End Cycle Story

島地 雷夢

第5話

 で、戦闘を終えると、またもや空間に亀裂が走り(今度は目の前にだが)吸い込まれた。そしてぽーんと放り出された。 放り出されて尻餅をついたが先程までいた異空間からお去らばして元の場所へと帰還出来た。「ソウマっ!」 亀裂から出ると同時にキルリが血相を変えてこちらに駆けて来た。どのくらいあの異空間にいたんだろう? 体感的に五分はいたような気がする。が、それは追々確かめるとして。「無事!?」「一応」 こくりと頷く。するとキルリは張っていたであろう気を和らげ、ほっと息を吐いた。まぁ、命に別状は無いから無事と言えば無事なんだよね。「嘘吐け。左腕が折れておろうが」 リャストルクが横合いから(正確には柄を掴まれている状態なのでやや右下方面から)俺の怪我を進言してくる。 確かに折れてますけどね。結構痛みがふりかえしてきてぷらんぷらんと振り子のように揺れて折れた箇所が肉に当たったら擦れたりして物凄く痛い。痛いけど何でこんなに荒げずに冷静なんだろうか? やっぱり、助かったからかな? 死を覚悟したけど、こうしてまだ生きていると死ななくてよかったと思う。 あぁ、生きてるってなんて素晴らしいんだろう。「無事じゃないじゃない!」 キルリはまた血相を変えて俺の左腕を掴んだ。「いってぇ!」 掴まれたら痛みが二倍。いや、三倍になって襲い掛かってきた。骨折した箇所をいきなり掴まないで貰いたい! せめて一言は言って貰わないと! この痛みは不意打ちのダメージが加算されてるよきっと! 掴むと知っていたなら身構えるなり気構えしたりして痛みに真っ向から構えてある程度和らげられた出来たのに!「ヒール」 キルリは回復魔法を発動する。左腕は光に包まれていく。あぁ、回復の為に俺の腕を掴んだのね。上から目線で言うようだけどだったら無断で掴んだ事は許そう。 光が薄らぐと、俺の腕は治って――。「……まだいてぇ」 治ってなかった。痛みが少し弱まったかなぁ。気持ち的に。ぐらいにしか治ってなかった。今も絶賛骨折したままでぷらんぷらんしているよ。「……下級回復魔法のヒールじゃやっぱり骨折は治せないか。……回復薬あったかな?」 キルリが苦虫を噛んだような顔をしてそう呟き、何かごそごそとポケットの中を探り始めた。いや、分かってたんならやらないで欲しいな。キルリの精神力も無駄に消費しちゃう破目になるし。俺は無駄に痛みが増大しただけだし。
『生命力:194/300』
 唐突にウィンドウが開かれる。あ、何か生命力が半分以上回復してる。ヒールの影響だろうな。文字も赤くなくなったし。この気持ち的に楽になったのは生命力が回復したからかな。 前言撤回。わざわざヒールを使って生命力を回復して下さってありがとうございます。 と、心の中で礼を述べる。 って、何で心の中で述べるんだよ。きちんと声に出してキルリに伝えなきゃ。「そうじゃよ。一時の薙ぎ手よ、礼でも意見でも声に出さねば相手に伝わらんぞ」 リャストルクもこう言ってるんだしな。人として声を出して礼を。 ……って、ちょっと待って欲しい。 どうしてリャストルクは俺が心の中で礼を述べた事を知っているんだ?「それは妾にお主が触れておるからじゃ」 説明求む。「うむ。簡潔に述べれば、妾はお主が触れている場合に限り、お主の思考が妾に流れ込んでくるのじゃ」 それはいいような悪いような。「いいとは思うぞ? 薙ぎ手の思考が分かれば、妾もただ振るわれるよりは動作の補助は可能だからの。まぁ、本来の力がある程度戻らなければ妾だけで動く事は叶わんがの」 そうか。……いや、ちょっと待て。それは理屈として可笑しい。「何がじゃ?」 