End Cycle Story

島地 雷夢

第13話

 一週間後。筋肉痛が取れ、体力も回復した俺はと言うと。「ソウマ、そっちに二体行ったよ!」「了解!」 キルリの声に応答し、両手で剣を正眼に構える。俺は亀裂の異空間でレガンと戦っていたりする。相手はこの間遭ったレガンロイドではなくレガンドール二体。 手にした銅屑の剣でレガンドールが振り下ろした手に添え、振り下ろされる方向を無理なく変更させる。完全に振り切り、剣から腕が離れたらレガンドールの胴体目掛けて切り掛かり、後ろに少し跳んで距離を取る。それを打てる限り繰り返す。 一太刀浴びせる毎に銅屑の剣は曲がりそうな程にぶれるが、難とか形は保っている。最も、刃が潰れていて切れ味はもう殆ど無く、切り掛かると言ってもほぼ叩き付けていると言っても過言ではないくらいの扱いだ。 手にいくらか痺れが走るが、即座に脇を締めて剣を構え直す。攻撃を加えたレガンドールを目の端に置いておき、別のレガンドールへと視線を移し、先程と同じように攻撃を流し、切り付ける。 息が上がるが、それでも構わずにもう二撃切り付ける。 レガンドール二体が目の前に横に並び、かたかたと音を立てながら走り寄ってくる。その時、右側の一体が腰の部分を捻ったのを確認する。この世界に来た初日に放ったフルスイングでもかますのだろう。「ファイアショット!」 流石にフルスイングは銅屑の剣では受け切れず、かと言って受け流す技量もまだないので魔法を放つ。左手を柄から放し、フルスイングしようとしているレガンドールに向ける。掌の中央辺りに熱が籠り、赤と橙の綯い交ぜになった握り拳大の火球が姿を現して一直線へと放たれる。今まさに技を放とうとしていたレガンドールの右胸部に当たり、バランスを崩して左にいる仲間へと暴発させた。仲間の攻撃を受けてしまったレガンドールの左肩は砕け、左腕ががしゃんと音を立てながら落ちて砕けた。
『精神力:5/40』
 俺は好機と見て、一気に足を前に出し、片腕になったレガンドールの欠けた部分へと野球のバッティングの要領で叩き付ける。傷口が広がり、体中に亀裂が入る。銅屑の剣をレガンドールの身体から離して奴の足を渾身の力で払う。 均衡を失い、体が地面へと落ちて粉々に砕け散り、光の粒子となって空へと消える。一体撃破。俺が担当するのは後一体だけだ。 と、その一体が俺にフルスイングをまたかましてこようとする。『ファイアショット』を放てばまた均衡を崩してくれるのだろうけど、これ以上は精神力を擦り減らしたくはない。減らしてしまうとあの時と同じ『状態異常:虚脱』になってしまうかもしれないからだ。 それは勘弁なので、俺は魔法を放たない。かと言って避けらる自身もないので避けない。 俺が取った行動は、ある意味で一か八かの行動だった。 銅屑の剣の腹を、レガンドールの振り回された腕が体に接触する瞬間に防ぐように俺の体とレガンドールの腕の間へと入れる。
 ガイィィ……ンッ!
 どうやら、成功したようだ。銅屑の剣は振動こそすれ、曲がりもせず、折れもせずに元の状態を保っている。レガンドールは腕が遠心方向とは逆の方へと無理矢理跳ね返されてギシギシと悲鳴を上げており、奴の体も腕につられてよろめく。
『生命力:313/400』
 アビリティ『カウンターガード』が発動してくれた。『カウンターガード』はタイミングよく相手の物理攻撃を防ぐと自動で発動し、こちらへのダメージを一割程度までに抑え、攻撃をした相手にダメージを与えて仰け反らせる効果がある。 隙が出来たのを俺は見逃さず、すかさず銅屑の剣を頭上へと振り被り、呼吸を整え、レガンドールの頭から股に掛けるように一刀両断をする。しかし、実際には切れずに、レガンドールの頭上に当たった時点で進行は終わり、その代わり、ひびが頭部全体に広がり、砕け散る。頭部を失うと、レガンドールの体は膝から崩れ落ち、完全に地面に伏せる前に光となって消え失せた。 額に滲み出た汗を手の甲で拭い取り、一息吐く。俺が担当したレガンは倒し終えたので、キルリが戦っている方へと目を向ける。キルリは俺と違って三体のレガンドールを相手にしている。男である俺の方が相手をする数が少ないのは情けなくなってしまうが、実力の関係上致し方ない事なのだ。 キルリはレガンドール三体の攻撃を手に握られた剣でいなしたり、体を半歩ずらして避けたりしてダメージを受けていない。俺も一応はしている動きなのだが、俺の動きはまだまだ硬く、時折攻撃を受けてしまう。しかしキルリの動きは俺と比べると無駄な動きが少なく、やや滑らかな立ち回りをしている。達人の域にはまだ達してはいないが、素人の域は確実に脱している動きだった。「スラッシュ!」 相手にしているレガンドールが三体横に並ぶとキルリは特殊技の名前を叫び、キルリの声に反応して現れた水色の光が剣に纏い、横一文字に切る。レガンドール三体は胸から上下に体が分断され、上半身は慣性の法則に従って下半身と同じように前へと投げ出されるように進む。キルリは軽く後ろに数歩下がって当たらないように位置を取る。キルリに当たる前に上下が分断されたレガンドールは光の粒子になって消え去った。「ふぅ」 キルリが息を吐くのと同時に、俺とキルリは現れた亀裂に吸い込まれて異空間を脱した。
