【旧】チート能力を持った高校生の生き残りをかけた長く短い七日間

北きつね

ギルドの拡張(組織作り)

後2日。さてそろそろ起きようか、今日も安定で身体が重いな....
ん?マヤじゃない。ミルでもないな。だれだ?幼体の竜?あぁそうだった。昨日、風呂に行ってそのまま倒れ込むように寝てしまったんだった。全裸じゃないって事は、誰かが服を着せた事になるんだけど....考えないでおこう。もう今さらだろうからな。「主様あるじさま。おはようございます。」「あぁおはよう。オブシダン。」「主様あるじさま。おはようございます。」「あぁおはよう。サファイア。」「主様あるじさま。おはようございます。」「あぁおはよう。スピネル。」「主様あるじさま。おはようございます。」「あぁおはよう。ノゼアン。」「主様あるじさま。おはようございます。」「あぁおはよう。トパーズ。」「今日は、お前たちが僕を守ってくれていたんだな。」「はい。あと、ワクとロルフ様が陰の中でお休みになっています」「そうか。誰か昨日の夜来たのか?」「・・・・。」「いいよ。怒らないから言いなさい」「はい。最初、マヤ様がいらっしゃいました。伝言で、『明日。マガラ神殿を一通り回って用事を済ませたら、メルナの湖に来て』だそうです。」「他には?」「サリーカ様。ルアリーナ様。フェナサリム様。イリメリ様。タシアナ様。ミトナル様。アデレード様が、ご一緒でした。」「そうか....何か決めたのかな?それで、マヤが話すって感じかな?うん。解ったありがとう。これからもよろしくね。」「「「「「はい」」」」」
さて、そういう事なら、食事を取って早速マガラ神殿に向かおう。今日は、珍しく、ナッセが食堂に居た。一緒にヘルダー夫妻も居る。「あぁリン様。おはようございます。少しご相談が有るのですが、よろしいですか?」「ん。いいよ。あぁ何か軽く食べられる物を頂戴。スープとパンだけでいいや。」「はい。エタール。リン様に朝食をお持ちして」「はい。果物はどうしましょうか?」「エタール。果物はいいや。その代わり、水を一杯付けて。」「解りました。」
すぐに朝食が運ばれてきた。手慣れたものだな。「それで、ナッセ。相談って何?」「あっはい。昨日、ローザス様と話を詰めた時に、考えておいて欲しいと言われたのですが、アゾレム領とヴァズレ領で、パシリカ前の子供が大量に孤児となってしまっているようです。それで、子供をある程度は王宮で保護したり、ローザス様が懇意している奴隷商などに集めさせているらしいのですが、受け皿が必要になっているそうです。以前は、私がスラム街で一時的に預かってから、国の施設に出していたのですが...」「あぁそういう事ね。いいよ。受け入れ体制を作って、出来る限り、子供を受け入れて」「ありがとうございます。それで、どうしましょうか?」「あぁ住む所ね。」「それもですが、食事や生活に必要な物などがあります。」「そうだね。まだ余裕があるだろうから、イリメリに言っておくよ。」「良いのですか?ローザス様に言えば支援していただけるとおもうのですが....」「それもいいけど、僕も貴族の端くれになるのだから、貴族の義務ノブレス・オブリージュって奴でしょ。」「そうでした。マノーラ侯爵様でしたね。」「ナッセ!!恥ずかしいから止めて!」「ハハハ。これから沢山言われますよ。勃興仕立てで、マガラ神殿の事を知った貴族や豪商が娘や親戚筋の子を正妻や側室やメイドに押し込んできますからね。間違いなく。」「いいよ....。」「そうですな。既に、8輪の可憐な花が咲いていますし、周りにも花が咲き誇っていますからな。」「ナッセ。何を言っているんだ?」「いえいえ」「あっリン様。忘れていました。もう一つございました。私が最初に連れてまいりました。6名の孤児なのですが、フェム様やイリメリ様からお願いされたのですが、神殿の地下二階の寮に移せないかと言われました。」「??」「ギルド本部はこれから目立ってしまうだろうし、誰が入り込むか解らないから、安全の為に、地下二階の寮に他の子供と一緒にしないか?と言う事です」「僕は別に問題ないよ。強制はしないでね。本人が引っ越しをしてもいいと言った時だけだよ」「解りました、皆に伝えてそれでもいい子は引っ越しをさせる事にします。」「リン様。家のミーシャもよろしいでしょうか?」「あぁミーシャがそれでいいと言うのなら問題ないよ。」「ありがとうございます。このギルドでは偏見は一切ないのですが、やはり街中では奴隷の子と言われてしまうので....それが不憫で....」「あぁそうか、ミーシャは今いる?それと、レーゼルの妹とウィンザーも居たら連れてきて。」「はい。今二人は3階で食事を取っていますので....」「うん。食事が終わってからでも良いんだけどね」「いえ、もう降りてくる頃だと思います。」
二人が降りてくるまで、ワクとロルフを通して、ルナに質問をした。その返答はすぐに返ってきて、僕が期待した以上の答えだ。
しばらくしたら、二人で降りてきた「ミーシャ。ウィンザー。リン様がお話があるそうです。こっちに来なさい。」「「はい」」「二人共」「「はい」」「ギルドの仕事は楽しいか?」「「はい!!」」「そうか、ルナから言われている課題は、昨日提出したんだろ?」「「??」」「これからも、お父さんやお母さんやお姉ちゃんやギルドの皆を助けて手伝ってくれるか?」「もちろんです。ここは、私達の家です。リン様やマヤ様がいろんな人達が私たちに優しくしてくれます。ギルドが大好きです。」「私もです。お姉ちゃんがいつも言っています。”ここを一生の仕事場にしたい。リン様やマヤ様やミル様のお役に立ちたい”と、私も同じです。ここが大好きです。お腹いっぱいにもなれますし、安心して寝られます。」「うんうん。良い答えだ。もう一個教えて、」「「はい」」「君達は、お父さんやお母さんやお姉ちゃんの事が好きかい?」「「はい!!」」「そんなに緊張しなくていいよ。ミーシャ。手を出してご覧。ウィンザーもだよ。」本当は、魔道具を使ったほうが良いだろうけど、ドラウに聞いたらこっちが上位だって事だからな。失敗したら、笑ってごまかして、アッシュの所につれていけばいいかな。二人は不思議そうに僕の手に触れている。『我、リン=フリークス・テルメン・フォン・マノーラが命じる。ミーシャ=ヘルダー 及び  ウィンザー=バウマン の血の盟約にしたがい隷属を解き放す』「二人共、自分の名前を言ってから、”血の盟約に従い。過去の契約を破棄いたします。”と言ってみて」「ミーシャ=ヘルダーは、血の盟約に従い。過去の契約を破棄いたします。」「ウィンザー=バウマンは、血の盟約に従い。過去の契約を破棄いたします。」二人の首元が光で包まれて、しばらくしたら収まった。「うん。出来たみたいだね。これで、二人は奴隷身分から開放されたよ。」「「!!」」「え。私達いらないんですか?」「違うよ。これから、沢山働いてもらうのに、奴隷だと僕が困ってしまうからね。