そんな能力があるなら本来の薙ぎ手がお前を亀裂に落とした理由が分かる筈だろ。「……あぁ、それはじゃな。正確にはお主に限り、思考が流れて来るんじゃ」「はい?」 つい少々素っ頓狂な声を出してしまう。何で俺だけなの?「それは妾も分からぬ。薙ぎ手が妾を掴んでも薙ぎ手の思考が流れ込んでくる事は無かった。……もしかしたら、お主と妾は何かが似ておるのかもしれんの。似ているが故に呼応して声に出さずとも思考を相手に伝えられるのかもしれん」「成程ねぇ」 似てるのか。俺とリャストルクが。人間と剣なんだけど、何処が似てると言うのだろうか? ……いやいやいや、もしリャストルクの言ってる事が本当だとしたらリャストルクも声に出さずとも俺に思考を流し込む事が出来る筈だ。なのにこの剣は普通に刀身を振動させて(?)声(?)を出している。何でだ?「さて、の。それも妾には分からぬて」 お手上げですかリャストルクさん。まぁ、初めての事なんだから分からぬくて当然だよな。「そうじゃそうじゃ。妾は悪くない」 別にお前が悪いとは一言も言ってないけどね。ただ不可解だなぁとしか思ってないからね。「……あった。ソウマ、これ飲んで」 どうやらキルリは回復薬とやらを探し出せたようだ。で、何か知らないけど切羽詰まっているように急いでコルク栓を抜き、薄い青色の液体が並々と入った透明で楕円形の瓶の口をこちらの口元に押し付けて、一気に中を流し込まれた。「んぐっ!?」 この子はいきなりの行動が多いな。普通に手渡してくれてもよかったんだけど。って今俺はリャストルクを持ってて右手が塞がってるから実質何も持てない状況だったか。そこをキルリは汲んでいたのか。いや、こいつを手放せばよかっただけな気がするけど。 兎にも角にも液体を気管に入り込ませないように経路を確保して食道へと飲み込んでいく。味は……しないから逆に恐い。薬なら薬らしく苦いとか、シロップ系っぽいから甘く仕上がってるとかでもいいと思うんだけど。 因みに言えば生暖かかったかな。恐らくポケットにずっと入れていたから人肌で温められたんだろう。常温以上の保存は大丈夫なのだろうか? という突っ込みはしない方向にする。そこは異世界の御都合主義でどうにでもなりそうな気がするから。でも、せめて今度から道具袋的な物は用意した方がいいと思う。 で、飲み終えると確実な変化が訪れた。「お? おぉ?」 左肩、左上腕、左手首の痛みが完全に取れた。そして骨が急速に癒着再生をしていく感覚がむず痒かった。んで、骨折も治ってしまうこの薬は果たして認可は取れているのだろうか? と疑問に思ってしまう。ここまで急速な回復はもしかしたら細胞分裂を早めさせて寿命を削っているのかもしれない。そう考えると末恐ろしい。
『生命力:300/300』
 もう慣れてしまった突然現れるウィンドウで生命力が全快した事が分かる。凄い。この薬は本当に凄い。けど、やっぱり不安だ。主に寿命関係で。 いや、そんな事を心配するよりも。「ありがとう」 頭を下げて礼を述べる。助けて貰ったのできちんとね。今度はちゃんと声に出した。「ううん、気にしないで」 キルリは笑って首を横に振る。いや、そう言われても気にはするんですけどね。だってこんなに効果のある薬は決して安くは無いだろう。そんな貴重な品を俺なんぞの為に使ってくれるとは。気にするなと言われたら余計に気にしちゃうよ。「だったら、何か形のある礼を施せばよいのではないか? 金銭やら武器やらで」 リャストルクの一言は尤もだ。こう言った場合は何か礼が伝わる物を贈らなければ。 今俺が所持している物一覧。 ・偽石英剣リャストルク ・銀貨一枚(1252セル) 以上。少なっ。俺の持ち物少ないよ。でもいくらお礼と言っても俺の服とかは駄目だしな。