雨と一緒に女の子が降ってきた?!

ちぃびぃ

雪のはやい?成長

僕が目を覚ますと目の前に女の子がいた。

「っ!」

驚いてすぐに起き上がった。眠気がすっかり飛んでいってしまった。
僕がその女の子の顔をよく見ると誰かに似ていた。

「………もしかして雪(すす)、なのか」

僕が昨日家に連れてきた女の子に似ていた。

(似てるじゃなくてそのまんまでは?)

昨日ずっといたから顔はよく覚えてる。

「でも、確か雪ってもっと小さかったような………」

もう一度見るとやはり昨日とは違う。昨日は10歳くらいの小ささだったのに今は僕の1、2歳下ぐらいになっている。

「こんな短時間で成長した………?」

今の時間は朝の7時。寝たのは夜の10時頃だったから約9時間の間に成長したのか。

(なんでこんなに成長が早いんだ?やっぱり雪は人間じゃないのか?)

昨日考えていた疑問が再び頭に浮かんだ。僕がそのまま考え込んでいると

「んぅ」

雪が目を開けた。

「おはよー」

普通に挨拶してきた。

「お、おはよー」

挨拶は返したがなんか昨日の雪と違う。雰囲気が変わったというか別人になったみたいだ。

(どうなってんの!?)

内心ではツッコミながらなんとか口に出すのは止めれた。

「えっと、雪でいいんだよな?」

「え?うん、そだよー」

僕が聞くと雪は不思議そうに首を傾けて頷いた。

(かわいい………これは絶対雪に違いない)

なぜ断言できるのか分からないが故のテンションがおかしかった。

「んんー」

雪が伸びをした。その拍子に体から布団が落ちた。

僕は固まった。

なぜなら雪がなにも着ていなかったから。

雪は僕を見て不思議な顔をした。まあ、突然動かなくなったらそうなる。そして雪は下を見た。しばらくすると雪の顔が赤く染まった。そして

「きゃぁぁぁぁ!!」

部屋に悲鳴が響いた。




「故にぃの変態」

「いや、あれは僕のせいじゃ…………」

あのあと雪が怒っていまだに宥めていた。ちなみにまだ僕の部屋の中。雪は布団を掛け直してる。

「むー」

(どうやって機嫌直せば………)

「じゃあ、今から服買いに行く?」

「えっ?」

僕が提案したことに雪は聞き返してきた。

「だ、だから服買いに行こう」

「誰の?」

「雪のだよ」

「ほんとに?」

「ほんとだよ」

「じゃあ今から行こう!」

「ちょ、ちょっと待って。まず服着ないと」

「あ、そっか」

僕が自分の服を幾つか持ってきて雪に着させた。

「少しの間我慢してね」

「うん。ありがとう故にぃ」

雪はほんのり頬を赤く染めて言った。

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作者からのあとがき
夜憂と雪の出会いみたいなのを書きたかったんだけどまずは故と雪のデートにしようかなと。二人の出会いはもう少し後で。
いやー、雪の成長パないっすね(笑)約1時間に1つ年取ってますよ。すげぇ(他人事)
次回はデートですよー。たのしみにー


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