僕のために、君達を奴隷から開放したんだよ。これからは、自分の為に、両親や姉妹の為にしっかり、ギルドで働くんだよ。約束だよ。」「「はい!!」」「リン様。良いのですか?」「ん?いいよ。それに、前からの約束だっただろう?」「そうですが、パシリカの時だと.....。」「うん。それもだけどね。二人には、これから、自分たちよりも幼い子どもを見たり、導いたりしてもらうからね。その時に、奴隷身分だと、軽く見るような奴が出てこないとも限らないでしょ。だから、僕達のギルドの為でも有るんだよ。二人には相談しないでいきなりやってゴメンね。」「いえ。ミーシャ。しっかりリン様にお礼を言いなさい。そして、絶対の忠誠を誓うのですよ」「はい。大好きな。リンお兄ちゃんの為に、ミーシャはなんでもします。これからよろしくお願いします。」「私もです。ウィンもリンお兄ちゃんの為に沢山頑張ります。」「うん。二人とも期待しているよ。」「さて、ウィンザー。レーゼルを呼んでくてもらえるかな?」「はい!」
「ナッセそれで、孤児は全部で何人位になるんだ?」「リン様の許可が降りてから確認する事になっています。」「そうか、ローザスに聞けばわかるか?」「はい。」「トパーズ。ローザスの所の、ボイクやボラクに、伝言を頼む。”孤児の受け入れはOKだから、人数を教えてくれ”と言ってきてくれ。」「かしこまりました。我で良いのですか?」「あぁ僕の従魔だと伝えれば大丈夫だ。」
「ロルフ。ミルを呼んできてくれ。頼み事があると伝えてくれ。」「かしこまりました。」「ワク。イリメリを呼んできてくれ。頼み事があると伝えてくれ。」「りょうかいです。」
「リン様。」「あぁレーゼル。ゴメンね忙しかった?」「いえ、大丈夫なのですが、どういう事でしょうか?ウィンが奴隷から開放されたとか言っているのですが....」「あぁそうだよ、でも、見捨てるわけじゃないからね」「いえ。それは心配しておりません。ただただ驚いてしまって、申し訳ありません。」「うん。いいよ。」「うん。ウィンもミーシャも聞いて欲しい。今から君達に仕事を与える。しっかりした賃金が出る仕事だ。ヘルダーもレーゼルも聞いて欲しい。二人はまだパシリカ前だから、保護者として出来ないと思ったら断ってくれていい。それで追い出すような事はしないから安心して欲しい。他の新しい仕事が決まるまで二人が無職になるだけだ。」「「はい」」「ミーシャ。ウィンザー。二人には、マガラ神殿の地下二階にある寮に住んでもらう。期間は、パシリカまで。そこで、寮長をやってもらう。」「「寮長?」」「そうだ。その寮は、パシリカ前の子供だけを住まわせる様にする。今は、12名とナッセの孤児院の6名と君達二人だが。これから増えていく。後から入ってくる子が馴染めるようにしっかり指導して欲しい。困っている事を聞いて、僕達に相談して欲しい。そして、大きな役目として、小さい子に、文字の読み書きを教えてあげて欲しい。計算もできればなおいい。もちろん、隣接する学校で今までのように勉強を教える事になるが、ついていけなない子も出てくるだろう。その子の事をしっかり見つけて助けてあげて欲しい。出来るか?」「ミーシャ。どうなの?」「ウィン出来るのか?」「リンお兄ちゃん。それが出来ると、お兄ちゃんは嬉しいの?」「そうだな。その学校からギルドの職員になったり、武器や防具や魔道具の職人になったり、宿屋で働いてくれる子が出てくるかもしれないからね。僕は、すごく期待しているし、そうなったら嬉しいよ。」「解った。私やりたい。」「私もやってみたい。」「うん。いい子だ。二人共、何か問題があったら、しっかり報告するんだよ。間違ってもいいし、何か困ってしまっても僕達は怒らないけど、しっかり報告しなかった時には怒るからね。いい。」「「はい。」」「ヘルダーもレーゼルもいいよね?」「はい。」「はい。」「ナッセ。って事だからな」「解りました。ギルドも少しさびしくなりますね。」「そうだな。でも、すぐに大人になって戻ってきてくれるさ。」「そうですね。子供の成長は早いですからね。」
ロルフとワクが戻ってきた、ミルは少し手が離せないらしい伝言があった『リンがやりたい事なら全部やって。私は全面的に協力する。』だったイリメリはすぐに行くとの事だ。トパーズも戻ってきた、伝言で『竜格好いい!!リン君。ずるいな。あぁ孤児は、後で、アデレートが連れていく。多分まだ30名位だとおもうよ。僕も行きたかったけど、明後日の事があるから動けない。それから、奴隷からの開放は僕の方でやっておいたから安心して』との話だ。
イリメリが食堂に上がってきた。「リン。何?」「あぁちょうど良かった。ローザスから子供を30名程度押し付けられる事になったんだけど、地下二階の寮に入れようとおもうんだけど大丈夫だよね。あぁミーシャとウィンザーを奴隷から開放して、寮長をやってもらう事にしたから、いろいろ後よろしくね。あっ昨日言い忘れたけど、侯爵には歳費が出るみたいで、月に金貨20枚だと言う話だよ。全部ギルド宛に送ってもらう事にしたから、それもよろしく。あっ僕はマヤに呼ばれているから行くね。」「リン。ちょっと待った。逃げようとしない。」「あっやっぱりダメ?」「うん。ダメ。」「僕の頼みでも....ダメ?」「・・・・うううう。でもやっぱりダメ。」「ちぇダメだったか」「それで、イリメリ。何か問題?」「リン。問題がないと思っていたら、すごいね。」「そんなに、褒めてくれなくてもいいよ。照れちゃうな」「はぁもういいよ。子供30人はわかったけど、寮ってそんなに大きかった?」「ううん。今のところは96名入れるようにはしているけど今後の事を考えると、子供用の寮とギルド職員用の寮を分けて作っておこうと思うんだよね」「そうだね。そうしてくれたら嬉しいな。明後日だっけ?発表までには業務が回るくらいにはしておきたいからね。」「了解。場所は同じでいいよね?」「そうだね。」「あのぉ。リンお兄ちゃん。お話の途中ゴメンなさい。」「いいよ。ミーシャどうした?」「あのですね。もしこれから寮を用意するのなら、一人部屋じゃなくて、二人部屋とか三人部屋も用意してもらえるとうれしいです。」「なぜ?」「ライカとランカとかアクアちゃんと遊んでいる時に、一人部屋だと夜寂しくて、誰かの部屋に泊まりに行っちゃうと言っていたので...」「そうか、ありがとう。小さい時には、二人部屋や三人部屋で、大きくなってきたら一人部屋にも移れるようにしよう。」「あっありがとうございます。それとですね」「うん。何?」「その寮に、ここの食堂みたいな所は作れませんか?」「何をする所?食事は、大きな食堂があるよ」「あっ食事ではなくて、勉強したり誰かとおしゃべりしたりする場所があるといいねってシェコダちゃんと話した事があったんです。」「そうか、談話室みたいな感じだな。解ったよ。ミーシャありがとう。これからも意見を出してくれると嬉しいよ。」「はい!」「って事で、イリメリ。