ストーカー女と化した同級生に惚れられたんだが、どうすれば!?

未完ちゃん

最終話 早川翔太の気持ち


『バンッ!!!!』


「ぐっ…!ははっ……!
これで、俺の復讐は…
恨みは、晴れた……!
ざ、まぁみろ……」

バタン

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……?
どう、いうこと?
復讐って、恨みが晴れたって……??
私に早川くんを殺させることが復讐だったというの…………??」


ドサッ

え?
物が落ちるような音がして、振り返ると、
怯えた表情の女性が立っていた。
音の正体は、女性がさっきまで持っていたのであろう、カバンだった。


「あっあなた……!!
ひっ人殺しぃ!!!!キャーーーーー!!!」

「あっ……!」

しまった……!!
人に見られた…!!

「み…き……ザザッ」

「あっ!父さん…!
もしもしっ?もしもしっ!」

そうだ、携帯の通話切っていなかったんだった…!
急いで携帯を拾い上げる。

「美樹っ……!!銃声が聞こえたが、どうしたんだっ…!?」

「あ……父さん!
私っ、私っ!陽太の仇、とったよ!!
これで、陽太も報われるはず…!」

「美樹、お前……」

「うん?」

「お前にやった銃で誰かを殺したのか??」

「え?うん」

「……まさかとは思うが誰かに見られたりしたんじゃないだろうな」

「あ……ごめんなさい、父さん。1人、女性に見られました。」

「馬鹿者……!!」

「ひっ。」

「はー……………もう、お前はうちの娘ではない。」











































「静粛に!被告人、前へ」

「はい………」

私は、今、
過去に未成年でありながらも車を運転し、
その上、早川翔平を轢き殺し、見捨てたこと、
そして、その息子早川翔太を殺したことで
裁判の判決を受けに来ていた。

「よって被告人を有罪とし、懲役29年の刑に処す。」

29年、か……。
まだ無期懲役や、死刑じゃなくてよかったのかな………
この場にいるのは、秋田くんや、草部さん、早川くんのご家族。マスコミ。
そして、
私の弟、陽太。



陽太は死んではいなかった。
医者によれば強制的に仮死状態にする薬を飲ませられていたらしい。
私は、何の罪もない早川くんをただ一方的に殺しただけだった。
早川くんは最後、笑っていた。
あの時早川くんはどんな気持ちだったんだろう……。
早川くんはもういない。



私が死ぬまでずっと、その答えを知ることはないだろう。



                                  ーENDー

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コメント

  • ノベルバユーザー240181

    おもんな

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