【旧】チート能力を持った高校生の生き残りをかけた長く短い七日間

北きつね

マノーラ神殿の開拓

皆と一緒に屋敷に戻ってきた。フェムが居たので、オイゲン達はどうしたのか聞いたら、屋敷にまっすぐ帰ったとの事だった。『夜の蝶』エスト街支店は問題はなさそうだという事で宿屋の正面に位置する場所を確保する事になったようだ。従業員を増やして、厨房を大きくして、エスト街の宿屋の朝食や夕食を届けるサービスを開始するのだという。デリバリーや給食サービスの様な物で、フェムが以前から地下三階の一部で試験的にやっていたものだ。
オイゲンの所にも顔を出しに行く事にした。さっきと同じメンバーでオイゲンの所に転移して、呼び出してもらった。
「オイゲン。どうだ?」「どうだって言われてもな。今、話し合いをはじめた所だからな。」「それなら大丈夫そうだな。」「あぁエルフリーデが仕切ってくれているから大丈夫だ。」「そうか、それなら必要ないな。帰る...か!」「なんだ、ゆっくりしていけよ。」「そう言われてもな。」「あぁそうだな。この前の話も有ったんだけど、またゆっくりと話を聞いてくれよ。」「あぁ解った。時間ができたら連絡入れてくれよ。」「了解。」
オイゲンの所は問題が無いようだ、風俗の話とゴム製品の話をしたかったようだが、イリメリやアデレードが居る事に気がついて後日という事にしたようだ。知っているから気にしなくてもいいだろうけどな。イリメリやアデレードが知っている事を、オイゲンが知らないからしょうがない。
エミールがエスト街を見てみたいという事だったので、オイゲンの屋敷からそのまま屋敷には飛ばないで、エスト街を見てから帰る事にした。まだまだ規模は小さいが街らしくなっている。宿屋を中心にちょっとづつ店が立ち並ぶようになっているし、区画整理を最初にしているのでそれに沿って家や商店が並んでいる。
連結馬車もうまく機能しているようで、順番に乗り込んでいく、荷馬車の連結も問題なさそうだ。今のところは、連結馬車もエスト街→採掘所に伸びている路線とエスト街-森林街-海岸街となっている。3箇所か4箇所位が発着場では限界な様だ。これ以上だと混乱してしまいそうだ。
そんなところを見ながら、屋敷に向う事にした。明日は、自分たちの屋敷や王城になるところを作らなければならない上に、100,000にもなる魔物達の名付けが待っている。1体に1分かかったとして、100,000分。一人で寝ないでやったとしても、2ヶ月以上が必要になってしまう。
僕の隠蔽を妻達に貸し出して、名付けできないかな?今日の夜にでも試してみる必要はありそうだな。そうでもしないと、僕の仕事が毎日名付だけって事になってしまいそうだ。その上、まだまだ集まってきているんだという。
屋敷に戻って、皆に相談したら、やるだけやってみようという事になった。マヤが一言。「ダメだと思うよ。リンの隠蔽はジョブとユニークスキルとの連携だから.....」
事実。ダメだった。試しに、ミルにやってみるがスキルの受け渡しができない。ジョブ属性が違いますと言われてしまう。諦めて、全部自分で名付けする事にした。名付けを1/4の時間でできれば、休み休みやって1ヶ月で終わるかも知れない。イリメリとフェムが協力してくれる事になった。
明日早々にゴットケープ島に移動して作業を開始する事にして、今日は早めに寝ることになった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
今日は、起こされる事なく。起きて、食事を取って居ると、皆が起きてきた。食事の後に少しだけ皆の予定を確認した。僕は今日から暫くは、ゴットケープ島で神殿の調整や名付けをする事にする。アデレードは、メルナの屋敷に暫く残って、こちらでの残務を片付けてくれる事になった。タシアナは、地下二階でアルマールやカルーネ。フレットと話をしてから、どうするのかを決めるという。3人にも島に来てほしいが無理強い死なないようにお願いをしてある。サリーカは、ギルド本部に詰めてシュトライトと話をしながら状況を整理してくれる事になった。イリメリとフェムとミルは、僕と一緒にゲットケープ島での作業を行う。
モルトにもしばらくしたら、この屋敷から、ゴットケープ島の屋敷に移動する事を告げると、すでに準備はできているとの事だ。その上で、この屋敷を維持する為の人員も手配済みだという。
庭に植えた桜の木だけは移設する事にした。それ以外の施設はこのままにする。眷属たちも引っ越しを行い。後で、この屋敷にも必要な眷属を配置する事にした。