『レガンドール二体を倒した。 168セルを手に入れた。 経験値を48獲得した。 装備:欠人形の籠手(左)を手に入れた。』
 ウィンドウには俺自身が手を下した数が反映されて表示される。そして運命力を上げた効果が出たのか、初めて装備品をドロップした。 さて、どうして俺が異空間でキルリと一緒にレガンを相手にしていたかと言うと、セデンに町の近くのレガンとノーデムの数でも減らせ、と命令されたからだ。 一週間前、目を覚ました俺はセデンと、彼に起こされたキルリとカチカ家の本当の養子であるスーネル=カチカに軽く囲まれて尋問タイムが始まった。因みに、俺が嘘を吐いていた事がもうその三人にばれてしまっていたので下手に嘘で嘘を塗り潰す作業を行ってしまうと完全に信用を無くしてしまうので、言える程度の真実を言った。

 Q01:シイナさんの家はソウマの家じゃないんだよね?(キルリ) A01:はい。(俺)
 Q02:じゃあ何でシイナの養子だって嘘を吐いたんだ?(セデン) A02:キルリに俺の家族が瓦礫に埋まってるかもしれないと言ってしまった手前、家族じゃないって言ったら疑念を持たれて、下手をすればレガンかノーデムが人間に化けてるんじゃないかって疑われると思ったから嘘を吐きました。養子がいるって話はセデンさんが言うまで知らなかったので、そのまま成り行きで嘘を吐き続けました。(俺)
 Q03:だったら坊主の本当の姓は何なんだ?(セデン) A03:姓は(ゲーム内では)本当にカチカです。同じ姓だとは露程にも考えてなくて、この偶然は自分でも驚きました。(俺)
 Q04:喋る剣は本当にレガンがいた亀裂の中で拾ったんだよな?(セデン) A04:それは本当だよ。レガンの亀裂に吸い込まれる前はソウマは剣を持ってなかったからね。(キルリ)
 Q05:いや、俺はソウマの嘘吐き坊主に訊いたんだけどよ。で、どうなんだ?(セデン) A05:それは本当です。(俺)
 Q06:初めまして。私はスーネル=カチカと申します。この度は私を助けて頂きありがとうございます。実はあの時僅かながら意識があったので貴方が私に薬草を呑ませていた事を知っています。そして、私を瓦礫の下から出して下さった事も知っています。……これは少々場違いな質問なのですが、貴方は私の胸を鷲掴んだのはわざとですか? それとも叫んでいた通りにただの偶然だったのでしょうか?(スーネル) A06:初めまして。ソウマ=カチカですが、あれはただの偶然ですっ! その節は誠に申し訳ありませんでした!(俺土下座仕様)
 Q07:あ、いえ偶然ならば仕方ありません。でも、その、今度私の胸を触る際には……もう少し優しく掴んで下さると助かります。(スーネル) A07:質問じゃないし意味が分からないよっ!(俺驚愕仕様)
 Q08:その場面は井戸の陰で見てたけど最低ね。(キルリ) A08:本当自分でも最低だと思うよ! そしてその発言からしてキルリはもしかして俺の後をつけてたの!?(俺涙目仕様)
 Q09:坊主、少し歯を食い縛れ。(セデン) Q09:へぶっ!?(俺『生命力:222/300』)
 Q10:次の質問なのですが、私が亀裂に気付いて目を開け、走り出そうとした貴方を止めましたが、振り払ってそのまま走って行ったのはどうしてですか?(スーネル) A10:俺の嘘(この場合は『ブラッド・オープン』に関して)がばれると思って全力で逃げました。(俺)
 Q11:じゃあ、私が持っていた魔封晶の欠片だけでは全員が亀裂に吸い込まれると思い、一人で吸い込まれに行ったのではないのですね?(スーネル) A11:え? あれってそんな種類の亀裂だったの? それは知らなかったよ。俺は本当に嘘がばれるのを恐れて逃げただけ。(俺)
 Q12:そうですか。では最後に。あの亀裂の中にいたレガンは何ですか?(スーネル) A12:それは俺が訊きたいよ。(俺)