流石に男だし、それ以前に知らない人が着ている服を贈るのもどうかと。だから最初から除外済みです。 さて、このうちのどれを贈ればいいかな?「いや、妾も除外せいよ。何さり気なく妾を贈与品に数えておる?」 リャストルクは頬を膨らませて(もしあったらという体での表現)抗議してくる。……仕方がない。ならばなけなしの銀貨一枚と……よく見ると何時の間にか持っていた穴の開いた大き目の銅貨二枚と穴の開いていないこれまたユーラシア大陸っぽい紋様が彫られた銅貨が五枚。同様の青銅の硬貨が二枚あった。それらを礼としてキルリに渡すか。「仕方ないと言ったか!? つまりは最初から妾を差し出すつもりじゃったのか!?」 いえいえ、そんな訳ないじゃありませんか。風前の灯火だった俺の命を救ってくれたリャストルクを無碍に扱う訳ないだろう。「そ、そうか? ならいいのじゃが……」 恐らく照れているんだろうリャストルク。……ちょろいな。本当は差し出し品の優先順位一番にしていたけど、こう言っておけば大概の奴は騙されるよ。特に、恩着せがましく言えば、ね。「おいこら一時の薙ぎ手よ! 心の声がだだ漏れじゃ!」 冗談冗談。イッツァジョーク。「妾はお主の性格が分からぬっ!」 わっと泣き始める偽石英剣。流石に涙は流してないけど。「御免御免。本当に冗談だから。だから泣くな」 これは本心です。よしよし、と俺は宥めるように刀身を優しく擦る。「ってどさくさに紛れて勝手に胸を触るでないっ!」 いや、何処が胸か分かんねぇし。と言うかお前は剣だから最初からないだろう。 ……と、ここに来てやっとと言うべきか。「……ねぇ、ソウマ」 キルリがこの剣の存在に気付いた。気付く前にリャストルクの声に反応していたが、あれは反射的にだったのだろう。キルリはわなわなと肩を振るわし、リャストルクを指差す。「……その剣、何処で拾ったの?」「これ? これはさっきの異空間で拾った」 率直に答える。別に隠す事でもないので。と言うか、最初に訊くのはそっちなのか。「……その異空間で拾ったって言う剣が喋ってるのは気の所為?」 目を細めながら更に問うてくるキルリ。「気の所為じゃない」 と俺が答えた瞬間。「はぁっ!」 キルリはそんな掛け声と共に腰に佩いた剣を抜き、リャストルクの刀身目掛けて振り下ろした。 パキン……。 折れた。いや、砕けた。 リャストルクが。ではなく、キルリの剣が。リャストルクに接した部分がもう粉々。クリープよりは形が残っているが、それでも大きさとして砂利くらいにしか残っていない。柄に残った部分から分離した刀身は今は無残にも地面に横たえられている。 ……この刃、結構綺麗な鋼の色をしているから、素人眼だけどそこそこの値段はするんじゃないかなと思う? きちんと手入れしてもしているんだろうっていうのもあるけど、もしあんな輝きを放つ包丁があったら父さんは大喜びしそうだ。と考える俺は冷静なのか何処か抜けているのかいまいち自分では判断つかない。「ううっ」 そしてキルリは顔を歪め、刀身が半ばから先が消えた剣を取り落す。その手は震えており、リャストルクの叩き付けた際の反動か何かで痺れたんだと思う。そこまで硬いのかこいつは?「……いきなり何をする?」 声音(と言うよりも音程か?)が低くなったリャストルク。あ、何か怒ったっぽいです。それもそうだろうな。唐突に剣を向けられ、そして自分に振り落とされたんだからな。リャストルクでなくても怒る。「……うるさい、レガン」 キルリは親の敵と見る目でリャストルクを忌々しげに睨む。いや、確かキルリはレガンに親を殺されたんだよな。だったら親の敵と言うのはあながち間違ってない表現だよな。 って、ちょっと待って欲しい。「レガン? リャストルクが?」 