ゴットケープ島の中心に転移した。そこは、マノーラ神殿と名前を変更した神殿がある場所である。
まずは、神殿の外装を作る事にした。本丸と二の丸・三の丸と作る事にした。本丸を囲むように二の丸と三の丸を作成していく。本丸には、四方に櫓を配置して、中央に天守が来るように配置した。本丸は地上から15m程度盛土を行ってから作成した。城自体は、日本風にはしていない。あくまでトリーア王家の城を参考にしているが、名称は自分たちにわかりやすように、日本風の名称にしている。本丸には、天守になる城自体はそれほど大きくしていない。テルメン王家に関わる物として、左翼に領主達の執務室を8部屋用意した。島内部の神殿には領主は設定しない事にしている。直轄領とする。右翼に各大臣の執務室が並ぶ。大臣は、領地を持たない自分物を任命する事になる。バランスを取るために、大臣も8人を選出する事になる。大臣は『財務・教育・農水・外務・防衛・厚生・商工・魔術』にしてある。後で調整すればいい程度の思いつきだ。中央に、謁見の間を用意してある。一階部分は舞踏会が開けるようなサイズで3階分位の吹き抜けにしている。中央の2階部分は左翼・右翼の4階部分になるが、謁見の間になっている。奥から僕達の屋敷に繋がる通路が用意されている。城の裏側に、僕達の屋敷を用意した
右翼左翼は左右対称ではあるが作りは同じになっている。一階部分は、控えの間として使えるように、クロークや小部屋を用意してある。二階三階部分は、自由に使える会議室を用意してある。三階部分に関しては、ダンスホールを見下ろすような格好で閲覧席を用意した。四階部分に、執務室が配置されている。五階部分は、大臣や領主達の住居にも使える小部屋を用意している。仮眠程度は十分取れるくらいの部屋にしてある。城の地下には、七階相当の盛土が施してある。地下一階二階相当部分には、大きな食堂とバー施設や遊技場を作成してある。地下三階四階相当部分には、温水プールを用意した。水着着用で入るようになっている為に、男女それぞれの更衣室も用意してある。更衣室から、地下五階六階に用意した、温泉施設にも向う事が出来る。地下七階部分には、宝物庫を用意し、報奨の為の物や見栄えがする物を中心に宝物を置くことにした。
天守となる部分はこれで一通りできた。内装や飾り付けは、モルト達に任せる事にする。全部作ってしまうと、職人が困ると言われている。本丸としては、四方に配置した櫓の整備も行う。櫓の高さは10mほどで櫓と櫓の間を5m程度の渡櫓わたりろで繋いである。天守の正面になる南側は関所の役目をする門を備え付けてあり、可動式の橋がかけられている。門からまっすぐに天守まで伸びる道を整備してある。
天守の裏側で本丸の北側に僕達の屋敷を配置する。メルナの屋敷をそのまま移築したかのような建物にした一階にあった会議室や執務室もそのままにしてある。今のところは、テルメン城の方で会議をするが、世代交代が進んでくれば、城の方にはいかなくなるだろう城と繋がる部分は地下通路にしてある。城に着いてからエレベータで各階に行けるようにした。謁見の間の後ろにはエレベータホールだけを用意してある。屋敷の周りにも堀を作成した。メルナの屋敷にも居たレイクサーペントの二匹のパラージュとパラースフにも移住してもらうためにも必要な事だ。広さも同じ広さにして。地下で本丸・二の丸・三の丸のお堀とも繋がるようにしてある。屋敷の周りのお堀の深さは25mにもなる。本丸の周りで20m/二の丸の周りで15m/三の丸の周りで10mの深さになる。幅も10m程度あるので、攻め入られてもまぁ大丈夫だろう。庭の中央には、桜を移植してある。屋敷の周りには5m程度の石壁を配置してる。屋敷の入口は、天守の西側を通って、屋敷の門から入ってもらう事にはなる。今までと同じように、裏庭にもエントのケンサとケントが居て、ドライアドのカーロスが居て、屋敷の周りの木々の調整を行ってくれる事になっている。あと、ワーウルフ達も同様に裏庭に居住を移す事になっている。
