【旧】チート能力を持った高校生の生き残りをかけた長く短い七日間

北きつね

ギルドの拡張(マガラ神殿)

地下二階に移動した。
タシアナが研究施設に居たので、ドラウが居る場所まで案内した。タシアナもこれで研究が出来ると喜んでいる。話をしていたら、アルマールから連絡が入った。学校と寮の設計図が出来たと言う事だ。僕が、地下二階に居る旨を伝言したら、すぐに行くとの事だ。タシアナと待っていると、すぐにアルマールがやってきて、学校と寮の設計図をくれた。同時に、店舗兼住宅になるように設計されている図案も貰った。「アルマール。これは?」「あぁイリメリから、地下三階に初期に入植する人数が全部で30にもならないから、誰かさんが広く作っちゃったから、店舗が無くて寂しいし、入植者がすぐに店を開けるように用意をしておきたいって事だったんだよ。」「あぁ解った。適当に、地下三階に作っておけばいいんだね。解った。」「リン君!待って。適当に作らないでね」「ん?」「君。やりすぎるから、イリメリとフェムに聞いてから作ってね。お願いだから、私がまた怒られるんだからね。」「え!解った。二人に話をしてからにするよ。」「うん。」「学校と寮は良いんだよね?」「うん。イリメリも言っていたから大丈夫だよ。」「了解。早速作ろう。」「ワク。里に残っている者に言って、建材を集めてもらって、木材を少し多めにして石材も入れて持ってきてもらって」「解りました。しばしお待ちを」「うん。頼むな」
「さてと、どこに作ろうかな。」「リン君。私達は作業に戻るね。」「うん。ありがとう。」「いえいえ」
学校だから、転移門トランスポートの近くが良いだろうな。寮は学校の対面とかにしておけばいいかな。基本は、用地の確保だな。
転移門トランスポートの近くは平原にしてある。平原の近くに岩が点在しているので、まず、その岩を使って、適当な広さを石畳にした。自分が居た中学校位の広さで作った。あぁ学校だから、門扉が有ったほうがいいな。運動場も有ったほうがいいな運動場は芝は無理だから草原にしておこう。その周りを、石壁で囲っておけばいいよな。魔物は居ないけど、動物が居ないわけじゃないからな。2m位の高さにしておけばいいかな?岩の駆除も両方できてなんかいい感じになったな。運動場があるのなら、プールも欲しいな。よし作ろう。運動場の脇に25mプールで5コース位かな。あぁ子供用の浅いプールも作っておこう。更衣室も横に作ればいいか。これは木材が来てからだな。シャワーは後付にして、消毒プールは必要ないな。寮の方も、学校の敷地内に作ろう。学校の食堂を作らなければならないからな。体育館はいいかぁ雨もふらないし、何かあるときには、運動場に集まればいいからな。寮は三階建になっていた。人数が今後増える事を考えて、3棟作ることにしよう。大きな食堂や大きなキッチンもほしいよな。よし、折角だから作ろう。食堂は、高校の時の食堂と同じでいいか。キッチンはわからないけど、なんとなく、給食センターみたいな感じにしておけばいいかな。道具とかを後で入れなきゃならないだろうから、広ければなんとかなるだろう。
「ご主人様。」「あぁおかえりワク。」「建材は持ってこれた?」「はい。どこに置きますか?」「そうだな。あの草原の真ん中辺りにおいて。後は必要な物を魔法陣に入れてもらうよ。」「解りました。」