いいよね。なんか、ローザスの口ぶりだと、もう少し増えそうな感じだから、部屋数を増やしてもう少し寮も増やしておくよ。」「そうか、どこからの子供なの?」「ローザスが詳細は知っている雰囲気何だけどね。アゾレム領やヴァズレ領って言っているから、お隣さんだね。そこで何かしらの問題があって、子供を奴隷商に売ったり、孤児にならざるをえない状況になっているんだろう。」「そうか、解った。ミルに言って調べてもらっておくよ。」「うん。僕もそれをお願いしようと思っていたから、お願いするよ。後で僕からも言っておくよ。」「それで、奴隷の解放って何?魔道具でも作ったの?」「あっ言わなきゃダメ?」「ダメ!」「この前、大量に眷属にした時にね。ドラウに聞いたんだけどね。眷属に入れる時の祝詞と外す時の祝詞の説明を受けたんだけどね。」「うん。」「その時に、人間の隷属が実は古代魔法の劣化版だって事をきかされて、魔道具が無くても、古代魔法が使えれば出来るだろうって事だったからやってみたらできちゃった」「できちゃったじゃないわよ。他人の奴隷の開放は出来ないんだよね?」「どうなんだろう?”血の盟約に従い”って部分を適切な物に読み替えられればできそうだけど、今は出来ないかな。」「うん。それならそのまま出来なままにしておいてね。」「うん。解った。次は」「え”まだあるの?」「えぇせっかくだから全部済ませておきましょう。」「えぇぇ」「さっきの話で、歳費が出るとか言っていなかった?」「うん。出るらしいよ。金貨20枚/月。税との相殺でもいいって言われたけど、最初は下さいって言っておいた。ローザスから税務官とかからは俗物だと思われていたほうがいいよって言われたので、そうしてある。」「はぁ月に、2,000万レインなんだね。」「そうなるね。」「多分ギルド職員への支払いと食費。全部賄えるよ。」「え”そうなの。やった!少し余裕が出来るね。」「そうだけどね。リン。物価を考えた事ある?」「うん。大体は。ほぼ同じでしょ?1レインが1円でしょ。」「そうだね。収入の平均は知っている?」「ん?同じくらいだから、月に30万ほどじゃないの?」「・・・」「リン。30万も出すのは、戦士長とかだよ。一般の農村部だと1万でも多い位で、5000レインなんて所も多いんだよ」「へぇでも、よそはよそでしょ」「そうだけどね。ナッセとも話て決めたんだけど、あまり高いと周りからやっかみが来て面倒な事になるから、リンにわかりやすく言うと、基本給は安くして、オプションで高くするってことだよ。」「オプション?」「護衛だと、護衛料や狩った魔物の素材を売ったお金とか、受付だとクエストを達成させた時のギルド取り分のいち部とか今後ギルドでやろうと思っている銀行の様な業務の預かり金の一部とか、食事担当だとマガラ神殿やギルド本部下や横での売店の粗利の一部とか。だね」「へぇ銀行業務の話は初耳だけど、うまく行きそうなんだよね?」「うん。まだ調査中何だけどね。」「うん。方向性が決まったら教えてね。」「もちろん。」「それで基本給はどのくらいにしているの?」「他の相場と併せて、月銀貨1枚~3枚程度かな。」「ふぅ~ん。それで不満は出ないの?」「えぇ皆に聞いたんだけど、食事と寝床があるので、それでも高い位だって言っていたよ」「まぁそれならいいか。それで話を戻して、全員銀貨3枚だとしても、今ギルド職員が72名だったと思うから、216万って所?」「そうだね。それに諸経費が入るから、大体雑纂なんだけど、月に500万あれば余裕だよ。」「へぇそれなら、歳費でなんとかなってしまうんだね。」「そうだね。これで子供の食費が入っても、600~700万位じゃないかな?」「あっそうだ。イリメリ達もしっかり給料貰ってね。僕は、ブラック企業にしたくないからね。」「うん。大丈夫。私達の財布は一個にして、そこから必要な分を取っていくって感じにしようと思っているよ。」「うん。任せるよ。」「あっイリメリ。歳費はあまり残すと良くないってローザスに言われているんだけどね。ギルドだといくらでもごまかせるとは思うけど、そんなつまらないことで、アゾレムとか宰相とかに突っ込まれたくないんだよ。」「うん。それはそうだね」「それで、歳費の一部を子供達とギルド職員に還元出来ないかな?」「??」「例えばだけどね。ギルド固有の通貨みたいな物を発行して、タシアナとの相談になるんだけど、ギルドカードに溜め込めるポイントみたいな形に出来たら最高だね。それで、学校に出てきたら10ポイント・テストで満点取ったら100ポイント・掃除をしっかりできたら50ポイントとか貯められるようにして、それを地下三階やフードコートで使えるようにする。1ポイント=1レインみたいな感じにしておいてさ。商店では売掛になってしまうけど、溜まったポイントは10%アップでギルド側から月末に支払うとか出来たら、いいと思わない?子供だからって甘やかすわけじゃなくて、スパの料金とか、ゲートの利用料金とかもしっかり取る代わりに、しっかり勉強をしていればポイントが溜まっていくって仕組みにすれば.....ダメかな?」「いいと思うけど、少しフェムやタシアナと相談させて。」「うん。お願い。自分が子供の頃、”子供は勉強が仕事”とか言われて、仕事ならお小遣い増やしてよって思ったから....何だけどね。」「あっ!!!」「ハハハハ。」「言われた。言われた。」
「ナッセ。ヘルダー。悪いな。いろいろ勝手に話を進めてしまったよ」「いえ。大丈夫なのですが.....。」「ん?どうした、ヘルダー?」「リン様。」「ん?ナッセもどうした?」「本当に、リン様やイリメリ様達は今年パシリカを受けたばかりなんでしょうか?」「もちろん。そうだよ。ついこの間のはずだよ。」「いえ。わかっているのですが、話をしていますと、大人のそれもかなりの経験を積んでいる人間と話をしている錯覚に陥るのです。」「・・・・。」「まぁそうだな。あまり気にしないでくれ。これが僕達だと思ってくれればいいよ。」「はい。承知しております。」「うん。悪いな。特に、ナッセには、ギルドの顔役を任せてしまって」「いえ、大丈夫です。そのくらいしか出来ませんし、精一杯。リン様の代理を勤めさせていただきます。」「ハハハハ。これからもよろしくね」「もちろんでございます。」
ミーシャとウィンを連れて、地下二階に移動した。そこで、寮の説明を行った。今は、一階部分に10部屋。二階三階にそれぞれ10部屋。部屋を見てもらったら。大きいと言う。昨日先に入っていた。子供からも広すぎて怖いし、一人は嫌と言われてしまった。
ワクが建材はまだあると言っていたからな。学校の裏手を少し整備して、子供用の寮を建てよう。「ワク。トパーズ。建材を集めておいてくれ。里の物に協力を仰いでいいからな。」「「はい」」さてっと。子供たちが見ているからって張り切ると、多分きっと絶対に、やりすぎて怒られるから自重しよう。子供たちには、危ないから学校の中に入っている様にいった。すっかりお姉さんになった、ミーシャとウィンが子供たちを連れて行った。