 Q13:あ、私が最初にした質問に関係あるんだけど、ソウマの家って何処にあるの? よければ送っていくけど?(キルリ) A13:あー、実を言えば、俺は家に帰るに帰れないんだ。(俺)
 Q14:は? 何だ訳ありか坊主? どうして帰れねぇんだよ?(セデン) A14:…………ノーコメントじゃ駄目ですか?(俺)
 Q15:もう一回歯ぁ食い縛るか?(セデン) A15:済みません勘弁して下さい。(俺がくぶる仕様)
 Q16:じゃあ、さっさと言いやがれ(セデン) A16:……何処にあるか、分からないんですよ。(俺ここで暫く嘘を吐いてしまう)
 Q17:は?(キルリ、セデン、スーネル) A17:頭を打った影響なんだと思うんですけど、この国にあるのか、別の国にあるのか、それが分からないんです。(俺嘘を吐く)
 Q18:嘘だろ(セデン) A18:……はいその通りです済みませんでした。(俺土下座仕様)
 Q19:やっぱり歯ぁ食い縛るか?(セデン) A19:嘘吐いて済みません! でも、ここは黙秘させて貰います!(俺)
 Q20:言えないの?(キルリ) A20:(異世界から来たと言っても信じて貰えないので)言えない。(俺)
 Q21:どうしてですか?(スーネル) A21:どうしても言えない。(俺)

 実際にはもっと続いたけど、そこはQ21から同じ質問ばっかりだったので割愛させていただく。三人は頑なに答えない俺に半ば諦めて訊くのをやめて貰えた。俺の今後の扱いとしては、キルリの旅に同行して自分の家を探す輩、となった。まぁ、多分妥当だろう。 そして、当分(と言うよりもこの先ずっと)宿無しである俺は別にセデンの家を追い出されなかった。一度は泊めると言ったので撤回はしないそうだ、正直有り難かった。 だが、他人に成り代わろうとして嘘を吐いた事は褒められる所業ではないので、罰を与えられた。その内の一つがこの近辺のレガンとノーデムの数を減らして来い、と言うものだった。何でも亀裂内の異空間でレガンとノーデムを倒すと、暫くは亀裂が出現する頻度が減るらしいのだ。亀裂が減れば魔封晶が無くても幾らか安全に通行出来るようになるそうなので、少なくともこの町にいる間は体に無理のない程度に駆逐をしろとの事。 ただし、ここで一つの枷を付けられた。 まさかのリャストルク使用禁止。 どうやらスーネルが俺とレガンロイドがいた空間へと向かう際に使用したらしいのだが、その時にあまりにも凄まじい力を感じ取ったそうだ。まぁ、確かにリャストルクを使えば少なくともここら一帯のレガンとノーデムは瞬殺可能な性能を秘めている。 そんなチート装備を使用すれば罰にならないと判断され、使う事は許されていない。現在リャストルクはセデン邸の俺に宛がわれた部屋の箪笥の上に置かれて留守番をしている。リャストルクの代わりに装備しているのが拾った銅屑も使って鍛冶屋で作って貰った銅屑の剣だ。
『銅屑の剣:物理攻撃力1上昇』
 まさかの1だけ上昇の最低装備だが、剣が無い状態よりも何倍もマシだった。無いと剣の特殊技が使えないプラス『カウンターガード』が発動出来なくなるので、戦術の幅が狭くなってしまう。 また、リャストルクを使わない場合は俺にも利点が存在する。それはある程度考えて剣で攻撃するか受け流すかの選択をたり、基本的な剣の振り方を身に付ける努力をする事だ。リャストルク一辺倒では当てれば勝つので型なぞ付く訳も無く、防御も受け流す事もしないしない。そんな状態でリャストルクの一撃で倒れない相手と出会ってしまったら俺が終わる。なので、暫くの間銅屑の剣で戦う事は俺にとってもメリットがあるのだ。 そして、俺は漸くと言えばいいのか、ステータスポイントを振った。 以下、現在の俺のステータス。
『レベル:5 ステータスポイント:1 生命力:313/400 精神力:5/40 物理攻撃力:16→17 物理防御力:16 魔法攻撃力:16 魔法防御力:16 敏捷力:16 運命力:8 状態:普通 次のレベルまであと691の経験値が必要』
 ステータスポイントが1余っているが、これはわざとである。こんな死んだらお終いの世界でも俺は六つ目の『ブラッド・オープン』を目指しているので、ステータスを上げるのは全て同時に行う事にした。既存の『ブラッド・オープン』でもいいのかもしれないが、もしかしたら新規追加の方がこの世界で生き残りやすいような調整がされているのかも、という淡い期待を抱いている。なのでわざと余らせている。攻撃力が元のステータスから変化しているのは装備品による補正だ。リャストルク装備時には出なかったので正直最初は困惑した。「ソウマ、精神薬飲む?」 と、一人で思考を巡らせてたらキルリがこちらに近付いて薄緑色の液体が入った瓶を道具袋から取り出した。