それは冗談でも笑えない部類だな。それだったらさっきの俺の冗談の方が笑えると思う。だって冗談でないと今も手にしている俺が消される可能性がとてつもなく高いんだもん。「何か根拠でもあるのか? 小娘や?」「レガンは人形や無機物、ノーデムは動植物を模した形を取る。剣が意思を持って喋るなんてありえない。それでも実際に剣が喋るなんて、私には剣の形を模したレガン以外には考えられない」 あれ? この世界でも剣は普通喋らないのか? ここは剣が喋らない世界線なのか? あ、いや。確かに『E.C.S』でも喋る剣なんて存在しない……筈。そんな剣があったら情報誌だったり公式サイトの人物紹介で出てる筈だ。『E.C.S』順守の世界だとするなら、リャストルクは確かに剣ではないのかもしれない。 でも……リャストルクを初めて手にした時は偽石英剣ってウィンドウで表示されたんだよな。きちんと剣と表示されるのは何故だ? もしかして偽は石英ではなく剣に掛かっていたとか? もしそうだとしたらややこしいぞウィンドウよ。「それだけか?」 無機質な音でリャストルクはキルリに言う。「え?」「根拠はそれだけか? と言ったのじゃ。もしそうだとしたら、飛んだ的外れじゃな」 嘲笑とも取れる声の抑揚でリャストルクは続ける。「レガンが人形と無機物、ノーデムが動植物を模す。それは半分しか当たっておらぬ。レガンもノーデムも、人形、無機物、動植物を模すのが正解じゃ。ノーデムでも人形型の奴、レガンでも動物型の奴がおるて」「そ、それがどうしたのっ? お前の言ってる事が本当だとしても、お前がレガンじゃなくてノーデムだっていう可能性が出ただけじゃない!」 鋭く睨みつけ、感情的に声を荒げるキルリ。親を殺された恨みを持つ(であろう)種族の相手に少し、いや少しじゃないか。神経を逆撫でしてしまったのだろう。「話を最後まで訊かんか。急くでない。急くと人生碌な目に遭わんぞ?」 鼻で笑うように言うリャストルクの言葉にキルリはそのまま牙を剥こうとしたが、理性が勝って難とか歯を噛み締めて黙る。キルリが沈黙した所でリャストルクが話を続ける。「レガンもノーデムもな、動ける形を取るのじゃ。無機物型なら手と足と似通った部品を創り出し、植物型なら根をうねらせて、な。奴らとて捕食する生命。動けなくては獲物を捕まえられん。じゃから、妾のように自らの意思で動けぬたかだか一介の剣はレガンやノーデムではない。現に、お主が今まで見た奴らに動かない者はおったか?」「…………それは」 言い淀むキルリ。どうやらキルリが遭った相手はどれも動いていたようだ。「おらんじゃろう。つまりは妾の言葉は嘘ではない」「……だったら、お前は一体」 キルリの言葉にリャストルクは悠々と言う。「妾はただの剣じゃよ。それ以上でもそれ以下でもない。これで満足か?」「……満足は、してない。けど、もういい。……それよりもソウマ、早く町に行こう」 リャストルクがレガンだと断定する事は諦めたらしいが、それでもリャストルクを睨みつけ、折れた剣を腰に戻し、踵を返してエルソの町へと続く道を一人前へと歩き出すキルリ。 が、はたと立ち止まると回れ右をして地面に落ちている刀身の半分と砂利程度になってしまった金属の破片を丁寧に拾い上げ、手に抱えると今度こそと歩き出す。 キルリが剣の欠片を拾う時、眼が少し揺れて潤んでいた。……もしかしたら、折れてしまった剣はキルリに取って特別な思い入れのある品のかもしれないと思った。高価だからとか、希少だからとか、そんな安っぽくて俗物的なものではないだろう。 俺は少し悲壮感が漂うキルリの背を受け、彼女の後を追うように歩き出す。 あ、礼を渡しそびれた。……けど、今は渡さない方がいいな。