まずは、石壁を移動しよう。木々まで移動してもいいけど、少し手前で止めておこう。少し小高くなっているから、学校と同じ高さまで慣らしてから、石畳で学校と食堂とつなぐ。あまっている建材で渡り廊下っぽい物を作っておこう。
ワク達が戻ってきた、順次建材を持ってくると言う事だ。まずは、一階の入り口すぐに管理人部屋は作っておこう。少し大きめに日本風に言えば3LDKにしておこう。その横に談話室を廊下を挟む形で二つ作っておく。トイレを作っておく。その横に向かい合わせに右側を一人部屋を作っていく。日本風のワンルームで風呂トイレなしの簡易キッチンありで作る。6畳位の広さにして、できるだけ部屋を作ったら、片側10部屋の合計20部屋作れた。二階部分は三人部屋にした。一人部屋の倍の広さにして、左右に5部屋づつ。談話室とトイレも作った。三階部分は、二人部屋にした。一人部屋の1.5倍の広さにした。片側6部屋づつ作成した。談話室は作らないで、大きな一人部屋を二つ作成した。寮長の部屋に使わせる。部屋は二部屋あり、勉強が遅れている子に個別指導が出来るようにする事やちょっとしたパーティが出来るようにした。寮長の部屋にはしっかりしたキッチンも作った。これで78名まで入れる寮になった。運営は、ミーシャとウィンの二人で話し合って決めるように言った。管理人も人選をするが、管理人は寮の運営には関わらない様にする。
この寮は、パシリカを受けても、ギルドで働く事を決めたら出ていかなくてもいいと言う事にする。ミーシャとウィンに関しては、自分から寮長を辞めるか、寮生から交代希望が出た時に、選挙をして決める様にするつもりだと伝えた。
後、なんとなく、敷地が余ったので、小さな池を作った。水を引き入れるために、石壁の外を川を流して、そこから支流の様に池に流れ込んでまた石壁の方に流れて、石壁のすぐ脇を川に合流する様にしてみた。石壁の横に流れる川は川幅少し大きめにした5m位にした。深さは子供の腰位より少し浅めにしてみた。もちろん、釣りをするためだが、暫くは内緒にしておこう。
ギルドから、フェルテ達もイリメリに連れられてやってきた。各々荷物も持っているから引っ越しに賛成したのだろう。まずは、12名+6名+2名で部屋割りを決めさせた。談話室で皆で各々部屋に入るようにいった。一人部屋は人気がない。寮長の部屋が一人部屋だと聞いた時の、ミーシャとウィンが絶望的な顔をしていたのを忘れない。本当に一人は嫌なんだろう。皆が、二人部屋か三人部屋に入った。三人部屋に四人入ろうとした場所もあった。ミーシャに言われて、本人たちが喧嘩したり虐めていなければいいよ。と言ったら嬉しそうにしていた。
イリメリもこの時ばかりは怒らないで話をしてくれた。すごく嬉しい。全体的に僕が悪いのはわかっているし、イリメリには甘えてしまう。ダメだと思っているんだけど....な。説明をしているけど、ミーシャとウィンには賃金を出す事にした。月に5,000レインだ。あと、寮生には月に2,000レインのお小遣いが支給される事にしてある。あと月末にしっかり勉強して、ギルドの手伝いをした子には特別報酬も出すと言う事を約束した。学校は基本毎日行われる事。午前中だけ基礎の授業が行われて、お昼休憩を挟んで午後の授業は、興味がある事をする時間にした。ギルドの手伝いをしてもいいし、勉強をしてもいい。お風呂は、スパを使っていいけど、しっかりお小遣いから払うようにいった。学校のプールも一年中お湯が溜まっているから、そこを使ってもいいけど、プールの場合には裸では入らないようにするように注意した。後は、寮長の言うことをしっかり聞いて、しっかり勉強して過ごすように!と話をして終わっていた。
大人の寮も今日から本格的に動き始めていた。老夫婦一組にお願いして、子供用の寮の管理人をしてもらう事にした。できれば、子供に食事マナー等の事を教えてほしいとお願いした。快く承諾してくれた。寮は三棟あるが、一つは開けておいて、眷属を住まわせる事にする。ここまで攻め入ってくる事はないだろうけど、万が一の事を考えて、護衛役を用意しておく。食堂も今日の夕方から本格稼働する様だ。36名を9つのグループに分けて、食堂担当(4-14)→受付担当(10-20)→休暇→受付業務(18-6(休憩2時間))→休暇→食事担当(12-22)→受付担当(5-15)→休暇→休暇にしている。時間は、今才女たちが調整をしてくれている。休暇のときには、ギルド直営の店を手伝ったり、フードコートで店をやったりしてその分はそのまま取り分になるようにしている。僕がお願いしたのは、ローテーションで休暇をしっかり作ってもらう事だ。この時には、休むでも良いし、仕事をしてもいいと言う感じに説明した。びっくりしたのが、これでもこの世界ではすごくまともなんだと言う事だ。どれだけブラックだよ。
正直これでやっと人手が半分位埋まった感じになる。もっと働かせてもいいと言う意見が奴隷側から出ているが、僕が全部却下した。ブラック企業にはしないと決めている。イリメリの試算では、通行料だけで月に金貨10枚程度は行くはずだと言う事だ。50%を税金におさめても、500万/月の計算になる。最初は、商人や宿屋からの収入は取らない事にしているが、半年もすれば安く見て3,000万/月になるらしい。歳費返納しようかな。あと、ギルドの売上は殆どないだろうと見ている。あと、雑収入で武器や防具や魔道具の売上が、1,000万/月程度になる見込みだ。
アデレードがギルドに、孤児を連れてやってきたと言う事だ。ミーシャとウィンに迎えに行ってもらった。ミーシャとウィンが子供たちを連れて戻ってきた。アデレードは、ナッセと話をしているそうだ。ローザス。何が30名位だ。42名だったぞ。文句は早めに言わないとダメだろうと言う事で、トパーズにまた伝言を頼んだ。『ローザス。30名を軽くオーバした42名だぞ。受け入れ出来たから、時間が有る時に来てくれ。』今度は、年長組も多い12歳や11歳の子は、個室を望んだ。ミーシャとウィンがギルドの説明と併せて、子供たちをさばいている。もしかしたら僕よりも説明がうまいかもしれない。服や家具の買物も有るだろうから、全員揃った所で、ミーシャとウィンに金貨2枚づつ合計4枚渡した。それで、普段必要な物を買ってきなさいと言っておいた。ニグラが長い者がしっかりサポートしてあげるようにと、今日は買い食いはしないように、みんなで食堂で食べるように、そこで一人一人自己紹介をするように言っておいた。
地下二階に居るので、ドラウの所にも足を伸ばした。里としては、以前よりものんびりしている雰囲気がある。新たに加わった者も、馴染んでいるようだ。ドラウの所に案内してもらった。ドラウに何か困った事はないかと聞いたら、ここが快適すぎて困ると言われた。それは諦めてくれと言って二人で笑いあった。眷属の中でヒト型になれる者が護衛の業務や採取討伐をしたいと言う事だった。