屋敷の地下にも盛土がしてある。地下一階部分には、子神殿12個への転移門トランスポートが設置されている。他の神殿には作成できなかったが、子神殿への転移門トランスポートは作成出来るようだった。地下二階三階四階五階に相当する部分は、吹き抜けにした。柱での補強をしてあり、魔道具の作成や魔法の実験が出来る施設を作る事にしている。地下六階と七階には小部屋を大量に作ってある。今のところ使う予定はないが、10畳程度の部屋をできるだけ作成してある。そして、地下八階部分からは、本来の神殿の領域になる。地下八階。神殿の一層目は、小部屋があって、管理層になっている。転移でしか行けないようになっている。そこから、下の階層は、5層目までは階段のみが設置されていて、屋敷の地下一階につながっている。5層には、3層分を吹き抜けにした層を設置した。通路だけが存在する場所で通路の先には、各階層に移動する転移門トランスポートが設置してある。それ以降の50層までは、5層分を吹き抜けにしてある。その後は、10層分を吹き抜けにした層で、合計14階分を作成してある。街並(地下1階):6~10草原(地下2階):11~15森林(地下3階):16~20沼地(地下4階):21~25水地(地下5階):26~30草原(地下6階):31~35森林(地下7階):36~40沼地(地下8階):41~45水地(地下9階):46~50草原(地下10階):51~60森林(地下11階):61~70沼地(地下12階):71~80水地(地下13階):81~90街並(地下14階):91~100と設定した。半径約40kmの東京ドーム約10万個分の広さになる。眷属がどれだけ増えても大丈夫だろう。
屋敷からマガラ神殿やメルナの屋敷には、直接繋げられないので、一度出島を経由する方法が取られる。自分たちだけなら転移で飛べるが、モルト達が居るので、出島にそれぞれの場所からの転移門トランスポートを設置する事にした。出島にある僕達の為の屋敷の護衛には眷属たちを交代で応らせる事にした。一通りの作成を終えた所で、管理層を出て、一度マガラ神殿を経由して、メルナの屋敷に飛んだ。モルト達に屋敷ができた事を伝えて、引っ越しを開始する様にお願いした。マガラ神殿の地下二階に居た、ヒューマ達にも連絡をして、マノーラ神殿に移動するようにさせた。イスラ大森林の旧魔物の村にあった転移門トランスポートや結界は撤去するようにして、近くに集まっていた眷属になることを望んでいる魔物や獣魔を引き連れて、移動するように伝えてある。監獄街やアゾレム領内になる小屋はそのままマガラ神殿から移動できるだけにしておく。
ヒューマから、眷属になる事を望んでいる魔物や魔獣が来ていると報告を受けた。ついでだから、ヒューマとカエサル達に、魔物と魔獣への対応をさせる事にした。名付けは希望者全部に行う事を言っているが、時間がかかる事をになる。まずは、マガラ神殿に着ていた者からになる。まずは、マノーラ神殿だけで眷属たちが暮らせるのかを調整させる事にした。レイクサーペントやシーサーペントやエント/ドライアドなどは、そのまま地上や海やお堀に住まう方が良いとの事だ。水棲生物も多くなってきている。水深が深くなければならない者は、海やお堀の方が良いとの事で、エントやドライアドは本丸や他の神殿の地上部分の木々や作物の管理をしてもらう事になった。他の眷属は、基本マノーラ神殿で生活してもらって、狩りなどはこれから作成していく、周辺の神殿に出かけてもらう事になる。各神殿には、地下1と14階から行けるようになっている。
モルトが屋敷に着いたようだ「リン様」「ん。後は任せていいか?」「はい。かしこまりました。全部移動でよろしいのですか?」「あぁそれでいい。」「それから、メルナにある屋敷の維持の為に、仕えたいと言っていたエルフの中から2家族を選抜して起きました」「わかった。何か問題があったら連絡をよこすようにしてくれ。」「はい。」「あぁそれから、各国にある神殿にも僕達の屋敷があるから、それに関しても同じように管理する者を選んでおいてくれ。」「かしこまりました。お屋敷の規模としてはどの程度なのでしょうか?」「この屋敷の1/5程度で部屋数も10もない程度だ。」「それでしたら、連絡係と管理人で1家族で足りるかと思われます。」「うん。モルトがいいと思うようにしてくれ」「かしこまりました」
「ヒューマ」「はい。」「すぐには無理だけど、名付けを大々的に行うから、その時の整理を頼むな。」「かしこまりました。」「部族事になる方がいいのか、それとも種族別にした方がいいのかを含めて調整しておいてくれ。」「はい。力ある物から行う事にしたいと思いますが、よろしいですか?」「うん。争い事にならなければ問題ない。」「かしこまりました。飛竜ワイバーンを先にしていただければ幸いです。」「わかった。すぐにしたほうがいいのか?」「できれば....そういたしましたら、他の部族も落ち着くと思います。」「わかった、竜種を眷属にしておけば、竜種がまとめ役になってくれるという事だな」「はい。わかった、竜種のまとめ役を連れてきてくれ。」「かしこまりました」
しばらくして、ヒューマが4体の竜種を連れてきた。飛竜が2体。地竜が1体。海龍が1体。
