DEATH NOTE 「復活のK」

ノベルバユーザー226087

光と闇

人間界

はぁっはぁっ、吐息が聞こえる。
ギシギシと何かが軋む音が聞こえる。
空「綺麗だよ、とても。」
空「はぁ、はぁダメだ。そろそろ…」
女「あっ、ダメっ」
空「じゃあそろそろいくよ?」
女「んっ、んっ、んっだ、ダメだっっっ」
2時間後。
空「はぁー疲れちゃった笑
やっぱ運動の後はこれだよね」
女「運動の後の運動みたいな笑笑」
空「ほんとそれ笑
しっかしスミレは本当にいいもの持ってるな笑」
女「ちょっとぉやめてよー笑」
プルルルル、携帯が鳴る音が聞こえる。
スミレ「もしかして彼女?」
空「あぁ、そうみたい」
スミレ「随分と冷たいのね」
空「だって全然やらせてくれないんだもん」
スミレ「彼女とはした事ないの?」
空「無いよ、というか彼女一度もないんじゃない?ま、俺も経験少ない方だけどねぇ笑」
スミレ「ふっ、本当はいろんな女やりまくってるくせに笑親の前では完璧気取っちゃって」
空はスミレに優しくキスをした
空「そうかもね笑」
スミレ「あんっ、そこはダメっ!」

そう、俺の兄ははっきり言ってクズだ。俺はそれに気付いていた。


高校

先生「神谷光くん、67点」
テストが返された。あぁ、やっぱり兄と比べるとその程度って思えてしまう点数だ。そんな事を考えていると後ろから声がした。
遥「光っ!私の勝ちっ!!」
光「ちっ、仕方ねぇな。後でジュース奢ってやるよ」
遥「本当に!?嬉しい!!」
こいつは俺の幼馴染の遥、俺はずっとずっとこいつの事が好きだったのにどうして、どうしてこいつは兄なんかに………
遥「光?どうしたの?」
光「いや、何でもねぇよ…」
遥「分かった!私に負けたのが悔しかったんだなぁ?笑笑」
光「そんなんじゃねぇよ…!」
遥「ちょっと〜そんな冷たい言い方ないでしょ。もしかして女の子に振られたとか?」
光「もう、とっくに振られてるよ」
俺はそっと遥に聞こえないようにそういうと、直ぐに飲み物を買いに行った。

ここでちゃんと自分の気持ちを伝えていたら、ジュースなんて買いに行っなかったら、俺の運命はもっと別のものになっていたのかもしれない…。


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