そこに、サラナとウーレンが居た。「あれ?サラナとウーレンは、ここまで来ているの?」「あぁリン君。あっリン様。」「止めて、今まで通りでいいよ。様付けは絶対に止めて....ね」「うん。解った」「良かったよ」「リン君。本当にありがとう。」「ううん。もういいよ。それよりも、大丈夫?何か困った事はない?」「大丈夫。」「そうか、それならいいよ。」「あっそうそう、」「ん?何?」「もう少ししてからで良いんだけど、畑に植える物って何がいいのかな?」「今は、種芋を持ってきていたから、それを使っているけど、必要な野菜とか有るでしょ」「あぁそうだね。今度、サラナとウーレンも参加して貰って、畑作業をどうしていくのかを考えよう。」「え”いいの?」「え”なんで、何か間違えた?」「ううん。領主様の所だと、これを植えろ。税はこれだけだ!とかだったから....。」「あぁ。そうかぁ」「サラナ。ウーレン。文字の読み書きとか計算とか出来る?」「「・・・・。」」「自身がないんだね」「「うん」」「イリメリ。識字率とか基礎計算とかどんな感じなの?」「多分、識字率は商人だとほぼ100%だけど農村だと多分10%にも満たないとおもうよ。計算なんて簡単な足し引きが限界だとおもうよ」「そうか...大人向けの学校って開けないかな。教会とかで....」「出来るとおもうけど、参加してくれるかな。」「それは飴次第でしょ。」「まぁそうだね。」「って事で、イリメリ。サラナとウーレンに話をして、どんな飴なら参加出来るか聞いて欲しいな。」「はいはい。」「あっイリメリ。後、農業の買い取りの事とか教えてあげてね。」「え"あ~解った。二人に、農協みたいな事をやらせるんだね。」「そ!わかってるね。お願いね。まだまだ掛かるだろうけど、絶対に必要になってくるだろうからね。」
そう、サラナとウーレンには、農業を眷属に教える事や作物の安定供給を考えて欲しい。そのためには、文字の読み書きだけじゃなくて、基礎計算や知識が必要になってくる。まだ13歳だし今から覚えれば、5年後とかにはギルドに取っては絶対に必要な組織になっている。二人は、奴隷ではないが心をへし折っているから裏切りの心配も少ない。外に出ない環境下においておけば安心出来る。中長期的に、ギルドの胃袋を支えてもらわないとならない。畜産まで手を伸ばしたが、まだそこまでの人数でもないし、魔物の肉を安定供給出来るようにする方が、暫くは楽が出来る。何と言っても、眷属に迷宮ダンジョンに行かせればいいだけだけど、それでなんとかなっている間に、農業を安定させ、畜産まで行ければいいと思っている。畜産をするためにも、野菜の安定供給は必須だろう。腹を満たしていれば、少し位まずい施策を行っても、暴動は起きない。善政でも、腹を満たしていなければ暴動は起きる。
さて、ここはイリメリに任せて、ナナの所に行こう。今日は地下三階に居るはずだ。地下三階も段々街らしくなってきた。作った区画の三割も埋まっていないが赤線と紫線の両脇に宿や店舗と商店を作成した。これは、ギルド側が提供する物で、雇われ店長が運営する事になる。確か、元ナナの店は黄線に移ったと聞いていた。思いつきで色付きラインを作ったけど、結構いい。黄線のすぐに、ガルドバがやる飲み屋があった。いい場所を引当たみたいだな。もう立地がどうのこうのって言っていたので、めんどうなので、くじ引きにした、番号を書いたくじをひいてもらって、その番号の順番に一つの区画を指定出来るよにした、複数の区画が必要な大店は必然と複数回くじを引かなければならない上にどうしても、ゲートの近くではなく奥まった所になると言う仕組みだ。文句は出たようだが、それでもここは商人には魅力的に見えるようだ。フードコート部分に関しては、当初1ヶ月単位と言っていたが、それだと引っ越しや入れ替えで半分近く取られてしまうから、3ヶ月単位にする事にした。それも平等にくじ引きで行う事になった。そのくじの権利をナナとガルトバに譲った。二人には、くじの権利を持つ代わりに、二人の店はフードコートに出店する権利を失うようにした。
ガルドバは店にいた。「ぉ!リンじゃないか、久しぶりだな!!」「そうですね。なんだかんだですれ違ってばかりでしたね。」「おぉナナに話を聞いたぞ。偉くなったみたいだな!」「えぇ侯爵になってしまいましたよ。」「え”侯爵?俺は貴族だって言うから、準男爵位だと思っていたんだが.....こりゃぁすごいや。侯爵様か。これからは気楽に話せないな。」「止めてくださいよ。僕は僕で変わらないですよ」「ハッハハ。そうだな。侯爵だろうと、飯食って寝て女抱いてクソして寝て、最後は死ぬのは変わらないな。」「えぇそうですよ。」「おぉそれで何かようなのか?」「いえ、どんな感じなのかな?って思っただけですよ」「あぁそうだな。まだ部外者が入ってきていないからなんとも言えないが、活気はあるぞ。アロイとかとは大違いだな。」「そうですか、それなら良かった。あぁそうだ、ナナは居ますか?」「ナナ?あぁ居るぞ。ちょっと待ってろ。ナナ。リンが来ているぞ、お前に話があるそうだ」「煩いわね。でかい声だからわかっているわよ。」「・・・・」「リン君。今日はどうしたの?」「いえ、いろいろ押し付けちゃったから大丈夫かなと思って来たんですけど、大丈夫そうですね。」「えぇニノサの馬鹿に付き合う事を考えれば大分楽ね。イリメリちゃんとかフェムちゃんもしっかりしているから、すごく楽よ。」「そうですか、それならまだ大丈夫ですね。」「ん?」「ナナに一つお願いが有るんだけどいいかな?」「あぁその言い方、ニノサそっくり。断れない状況になってから、頼み事。本当に憎たらしい。」「ダメなら断ってくれて良いんだよ」「・・・・はいはい。それで侯爵閣下。何をすれば良いのですか?」「ナナ・・・あのね。明後日には、正式にギルドとかここの代表をやって欲しいんだよね。」「はぁ?」「ダメ?」「あのね。リン。私は、たしかに、協力するとは言ったけど、裏方のつもり何だよ。それに、この施設の事を何にも知らないんだよ。解っていっているの?」「うん。僕の中では、適任者はナナしか居ないんだよ。ダメかな?」「はぁ....何をすればいいの?」「うんうん。あのね。実務とかは、イリメリやフェムがやるから良いんだけどね。やっぱり、僕達じゃ舐められる事が多いと思うんだよね。」「そうだね。話してみるまで、ちょっと顔の整った小僧と小娘だからね」「・・・改めて小僧って言われると・・・。まぁ事実だからいいとして・・・これから、明後日に発表されたら、もしかしたら、貴族やら大商人やら無理難題をふっかけてきたりするかもしれないでしょ。」「まぁ間違いなくそうなるわね。」「でしょ。その時に、僕が責任者ですって出ていくのと、ナナとガルドバが管理者だって出ていくのでは、どっちがいいと思う?」「まぁそうね。