うん。俺はキルリに道具袋を持たせる事に成功した。最初は「何で買うの?」と聞き返され(俺の方が何でと言いたかった)たが、旅するなら必須と言ったらすんなりと買ってあげられた。俺がキルリに買ったのは会った初日に回復薬を俺に飲ませて骨折を治してくれたりした御礼だ。お値段は2000セル。レガンとノーデムを倒した際に得られた金銭で買った。所持金が一気に減ったが、貯まると俺の分も買った。今後共に必須なので。道具袋は所謂ナップザックのような形状だっだ。「いや、大丈夫。それはキルリが飲んでくれ」 俺は断りを入れ、『ロウサーチ』で見付け出した精神草を一つ取り出して噛り付く。
『精神草:精神力を20回復し、虚脱の状態異常を回復する』
 色は薄緑色で、薬草と見分けがつきにくいんだが、まぁ、気にしない。因みに、味はしない。それがやはり怖い。普通は苦味くらいはあるものではなかろうか? キルリは俺にと差し出した精神薬を飲んで精神力を回復させる。キルリが俺と一緒にレガンとノーデムを倒しているのは、俺がズル(リャストルクを使用)をしない為の監視兼補助を担って貰っている。流石にリャストルクなしではレガンドールは三体は厳しい。三体以上現れた場合は俺が二体を相手するように調整をして貰っている。本当、助かっておりますよ。「じゃあ、次の亀裂でも探す?」 剣を鞘に仕舞い、俺に尋ねてくるキルリ。鞘に剣を仕舞う動作が様になってて格好いい。俺なんかもたもたやってるからだらしなく見えてしまうだろう。「そうだね」 と言うと、キルリは前方を歩き出す。それを見計らって俺はメニューを開き、先程手に入れた装備を確かめる。
『欠人形の籠手(左):物理防御力2上昇。敏捷力1減少』
 防御力が上がるようなので早速道具袋から取り出して左腕に装備する。形はレガンドールの前腕部分が籠手のように割れた形をしていて、少し不気味だったが、この際体裁は気にしない。 因みに、どうやらレガンとノーデムを倒した際にアイテムやセルを手に入れるのは俺だけらしい。アイテムやセルは戦闘を終えるとポケットに、道具袋を買った今ではそちら何時の間にか収納されるようになっている。また、俺の視界にしばしば現れるウィンドウは出現しないそうだ。少なくとも、この場では。キルリは倒したらそれまでで、経験値も取得しているようには見えない。どうして俺だけこのような仕様なのかと考えれば、異世界から来たからなのか? そのような小説、漫画ではよくある現象と片付けてしまおうと深く考えるのを諦めている。 そして、更に言えばだ。この世界はゲームとは違って、ゲームでの登場人物が今の所登場していない。キルリ=アーティスもセデン=オーマンもスーネル=カチカも、遺体でだがシイナ=カチカもサウヌ=カチカもソアネ=カチカも、名前だけ訊いたファイネ=ギガンスも俺の知っている情報の範囲では登場人物ではない。もしかしたら、ゲームを進めていけば出会える人達なのかもしれないが、ゲームのストーリー・・・・・・・・・・、エルソの町で出会う事は無いだろう。このエルソの町でゲームの登場人物以外が現れているのは、この世界ではゲームの登場人物が出ないと示唆している事なのだろうか? 同様にクエストの内容も変更されている。俺がこの世界で初めて行ったクエストは『カチカ家の養子』だが、ゲームだと初めてのクエストは『エルソの町で散策』となる。内容は人に話し掛けて情報を得たり、顔なじみになったりするというものだそうだ。このクエストの違いも、ゲーム通りには事は運ばないと俺に伝えているのか? そしたら、この世界は『E.C.S』とは何処が違うのだろうか? いや、違う事は分かっている。ただ、どうしてストーリーの進行に必要なクエストがあるのに、内容が違うのかが分からない。そもそもクエストが発生する理由も分からない。この世界はゲームとは違うからストーリーは存在しないのに。「ソウマ、行こう?」 どうやら装備やら思考やらで足が止まっていたようだ。前方を行っていたキルリが俺の下へと走り寄り、何故か手を取って歩き出す。 俺はされるままにキルリに連れられて歩く。 ……あ、そう言えば、何で『ブラッド・オープン』に関する嘘についてとやかく言われなかったんだろう? と今更ながら疑問に思ったが、直ぐ様亀裂に飲み込まれてドギーノーデム四体と対峙する羽目になったので一旦視界の端へと疑問を追いやる事にする。 はてさて、今日は合計でどのくらいの数を相手にするのかね?



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