ。教師の数では向こうが上に立つものだ。
「いいえ、スカイブルーとワインレッドは特殊でありそれは国家秘密となっているので私も詳しくは分かりません。
しかし、スカイブルーにしてもワインレッドにしても申請と推薦が必要だと言われています。」
「なるほど、わかりました。ありがとうございます。」
そう言って男の子は席に座る。
それと同時に学校全体にチャイムが鳴り響く。
「今日はここまでです。明日はこれから発展していくので予習を忘れないように。そしてこの授業のノートが取れていなくても他人には見せてもらわないように。」
それだけを言って女教師は教室を後にする。
「いや〜、ゴールドになるのも俺まだなれないのに更に高い壁があるとか、スカイブルーとワインレッドはバケモンだね〜。
ねぇ、そう思わない?榛ちゃん、ニアちゃん。」
そう言ったのは先程教師に質問したシルバー3つの男、皆瀬 良
良が質問した相手は榛名  ハズナ(はるな )とリーメリシャ・ニルアードだ。
2人の胸元に光るバッチはゴールドが2つと1つ。この学校最強の名を欲しいままにする、武道の天才榛名 ハズナと知力の天才リーメリシャ・ニルアードだ。
「「別に。興味な」」
「え〜。一緒に前線で戦うって約束どーしたのー!」
「「いやだ!」」
「ひどい!!!」
スクスクと笑う2人は顔立ちが整っておりいつもふたりっきりの笑顔は貴重である。
しかも2人が話すのは良ぐらいだと何故か決まっている。
珍しいぐらいの2人の笑顔で教室は一時動く者がいなかった。
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