私やガルドバなら顔役にはちょうどいいわね。」「うん。最終的にこじれそうになったら、侯爵権限や武力行使するしかないけど、あまり使いたくないのも本音なんだよね。」「なんで?使えばいいと思うけどね。侯爵なんてそんな者だって考えるわよ」「う~ん。なんか違うんだよね。全員に好かれようとか思わなし、最終的には、仲間が大事でギルドが大事だから、切り捨てるのには躊躇しないけど、最初からその選択肢は選びたくないんだよね。できれば、仲良くしたいと思ってくれる人とは仲良くしたいし、そうじゃない時にはそれなりの対応をしたいんだよね」「はいはい。そうだった。そうだった。ニノサの子供だったね。わかったわよ。引き受ければ良いんでしょ!」「うん。」「その代わり、給金はもらうからね。」「うん。可能な範囲でお願いします。イリメリに話してくれれば、大丈夫だよ。細かい事は、正式稼働してから幹部会みたいな物を開くから、その時に打ち合わせしよ。」「!!・・・わかったわよ。」「ガルドバには、地下三階の治安を任せたいんだけどいいかな?」「治安ってなんだ?」「あぁまだ知り合いだけだから大丈夫だろうけど、そのうち知らないやつとか出入りするようになるでしょ。そうしたら、酒のんで喧嘩とか、もしかしたら盗みとかもいるかも知れないからね。そういう奴等を捕まえて欲しい。」「あぁなんだぁアロイに居た時に、世話役がしていたような事だな。」「うん。だとおもうよ。でも、喧嘩とかは両成敗で両者ともに罰を与えるけど、例えば種族的な事で差別したりしたら、どんな理由が有っても差別した側を罰するからね。例外なくね。」「おっおぉ解った。」「うん。多少の喧嘩とかは見逃してもいいけど、何々だからとかって理由で他人を差別したら追放する位の事をするつもりだから、それは徹底して欲しい。」「あぁ解った。リンの気持ちを皆に伝えるよ。」「うん。」
「忘れていた。ナナ。ダークエルフのドラウって知ってる?」「ドラウ。ドラウ・・・。ドラウ=ピロテース?」「そ!良かった知っているんだね。」「そりゃぁ知ってるわよ。魔物を統べる者でしょ」「へぇそんな言われ方をしているんだね。」「でも、伝説上の人物だよ。そのドラウがどうしたの?」「今、地下二階に居るし、ギルドにも関わってもらう事になったんだよ。商隊の護衛とかで僕の眷属を出す時に、窓口になってもらおうと思っているんだよ。そのうち合わせるし、運営で絡む事が多いだろうから。よろしくね。」「はぁ!!!!!」「それじゃ僕行くね。いろいろよろしくね。ナナもガルドバも!」「おぃ待て、リン。ドラウって....あ。転移しやがった。」「ナナ。諦めよう。俺たち、とんでもない人間に見初められたと...な。ニノサも達悪いって聞いていたけど、それ以上だな。あの笑顔でこうやって取り込んでいくんだな」「はぁサビニ。ニノサ。あんた達の子供、あんた達の悪いところだけを抽出して濃くした感じに育っているわよ。」
フードコートはまだ運営を開始していない。正直、そこまで手が廻っていない。スパに関しては、なんとか間に合いそうだと言っていた。マガラ神殿の目玉施設だから運営はしておきたいと言う所だ。人員も最初の頃は、老夫婦が二組受付を行う事になった。そのうち受付業務が出来る者に変わっていく事になる。そして、営業時間を7-21にした。別に某コンビニをマネたわけではないが、あまり遅くまでやっていると、宿に泊まらないでここで過ごす奴が出て来ると言われて、21時に締め出す事にした。最終的には、23時間営業にするつもりでは居る。21時以降は、宿屋に宿泊している人のみ使えるようにするつもりだ。スパでも掃除と受付の練習をしている。邪魔しちゃ悪いから今日はスルーしておく。最終的に、ギルドカードにチャージ出来るようにして、そこから自動的に引くような仕組みを作りたいな。そうしたら、計算ミスもなくなるし、かなり楽になると思うんだよね。ポイントも付与出来るようにすれば、いろいろ使いみちが出そうだよな。日本のカードと違って、ギルドカードはそれ自体で身分証の代わりになるし、異世界クオリティでカードの個人認証もバッチリだから、盗んでも他人には使いみちがないから良いんだよな。生体情報をギルド側が保持していても、個人情報だとか言い出す奴が居ないのも嬉しい。生体情報といろんな情報を結び付けなきゃならないから、いろいろ改善点は有るけど、第一歩としては十分なんだろうな。
さてと、残念な事に、これでマガラ神殿を一通り心配な所は廻ってしまった。マヤの所に移動するか....。多分、きっと、いろいろ怒られるんだろうな.....。心当たりはないんだけどな。
【転移-メルナ】メルナの湖をイメージしたんだけど、大丈夫だったな。宿場町ではなく、湖の方に転移出来た。マヤはどこに居るんだろう?「ロルフ。マヤがどこに居るか解るか?」「はい。こちらです。」「(あっ此奴もグルだな。)」「どうかされましたか?ご主人様。」「なんでもないよ。近いの?」「いえ。反対側になります。」「そうか、ロルフ。おいで」ロルフを抱っこして、【瞬地】で移動した出た所の湖の反対側に移動して、ロルフをおろした「こちらです」湖の先端と言って良いのかな?スネーク山と湖に流れ込んでいる川との間に、マヤ達が居た。マヤ。サリーカ。ルナ。フェム。タシアナ。ミル。何故か、アデレードも居た。他に、眷属や従魔も揃っていた。さっきまで居たはずの、ファースト達も竜体でそこに居た。大量の建材が用意されている。「マヤ。どうしたの?」「リンにお願いがあって来てもらったの?」「お願い?」「そ。ここに、アルマールに無理言って、書いてもらった設計書が有るんだけど、これをここに作って欲しいの?」「うん。別に良いけど、ここに作って問題ないの?」「それは、アデレード。」「はい。リン。ここは、元々トリーア家の土地で、十数年前にお父様の姉上の娘さんが家を立てる為に用意された場所です。それに、数日後には、この辺り一帯はリンのマノーラ家の物になるので問題ないですよ」「そうか、サビニの.....。」「うん。それはわかったけど、この家には誰が住むの?」「ん?私達とリンだよ。」「??」「リンと私達が住む。マノーラ家の屋敷だよ。あぁ後、数名メイドを雇うけど、それは別に良いでしょ。」「マヤ?言っている意味がわからないんだけど?僕の家?」「そ、リンと私とミルとイリメリとフェムとサリーカとルナとタシアナとアデレードが住む家だよ?」「??」「リンがこの間。しっかり皆で話し合って不満が出ないようにしろって言ったから皆で話し合ったんだよ?」「いや。それは解った。それで館を作る事になる意味がわからないんだけど・・・。」「リンは、侯爵になるんだよ。その時に、ニグラとはいえ、ギルド本部の一部屋に寝泊まりするわけには行かないんだよ。」「僕は気にしないんだけどな」「周りが煩いの。特に、侯爵て事は王族にも連なる身分だって事はわかっているんでしょ?」「うん。まぁなんとなく....