物思いにでも耽っているのかもしれない。リャストルクへの怒りは影を潜めている。それがいいかどうかは俺には見当つかないけど。 礼はやはり金の方がいいな。少しでも修繕費の足しにでもして貰えたらいい。 けど、渡すにしてもエルソの町に着いてからかな。エルソの町に着く頃にはある程度心が落ち着く筈だし。 と心で誓った時、ふと疑問が浮かんだ。 先程のリャストルクの説明で浮かび上がった矛盾。確か、リャストルクは力を取り戻したら自分で動けるって言ってたじゃないか。自分は動けないからレガンやノーデムじゃないって言っていたけど、これは明らかに矛盾しています。もし反論があるのなら証拠品を掲示して下さいリャストルクさん。 とか心の中でぶつくさ言っていたら。『一時の薙ぎ手よ』 リャストルクの声が刀身の震えから生じる振動によって鼓膜を震わせる感覚ではなく、脳内に直接響いてきた。何これ怖い。『この場を掻き混ぜたくなくば、その事には触れぬ事だな』 どうやらリャストルクの思考が俺の脳にダイレクトアタックしてきているらしい。何か進展早くね? さっきまで俺からの無差別的な一方通行だったのに、ほんの数分で両道開通とは。もしかして本当に相性がいいのか? いや、今の言葉に深い意味は無いよ。本当だよ。信じてよ。『今はお主の言葉に返す気もおきん。こう説明せねば、小娘は納得しそうにないのでな』 で、自分の事は棚に上げて無理矢理納得させる、と?『今はそうするしかなかろうて。この場で無闇矢鱈と問答で時間を浪費してしまえばまた奴らに異空間へと引き摺り込まれてしまうぞ。それに、もし妾がレガンやノーデムと疑うとお主の存在も疑われてしまうぞ? 仲間なのではないか? とな』 それは勘弁願いたい。生命力は回復したけど、精神的にはまだダメージを負ってるんだ。せめて今日だけはもう行きたくないし、あんなのの仲間にされるのは冗談でも嫌だ。あんな無表情で悠々と人の左側ばっかり攻撃してくる奴の仲間は死んでも御免です。『ならば、お主は場を掻き混ぜない事だ。それがこの場での得策じゃぞ』 ……了解。分かりました。リャストルクが力を取り戻したら動けるようになるってキルリには言わないでおく。『助かる』 でも、一つだけ確認。『何じゃ?』 リャストルクは本当にレガンやノーデムじゃないんだよな?『当たり前じゃ。あんな成りそこない共と一緒にされるなぞ、虫唾が走る』 間も置かずに言ってのけたリャストルクの言葉には嘘が感じられない。会ってからまだ三十分も経ってないけど、それでも嘘は吐いてないって事は分かった。一時でも薙ぎ手となったからか、はたまた思考を通じ合わせるくらいに相性がいいからか。そこはよく分からないが。分からないけど、俺はリャストルクの言葉を信じる事にした。 それに、もし信じなくても、一回くらいならリャストルクの頼みを聞いただろうな。だって、俺はリャストルクの御蔭で今もこうして生きていられるんだから。『……ありがとう』 リャストルクはそう俺の脳内で呟くと、それ以降はエルソの町へと着くまで声を殺してた。 ついでに言えば、キルリも声を掛けてこなかった。 無言の道中は、気不味いものだと実感した今日この頃であった。 あ、そう言えばキルリとリャストルクは自己紹介をしていない。……でも、自己紹介以前に口を利かなさそうな雰囲気だよな。第一印象が悪かったな。時間が解決してくれる訳にもいかない。ここは俺が橋を架けておくべきだな。 ……って、俺もリャストルクに自己紹介してないよ。でも今は言っても迷惑そうなのでこちらも町に着いてからにするとしよう。


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