それから、ワクにお願いしながら、学校と更衣室と寮三棟と食堂と給食センターを作った。丁度確保した敷地内に収まって嬉しかった。寮にはお風呂は作らなかった。水ならプールに行けばいいし、スパもあるから、必要ないだろうと判断した。欲しいって要望が出てきたら作ればいい。学校は、一階部分は来賓用の部屋や先生方の部屋や荷物置きになるように作った。二階部分が教室になっていて、全部で20名程度が入れる教室が全部で6個ある。6学年を意識しているのだろう。寮は同じような部屋が一階から三階まで作られていて、一階の一番手前だけ部屋数が3つになった部屋が作られている。一階部分は10名入れて、二階と三階はそれぞれ12名が入れるようになっている。全部で32名分になる。それが3棟で96名分。暫くは大丈夫だろう。食堂は、100名が座っても余裕な位にしたつもりで、まだテーブルや椅子を入れていないから解らないが、大きさだけならバスケットコート2つ分位の広さにした。ん。後は、サリーカにお願いして、テーブルや椅子を用意してもらったり、キッチンを用意してもらえばいいな。あぁサリーカにお願いしなくても、明日位には地下三階に商人が来るんだから、商人に用意させてもいいんだ。サリーカに聞いてどうしたら良いのかを確認しよ。
「ワク。居るか?」「はい。ご主人様。」「サリーカに伝言で、テーブルとか椅子とか100人分位と家具がほしいんだけど、どうしたらいいって聞いてきて」「解りました。」
さて、帰ってくるまで時間があるだろうから、プールの調整でもしようかな。ついでだから、温水プールにしようか。そうすれば、面倒な時には、プールに入って終わりにする職員も出てくるかもしれないからな。水に関しては、この前の下水の奴で作った物を捨てればいいし、温水にする為の魔道具は前に貰っているし、水を湧き出す魔法陣もお風呂の時に作ったからな。できそうだ。やってみよう!木材も余っているから、更衣室の中に仕切りとロッカーを作っておこう。こんなもんかな。
「ご主人様。」「お!ワク。サリーカはなんだって?」「『今からそこに行くから逃げないで待っているように!』だと言う事です。」あ!遅かった。サリーカとイリメリとフェムが転移してきたのが見えた。フェムの従魔のマーウィンがゴーレムを召喚して僕を捕まえた。逃げようと思えば逃げられるが、逃げても余計に怒られそうだから、おとなしく捕まった。
「リン。これは何かな?」「これって、学校と寮だよ。必要でしょ」「誰が、プールや体育館を作れって言いましたか?」「あ。イリメリ。誤解だよ。確かにプールはなんとなく作ってみようかなと思って作ったらできちゃったから温水プールにしちゃっただけで、あれは体育館じゃなくて、食堂だよ。食堂。」「食堂?」「だって、学校なら給食を出すでしょ。でも、全員分は配膳させたりするのは面倒だろうから、食堂に集まってもらって、好きな物を食べてもらったほうが良くない?」「「「はぁ~~~~っ」」」「サリーカの予想が当たっていたね。」「ほらね。きっとリンなら給食を出すって言い出すと思ったよ。それに寮も豪華にしたんだろうとね。」「リン。あのね。給食はこの世界では一般的じゃないの!」「それぐらい僕でも知っているよ。」「ならなんで知っていて作ったの?」「だって、お腹すいたりしたらかわいそうでしょ。それに、お弁当を持ってこれる子ばかりじゃないんだから、給食の方が公平でしょ。もう一つ言えば、これから僕達が作ろうとしている日本的な食事をこの世界の人達が作って食べて美味しいと思えるかとか見る必要があるでしょ」「「「あっ」」」「ほら、必要でしょ。」「まぁしょうがないわね。でも、給食を出すためにもお金が必要なんだよ。」「うん。わかっているよ。だから、この層にしたんじゃない」「「「??」」」「この層なら、眷属に狩りに行ってもらって食べられそうな魔物や植物を大量に用意してもらう事も可能だよ。冷魔庫も用意出来るよ。」「「「!!」」」「街中にあるのなら無理だけど、ここなら眷属が近づいてきても問題はないでしょ。それに、寮を作って寮で出す食事も賄えるからね。いろいろ都合がいいと思ったんだよ。」「リンの言う事が珍しく的を得ている。」「酷いな。フェム。もうひとつ言えば、眷属でヒト型になれる物が魔法や武技を教える事も出来るからね。」「解った。解った。今回は、リンが正しかったみたいだね。でも、プールはなんで?」「え?学校にはプールだよね?」「まぁいいか。お風呂代わりに使ってもらえばいいからね。」