でも、継承権を放棄しているんだし、そこまで言う人はいないんじゃないの?」「逆なの。はぁマヤが言った通りね。」「あのね。リン。事実はどうであれ、周りから見たときにね。貴方は継承権を放棄したわよね。自分の意思で」「うん。そうだよ」「それで、ギルド本部とこの辺り一帯の領地を貰ったわけだよね。」「うん。ここが欲しかったからね。」「でも、世間では、メルナは別にして、魔物だらけの土地を押し付けたと見えるわけなんだよ」「あぁそうだね」「それに、ギルドと言う仕組みは、お兄様の発案って事になっているわよね」「うん。そのほうがいいからね。」「そうだね。それで、貴方がお兄様の変わりに運営する事になるんだけど、ここまではいい?」「うん。」「その時に、世間は、お兄様は厄介な土地を押し付けて、成功するか解らない思いつきを貴方にやらせて、館の一つも与えなかった。って思われるの。」「あぁ面倒だね。」「そう。面倒なんだけど、貴族ってそういう小さい事を大きくして器が足りないとか上に立つ資格がないとか言い出すの。解った!」「それは解った。要するに、ここにローザスが立派な館を用意したって体裁が必要なんでしょ」「そ。解ってくれた?」「うん。そこまでは解った。でも、そこに皆が住む理由は?僕が時々通っていれば良いんじゃないの?」「リン。貴方は侯爵で独身なの?」「うん。そうだね。」「この意味解る?」「あぁぁ周りには優良物件に見えるんだね。王族との繋がりが求めるにはちょうどいいってわけね。若造だし、娘でもあてがっておけば自分の思い通りになるとでも思われるって事ね。」「そ」「それで?」「解らない?」「ううん。一応確認したいなっと思っただけ。」「言わないわよ」「・・・。マヤは別にして、サリーカ。ルナ。フェム。タシアナ。ミル。多分イリメリ。そして、アデレードは、そういった害虫よけ何だね。」「はい。よく出来ました。でも半分正解かな」「半分?」「ほらいいから、リン。屋敷を作って!」「はい。はい。」
ほぉ5階建てでかなり広そうだ。なんだよ。この螺旋階段は完全に誰かの趣味が入っているだろう。玄関ホールが三階の吹き抜けで、一階は談話室みたいな物が全部で4つ?奥には、食堂があって、キッチンがあるのか?地下室?あぁゲートを作るため?それならなんで9つも有るんだ?屋敷の裏手にも作るんだな。使用人の部屋みたいだな。馬小屋みたいな物も作るんだな。お風呂は一個で良いのか?まぁ順番で入るからいいのか?それにしては大きいような気がするけど....まぁいいかぁお風呂が有るのは嬉しいからな。使用人の方にもお風呂をつけるんだね。トイレもしっかりあるし、うん。使用人の数多くないか?三階建てで部屋数が24?まぁ指示どおりにしておこう。二階部分は大きな部屋が一つだけ?アルマールの注意事項がある。強度的に心配。屋敷とは別にしたほうがいい。とあるから、屋敷の隣に同じ体裁で作ろう?何をする部屋なのかわからないけど....。三階部分は新二階部分は、幾つかの部屋に分かれている。みんなの部屋かな?執務室ってなっているから、違うみたいだ。四階部分は新三階になって、客室なのかな?そんな感じにかかれている。五階部分は新四階部は、大きな部屋が一つとそれに繋がる小さい部屋が8つある?屋上部はテラスの様になっている。さっきの大きな部屋の天井部が抜き出ていて、外に出られるようになっている。ふぅ~ん。大変だっただろうな。さて、作ろうかな。「タシアナ。魔道具とかは後で設定するんだよね?」「うん。そのつもり」「サリーカ。建材の指定とかあるの?」「ないよ。」「ミル。この辺りに出る魔物ってどのくらいの強さなの?」「そんなに強くない。」「アデレード。こう言う屋敷って門扉とか作った方がいいの?後庭園とかも必要?」「有った方が良いわよ。」「フェム。使用人とか料理人って人族?」「わかんないけど、巨人族や小人族は雇わないわよ」「ルナ。こういう屋敷って待合室と談話室みたいな所が別れているよな?内扉で繋がらなくていいの?」「つながっていたほうが、使用人の移動の時に良いわね。」「マヤ。眷属を一旦下がらせて、かなり大きいから一度では作れないとおもから、建材を言った魔法陣にいれるように指示して」「了解。」
「ありがとう。さぁてと作るか!」【建築魔法】【分解魔法】【融合魔法】魔法陣が展開される。まずは、門扉を作るための位置を確認する。個人的に、川を渡らせた方がいいし、何かあった時に、橋を壊してしまえばいい。自分達は、転移が出来るから逃げられるしな。川の氾濫に備えて、門扉を少し強くしておこう。地下に潜らせるようにすればいいか、川に向かって、溝も必要だろうな。折角だから門扉の真ん中にこの前決めた紋章を作っておこう。確か、まだ鉄鉱石があったな。門扉には、守衛が必要だろう。守衛が居る場所も作っておこう。英国にありそうな感じでいいかな。母屋の前に、使用人の家を作ってしまおう。これは寮を作る時に散々やったから大丈夫。細かい部分は後で手直しすればいい。母屋の横に、作る体育館見たいな建物は簡単だ。内装もなんかいろいろこだわりが有るみたいだけど、出来る部分だけやって、後は手直ししてもらおう。さて母屋を作ろう。まずは地下を作って、スペースに空きが出来たから、倉庫になるような場所も作っておこう。食材や武器・防具を貯めておくには有ったほうがいいだろう。一階。二階・三階・四階と指示通りに作って、屋上だけ少しアレンジした。円柱を作って、その先に、ライトがおける場所を作った。最後に、庭園を作った。小さな丘を作って、足下に小さな池を作った。水は循環式でいいかな。わざわざ引き入れる事はないだろう。芝生をイメージしたんだけど、似たような草がなかった。足の短い草を敷き詰める事にした。そこに石畳で道を作った。後で季節の花とかを植えたり、木を植えればいい。一つだけ、すごく魔力を使うが、気になっていた物がある。Sakura と書かれた木だ。他の木が魔力1~5程度なのに対して、50も使うSakura。いいよね。自分の魔力だし、眷属のおかげでまだまだ余裕がある。植えちゃえ!!小高くした丘の中腹に3本のSakuraを植えた。僕が思っている桜だといいな。あと、門扉の近くに目隠しになるように、竹のような植物を群生させた。これだけやっても、まだ僕の魔力は半分も使っていない。かなりチートな魔力になったな。でも、この辺りで一旦作っておかないとイメージがわからないからな。【建築魔法-構築】置かれていた。建材が加工されて、組み上がっていく様はいつ見ても楽しい。横で、可愛い顔なのに、口を大きく開けたアデレードが居た。他のメンバーはマヤを覗いては、やれやれと言う顔つきだ。
5分位かかっただろうか?屋敷が完成した。
