世界一の勝負師は異世界でもギャンブラー
3話 神との勝負②
「ゲームもルールも俺が決めたから、お前が先にやっていいぞ。先行は圧倒的に有利だからな。」
「負けても知らないよ?」
そういいアルはカードを出し、嶺に渡した。
片方は真っ白で、もう片方には丸が描かれてある。
嶺は机の下でシャッフルをしてテーブルの上にカードを二枚置いた。
「さ~て、どっちだ」
嶺は余裕な表情だ。
「考えても仕方ないよ。じゃあ、左。」
アルは自分から見て左の方向を指さした。
「残念。こっちは白だ。」
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「なんで!どうして、三連続であてれたの?どうして?」
「勘だ。」
「勘?」
「あぁ、俺はこのゲームで1度も考えたこと無いし、1度も外したことが無い。勘で全て勝ってきた。」
「やっぱり君は面白い。これからも暇はしなさそうだ。」
「暇つぶし程度に俺を呼んだのかお前?」
「まあまあ、じゃあゆっくり楽しい異世界生活を!!」
「おいまて、駄神!!」
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