雨と一緒に女の子が降ってきた?!
始まり
お泊まりが終わった次の日は月曜日で学校がある。そして僕が元のクラスに戻り、雪が一人になるのだ。
「ほら、行くよ雪」
「……うん」
雪は朝からこんな感じだ。今日朝起きてから話をしたらすごく落ち込んだ。
(わがまま言わないだけましか……)
僕は雪がもっとなにか言うと思っていたけど成長したなぁ。
●●●
しばらく歩くと正門が見えてきた。
「………ない」 
「うん?」
雪がなんか呟いたので雪のほうをみると雪が僕の制服の裾を掴んでこう言った。
「行きたくないっ」
「っ、どうして……」
「だって故にぃと離れるの嫌だもん」
雪は瞳に涙を浮かべていた。
ずっと一緒だった分寂しいのだろう。掴んでいる手は震えていた。
「大丈夫だ」
「だ、大丈夫ってなんでそんなこと言えるの?私には故にぃしかいないのに……」
瞳に涙を浮かべながら聞いてくる雪。
「だって雪は僕以外にも頼れる友達がいるじゃないか」
「あ………」
「那夜ちゃんや夢乃ちゃん、夜憂だっている。ほら」
故が雪の後ろを指し、雪はそちらを振り向く。そこには那夜、夢乃、夜憂がいた。
「那夜ちゃん、夢乃ちゃん。それに夜憂ねぇまで」
呆然としている雪の周りに三人がやってくる。
「雪ちゃん、なんで先に行くの?」
「雪ちゃんも一緒に行こう?」
「みんなで行ったほうが楽しいしね」
「みんな……」
「な、なんで泣くの雪ちゃん?」
「なんかあった?」
「もしかして故のせい?」
夜憂が僕を睨んでくる。
「え、いや、僕のせいじゃないよ」
「ほんとにー」
「ほんとだよ」
「そう……早く行くわよ。今日から戻るんでしょ」
夜憂は僕から離れていった。
「うん」
僕は後ろを向くとそこには笑っている三人がいた。
(ここからが始まりなのかな)
僕はそう思いつつ学校の中へ入っていった。
作者からのあとがき
とりあえずここまでで一段落です。遅くなってすみません。完結ではないのですがどうなるかは分からないです。また続き書くかもしれないですし書かないかもしれません。(バレンタインイベントは書くつもりです)
なるべく短く終わらせようとしていたのでこれで終わりもいいと思ったり、まだ続けたいと思ったりしています。二月中には終わらせるか続けるか連絡するので待ってて下さい。
「ほら、行くよ雪」
「……うん」
雪は朝からこんな感じだ。今日朝起きてから話をしたらすごく落ち込んだ。
(わがまま言わないだけましか……)
僕は雪がもっとなにか言うと思っていたけど成長したなぁ。
●●●
しばらく歩くと正門が見えてきた。
「………ない」 
「うん?」
雪がなんか呟いたので雪のほうをみると雪が僕の制服の裾を掴んでこう言った。
「行きたくないっ」
「っ、どうして……」
「だって故にぃと離れるの嫌だもん」
雪は瞳に涙を浮かべていた。
ずっと一緒だった分寂しいのだろう。掴んでいる手は震えていた。
「大丈夫だ」
「だ、大丈夫ってなんでそんなこと言えるの?私には故にぃしかいないのに……」
瞳に涙を浮かべながら聞いてくる雪。
「だって雪は僕以外にも頼れる友達がいるじゃないか」
「あ………」
「那夜ちゃんや夢乃ちゃん、夜憂だっている。ほら」
故が雪の後ろを指し、雪はそちらを振り向く。そこには那夜、夢乃、夜憂がいた。
「那夜ちゃん、夢乃ちゃん。それに夜憂ねぇまで」
呆然としている雪の周りに三人がやってくる。
「雪ちゃん、なんで先に行くの?」
「雪ちゃんも一緒に行こう?」
「みんなで行ったほうが楽しいしね」
「みんな……」
「な、なんで泣くの雪ちゃん?」
「なんかあった?」
「もしかして故のせい?」
夜憂が僕を睨んでくる。
「え、いや、僕のせいじゃないよ」
「ほんとにー」
「ほんとだよ」
「そう……早く行くわよ。今日から戻るんでしょ」
夜憂は僕から離れていった。
「うん」
僕は後ろを向くとそこには笑っている三人がいた。
(ここからが始まりなのかな)
僕はそう思いつつ学校の中へ入っていった。
作者からのあとがき
とりあえずここまでで一段落です。遅くなってすみません。完結ではないのですがどうなるかは分からないです。また続き書くかもしれないですし書かないかもしれません。(バレンタインイベントは書くつもりです)
なるべく短く終わらせようとしていたのでこれで終わりもいいと思ったり、まだ続けたいと思ったりしています。二月中には終わらせるか続けるか連絡するので待ってて下さい。
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