ストーカー女と化した同級生に惚れられたんだが、どうすれば!?

未完ちゃん

第26話 高堂美樹


「あぁ、そうだったかもな。

だが、同時に.....お前が車で轢き、見捨てて、
殺した男の名でもあるよな、長谷川?」


なーんだ、バレてしまっていたのですね、早川くん。
わざわざ整形してまで顔を変えたのに......
それにしても、いつ気づいたのでしょう。
そんな素振り1度も見せなかったのに。
やっぱり、ストーカーのフリまでしたのはオーバーでしたかね。
というか、私が轢き殺したということまで知っていましたか………。
一体どうやって知ったのでしょう………

「........なんのことですか、早川くん??
早川くんのお父さんは、不幸な事故で死んだのではないのですか?
それに、早川くんのお父さんを車で轢いてその上、見捨てた?何を根拠に言っているのですか??」

「しらを切る気か、長谷川。いや、
政治家の娘、高堂美樹」

そこまで気づいていたのですね。
これは、盗聴器とGPSでも付けられましたか
ね......

「......よく、私だと気づきましたね。」

「そりゃ気づくさ。いくら顔の形を変えたところで、声や体格はそう易々と変わらないし、
なにしろ、手についている傷で丸わかりだ。」

「.........。」

なるほど。確かにその通りですね。
私の手には、小さいが、傷がある。
こんなことなら、無理言って自分で早川くんに近づかず、あの子達に任せて大人しくしてればよかったのかな、?

「はー。
 それで、早川くんは私をどうしたいんですか?政治家の権力を使って殺人を犯した私が無罪になったのが許せないから殺しますか?」

「......そんなことはしないさ。」

「?では何をするのですか?」

恨みを晴らしたいのだろうとばかり思っていましたが。
だって、父親の仇、なんだから。

「お前が家に帰れば分かるさ。」

「私が、家に帰れば.....??」

どういう、意味?
いや、どういう意味かなんて、考えなくても分かる。

ピロロロロロピロロロロ!

「!」

携帯を確認すると、父から電話がかかってきていた。

「出たら?俺の恨みの晴らし方が少しは理解出来ると思うぞ。」 

っ、!まさか、まさか………!
嫌な予感しかしない。
お願い、他愛のない事であって.....!!

「もしもし、?」

「美樹、落ち着いて聞け。




......陽太が死んだ。」

「え」

陽太が、死んだ??
どう、して??なんで、弟が......
!!まさか、早川くんが、殺したの.........??
これが、早川くんの恨みの晴らし方だと言うの??

「許さない。」

「?なんだって?美樹??とにかく一回家に帰っ...」

「うわぁぁぁあ!!」

私は、鞄に入れて置いた護身用の拳銃を取り出し、銃口を早川に向けた。
その際に通話を切っていないままの携帯が地面に落ちた。
が、そんなことを気にする暇はない。

「それで、俺を撃ち殺す気か、長谷川。」

「えぇ、その通り!早川!!
死んで弟に謝れ!!」

『バンッ!!!!』






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