「リン様。この4名がこの辺り一帯を取り仕切る竜種になります。」「うん。ん?1体は幼体のようだけどいいのか?」「はい。先に、3体の成体の名付けをお願いいたします。その後に、幼体の説明とお願いがあるそうです」「わかった。」
飛竜がヒト型に変化して、僕の前に跪いた。『魔物を統べる者よ。我に大空を統べる名を』「リン=フリークスが命名する。汝の名は、ファントム。」『我は、ファントム。リン様に忠誠を誓います。』
地竜がヒト型に変化して、僕の前に跪いた。『魔物を統べる者よ。我に大地を統べる名を』「リン=フリークスが命名する。汝の名は、レオパルト。」『我は、レオパルト。リン様に忠誠を誓います。』
海龍がヒト型に変化して、僕の前に跪いた。『魔物を統べる者よ。我に海域を統べる名を』「リン=フリークスが命名する。汝の名は、バイエルン。」『我は、バイエルン。リン様に忠誠を誓います。』
「「「リン様。我等竜種の女王の名付けをお願いいたします」」」「女王?」
「ファントム。どういう事だ?」「リン様。我等、竜種には、左右の目が違う物が王/女王になる事が決められています。今世はこの者が女王になるべく産まれてきました。本来なら、成体になった後にヒト型になり竜種の女王になるのですが、魔物の王が顕現されたのでしたら、女王が仕えるのは当然の事でございます。」「この幼体がか?」「はい。右目が大空と海の青。左目が大地の黒に金色の瞳。青金妖瞳ヘテロクロミアは、竜種の王の証なのです」「そうか、本人の意思は確認しているのか?」『はい。私に名前をお付け下さい。魔物の王よ。』「わかった。その方らも問題ないのだな?」「「「はい。」」」
『魔物を統べる者よ。私に竜種を統べる名を』「リン=フリークスが命名する。汝の名は、トリスタン。」『私は、トリスタン。リン様に忠誠を誓います。』
トリスタンは、竜体に戻って、僕の肩に止まった。どうやら、まだ竜体で居る事の方が楽な様だ。
「ファントム。まずは、飛竜達をヒューマと話をして、どこに移住させたらいいのかを決めてくれ。」「っは。ヒューマ殿。よろしくお願いする。」「レオパルトも同じで地竜達をヒューマと協力して移住させてくれ。」「っは」「バイエルン。海竜達は、そのまま海に棲ませる方がいいのか?」「はい。しかし、我の様にヒト型になれる者も居ます。その者は、ヒューマ殿と協力して移住させたいと思います。」「そうか、その辺りは任せる。」「あぁ後魔核が残っている者が居るようなら言ってくれ、早急に外す様にする。」「「「っは」」」「トリスタンはどうするの?」「リン様と一緒に居る。私は、女王だから、王の側に居るのは当然の事」「???」
「リン様。」「ファントム。どういうことだ?」「申し訳ありません。私どもの説明が不足していたようです。」「どっちに不足していたんだ?」「・・・・。」「わざとだな?」「いえ、そんな事は....。」「まぁいいよ。妻達に相談はするけどね。」「ありがとうございます。トリスタンも、暫くいたしましたら、ヒト型の方が楽になると思います。そういたしましたら是非!」「是非。なんだよ。」「いえ....竜種の安寧と長年の夢を叶えていただければと思います。」「・・・・。ヒューマ。お前も知っていたな?」「はい。リン様申し訳ありません。しかし、少なくてもこれで、この島の魔物は全て待たせる事ができますし、名付けに関してもかなり楽になろうかと思います。」「ん?どういう事だ?」「それは、ファントム殿から....」「不遜な事を申し上げますがお許し下さい。」「うん。いいよ。説明をしてよ」「はい。トリスタンが女王と認められた後に、名付けを行う事ができます。トリスタンは、魔核を外したり眷属化はできません。あくまで、名前を付けるだけです。」「魔物の中にネームドが時々現れるのは、各種族の王が居るんだな。」「はい。その認識で間違っておりません。名付けのルールとしては、上位者である事が上げられます。あぁリン様はジョブとスキルで出来るの問題ありません。」「あぁ」「トリスタンが女王となれば、竜種を含めた魔物・魔獣の上位者に進化致します。」「そうなのか?」「はい。そうなれば、名付けを行う事ができまして、その後はニンフ様に眷属化をお願いすれば一気に出来るはずです。」「それなら、ニンフであるマヤも名付けが出来るんじゃないのか?」「はい。できます?ご存じなかったのですか?我は先代のアルセイド様に名前を頂いたのです。」
ヒューマからの驚きの報告が上がってきた。ん?まてよ。そうなると、他のニンフも出来るんじゃないのか?