「マヤ。こんな感じでどう?」「うん。外観は合格だね。後は内装だね」「内装は、みんなでやってよ。まだそんなに細かい所までは作れないよ。」「そうなんだね。荒削りな所は眷属を使って直せばいいよね。」「うん。お願い。どうした、アデレード?そんな顔して...」「貴方たち馬鹿なの?なんでそんなに普通にしていられるの?これがどんなに異常な事なのか解っているの?私は話しには聞いていたけど、職人を使って、外見だけでも整えばいい程度に思っていたんだけど....何、これ笑いも出てこないわよ。」「・・・・」「だってね。リンのやる事だからね。今更突っ込んでもしょうがないよね。」「おい。」「・・・・。」「ほら、アデレードも覚悟を決めたんでしょ。それならこれから慣れていかないとね。」「そうだね。これから慣れていけばいいんだよね。」「そ。早く中を確認しましょう。」
門扉から中に入った。そこは自分で言うのもおかしいがしっかりした貴族の館が出来上がっていた。庭園が綺麗になっているのが嬉しかった。「ねぇリン。」「何?」「庭園の三本の木ってもしかして....」「どうかなぁそうだといいなっと思って植えてみたんだよね。」サリーカは気がついたみたいだ。わからないのは、マヤとアデレードだ。庭園を一通り見て回った後で、先に使用人の部屋を見た。魔道具の設置がまだだったから、後でタシアナが職人を連れてやると言う事だ。本館も同じだ。「そういえば、元々、二階に作ってあった広い部屋何だけど、耐久性の問題がありそうだったから、横に作ったけどいいよね?」「うん。庭園をこれだけ綺麗にしたのなら、横に置いたほうが正解だよ。」アデレードがそう言ってくれてホッとした。「アデレード。それでこの部屋って何に使うの?」「あぁそうか、リンはわからないわよね。ミルは一階出たみたいだけど、ルナは解るよね。」「うん。舞踏会とかパーティ会場にするんでしょ。」「あたり。」「あぁそうか、それなら庭園が見えたほうが良いだろうね。でも、元々二階だったのには意味があるんだよね」「そうだね。主な理由は警護の観点だね。」「警護?」「一階だよ。簡単に逃げられたり、外部から侵入し易いでしょ。だから二階にしたりするんだよ。リンは味方も出来るけど、敵も多そうだからね。」「あぁそうだね。でも、警護って意味なら別に一階でも大丈夫だとおもうよ?」「ん?なんで?」「まず、守衛が居る部屋二つ作ってあるけど、一つは人が対応するけど、もう一つは操霊魔法で作ったゴーレムを24時間見晴らせるよ。不審人物が近づいたら警告したのち攻撃。あと、庭園には、眷属になったワーウルフ...今は多分進化しているとはおもうけど、ワーウルフを徘徊させるし、門扉の上層には可能な限り高い所まで結界を張ってあるよ。後・・・」「まだあるの?」「うん。木の中にエントが混じっているし、この辺り一帯をドライアドが監視警戒するようにしたよ。」「!!!!」「なにそれ。おかしいんじゃない?エントまでは納得するけど、ドライアドまで居るの?そのうえ結界?ゴーレムが守って、ワーウルフが巡回?意味が解らない。全部、リンの眷属なんでしょ。」「ね。アデレード、絶対にやらかすって言ったでしょ。」「うん。よくわかった。建築の時がピークだと思ったら違ったんだね。」「でも、ほら、これでここは安全でしょ!」「そうだね。守備隊位じゃ突破出来ないね。」「あっ忘れてた。」「何?」「たいした事じゃないんだけど....ね」「良いわよ。もう諦めたから言いなさいよ」「うん。屋上にね。テラス作ったんだけどね。」「うん。それは別にいいんじゃない?」「うん。普段使わないだろうし、遊ばせておくのは勿体からね」「うん」「リザードマンから進化した、ドラケアンになってさらに進化した、ドラコニアンの眷属が守護として交代で常に二体居る事になっただけだよ。」「・・・・・・・は?」「あっアデレードが壊れた?」「リン。今、聞き間違いじゃなければ、ドラコニアンって言った?」「うん。そうだよ?」「貴方。国でも滅ぼすの?」「ん?そんな面倒な事しないよ。」「ドラコニアンって伝説の魔物で、1体で小都市なら壊滅させる事が出来るんだよ。」「へぇ」「ドラゴンよりも厄介で強いと言う話なんだよ。解っているの?」「そうなんだ」【召喚-カエサル】「カエサル。お前の種族名は、ドラコニアンで間違いないよな?」「はい。主様」「だって、アデレード。間違いないって。」「お前、伝説上の魔物なの?」「そんな事ないと思います。主様の眷属にも我を入れて、12体が進化しております。他の物も順次進化してくると思います。」「ほら、アデレード。そんなに珍しくないって、だから、それは伝説が間違っているよ。」「リン。カエサルのステータス確認した?」「ううん。」「してみて」「うん。カエサル。少し見るよ」「ご随意に」
【鑑定】名前:ドラコニアン(24)真命:カエサル体力:19,250魔力:3,800腕力:42,600敏捷性:4,200魅力:80魔法:黒(9)スキル:毒攻撃、麻痺攻撃スキル:物理無効、毒無効、麻痺無効、魔法耐性(上)、限界突破リミットブレイクスキル:飛翔、分体
あぁチートキャラになっている。「うん。アデレード。ゴメン。僕が間違っていたよ。」「でしょ。」「でも、これで安心出来るね。」「えぇそうね。大群で攻めれられもしない限り大丈夫でしょうね」「主様。大群とはどの程度を想定しているのでしょうか?」「そうだね。アデレードどのくらい?」「そうだね。貴族の守備隊だと300程度だから、複数の貴族が同時って考えても1,000位かな」「あぁ人族が1,000程度ですか?主様やミル様レベルが1,000だと無理ですが、そうでなければ、1,000程度でしたら、主様がオーガと我らを召喚して頂ければ、たやすく退けます。そもそも、主様が全能力を開放されれば、召喚さえも必要ないと思います。」「はぁ?もういいわ。安全だって事が解ればいいよ」「うんうん。カエサルありがとう。またなんか有ったらお願いね。」「もちろんでございます。」
その後、屋敷の中を見て回った。疲れきった。アデレードは先に休むと言って、4階の大部屋についている小部屋に向かった。
「ねぇマヤ。僕はどこで生活するの?小部屋、8つしかないよね?」「リンは、真ん中の大部屋だよ?大きなベッドがあったでしょ?」「あぁ・・・・。みんなここで寝るのね。」「そ!小部屋は、リンが居ない時に使う部屋なの。」「!!僕のプライバシーは?」「安心して、みんなそんな事気にしないから。」「違う。僕の!!」「大丈夫だよ。三階に執務室があるでしょ。そこにいればいいよ。後、ギルド本部のリンの部屋は残しておくからね。」「皆の部屋は?」「こっちに全部引っ越す。個人的な着替えとかは、小部屋に入るだろうし、仕事の道具とかは執務室があるから大丈夫。」
屋敷が完成した。今日と明日で突貫で内装を整えるのだと言う。その為に、地下にゲートを作って欲しいと言うので、マガラ神殿から繋がるゲートを作った。特別な権限がないと通れないゲートにした。
そして、ゲートを作ったら、イリメリが上がってきた。

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