「ヒューマ。そうなると、他のニンフ達も名付け出来るんだよな?」「はい。勿論です。」「・・・・。」
まぁいい。これで、名付けが一気に片付く事になる。名前のルールだけを考えて、イリメリやフェム達にも手伝ってもらえばいい。すごく気が楽になった。トリスタンのステータスを見ると、無事に”女王”に進化をしている。
ファントムとレオパルトとバイエルンは、それぞれの竜種の所に戻って対応を開始するとの事だ。ヒューマは、屋敷で待機して魔物や魔獣への対応を行う様にさせている。
気が楽になった所で、二の丸と三の丸を作っていこう。二の丸は、領主や大臣たちの屋敷を作る事にしている。区画整理を行って、屋敷の基礎を作っておく。ベースはオイゲンの屋敷だ。ベースと言いながらほぼあのままを再現していく、全部で16棟を作成した。四方には本丸と同じように櫓を配置して渡櫓で繋ぐ。本丸に繋がる南側は何も設置しない。二の丸は北側に三の丸に繋がる門をつくる。北側にも何も作らないが、段差を階段ではないが段差を作っていく。三の丸と二の丸の高さには5mの差があるので、それを段差を作って緩和していく。荷馬車は面倒でもジグザクにあがっていかなければならない。二の丸と本丸の差もあるので、南側に段差を作って解消していく。三の丸部分は、広めに作成している。王城で働く人の住居になってくる。三の丸も同じように四方に高い櫓を配置して、10m程度の渡櫓で覆っている。4方向の真ん中に櫓門を作成して、稼働橋を配置したが、基本的には4方向から出入り出来るようにはなっている。北側を玄武門。南側を朱雀門。東側を青龍門。西側を白虎門。三の丸から二の丸に入る門を麒麟門とし、本丸への門を皇龍門と名付けた。それぞれを象った印章を刻んだ。三の丸の内部は、南東区画には従業員が暮らす家を作っていく。全部で何人になるか解らないが、多くて困る事はないだろう。南西区画には、警備兵達の住居を作っていく。これも数が解らないが、見かけ上の数でしかないが、できるだけ揃えておく事にした。北東区画には商人様の住宅を用意してある。違いは通りに面している部分が開けられる様になっていて、店舗を構える事が出来る様にした。北西区画は宿屋と食堂が立ち並ぶ様になる。
これで、マノーラ城の外見が完成した。後は、中身を注ぐだけになった。
眷属も移住してきたので、出島を後3箇所作るように指示した。そちらは、船着き場と島への桟橋だけになる。周りの海竜が眷属になった事から、魚や海底資源を採取する事が出来るようになる。その為の、船着き場を作る事にした。船はまだ作っていないが、そのうち作ろうと思っては居る。東西南北に出島が出来る事になる。
次に、マノーラ神殿の地上部を作っていく。各門の近くに街道を作っていく、街道もそのまま門の名前で呼称する。玄武街道は、そのままロングフィールド/アップルグッド/クラウドホースに繋がる。同時に、連結馬車のレールも引いていく。上り/下りの計6本。同じように、青龍街道は、サイレントヒル/ストーンリバー/パレスケープに繋がり、朱雀街道は、ブルーフォレスト/ビッグスロープ/フレグランスリバーに繋がり、白虎街道は、ベアーブック/ロックハンド/ロングケープに繋がるようになる。歩くと2日程度の距離ではあるが、連結馬車で移動すれば4時間程度で到着する事が出来る。途中3箇所に休憩所を設置してある。
玄武街道の出発点には、ギルド本部が設置してある。ギルドの総本山となる建物だ。白虎街道の出発点には、ギルド出張所と学校の出張所を設置した。青龍街道の出発点には、トリーア国の宗教都市ドムフライホーフの様に教会が立ち並ぶ様にした。国教は定めないが、マノーラ神を主神とした七翼神を祀る事にしている。
大まかに、玄武門の近くには、職人や武器/防具/魔道具商店及び宿屋が来るようにする。青龍門には教会関係者が来るようにする。白虎門には、学生街になるように食堂や商店が来るようにする。朱雀門は農業地帯になるようにし門の近くには、買取の為の施設を用意する事にした。

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