「はいはい。話はわかったけど、テーブルや家具を100人分とか言ってなかった?」「うん。寮の中は作っていないからね。部屋を作っただけで家具とか作っていないんだよ。好きな物を使ってほしいからね。それで、サリーカどうしたらいい?」「うちじゃ数が足りない。地下三階に来る商人達に準備してもらうのがいいだろうね。了解。予算感を決めてくれると嬉しい。」「はいはい」「イリメリも悪いけどお願い。」「わかったわ」「あれ?そういえば、マヤはどうしたの?」「あぁお姫様が話をしたいって事だったよ。」「そうなんだね。」「驚かないんだね。」「ん?なんで?」「いや、リンに期待したのが馬鹿だった。」「??」
それから、4人で学校と寮を見回った。注文が出る都度直していった。案外良いものが出来たとおもう。学校も。3人の意見で、女子トイレを多くした。なんでも、女子はこっちの世界でも友達とトイレに行く事が多くて、混雑するから、少し多めに作ったほうがいいと言うことだった。本当は、鏡とかを置きたいんだけど、高価過ぎて置くなと言う事だ。その代わり、磨いた銅板を数枚用意してトイレに置くことなった。これでもこの世界ではかなり高価なものらしい。
学校の中での作業を終えて、運動場に出ると、目の前に、5匹の竜を携えた眷属たちが跪いていた。
「ご主人様。ご依頼の竜を連れてまいりました。この者達は、幼竜ではありますが、リン様に協力すると言っています。真命を授けて頂きたく思います。」『『『『『よろしくお願いいたします。アルセイド様の伴人よ』』』』』
「ねぇリン。このドラゴン達は何?」「あぁ迷宮ダンジョンの守護者って言えばドラゴンだろ?だから、、眷属たちにテイムするか、眷属に出来そうな者を探してもらっていたんだよ。」「はぁ?眷属かテイム?」「そ!かっこいいだろ!」「そりゃぁそうだけど....」
「ご主人様。どうでしょうか?ダメでしたら違う者を捕えに行きます。」「あぁゴメンゴメン。フェム。この話は後でね。」「もう良いわよ。好きにして!!」「うん。いい子みたいだね。それぞれ、属性を教えてもらえるかな?」「ご主人様。申し訳ないのですが、まだ幼いために、念話しか出来ません。魔核はありませんが、これから成長/進化していきます。属性が顕現した幼竜を捕えてきたのですが不味かったでしょうか?」「いや。いい。解ったよ。ありがとう」
『それで、君達のそれぞれの属性を教えてもらえるかな?順番に真命をつけていくからね。』『『『『『ありがたき。』』』』』
『我は、黒竜。水を司る者なり』『我は、リン=フリークス・テルメン・フォン・マノーラが命名する。汝の名は、オブシダン=ファースト』『我は、オブシダン=ファースト。リン様に忠誠を誓います。』
『我は、白竜。風を司る者なり』『我は、リン=フリークス・テルメン・フォン・マノーラが命名する。汝の名は、ノゼアン=ファースト』『我は、ノゼアン=ファースト。リン様に忠誠を誓います。』
『我は、紅竜。火を司る者なり』『我は、リン=フリークス・テルメン・フォン・マノーラが命名する。汝の名は、スピネル=ファースト』『我は、スピネル=ファースト。リン様に忠誠を誓います。』
『我は、青竜。土を司る者なり』『我は、リン=フリークス・テルメン・フォン・マノーラが命名する。汝の名は、サファイア=ファースト』『我は、サファイア=ファースト。リン様に忠誠を誓います。』
『我は、黄竜。生命を司る者なり』『我は、リン=フリークス・テルメン・フォン・マノーラが命名する。汝の名は、トパーズ=ファースト』『我は、トパーズ=ファースト。リン様に忠誠を誓います。』
『進化には数日掛かるんだろう?それまで、この層の魔物の里に居るようにしろ』『トパーズが答えます。リン様。我らは、竜です。真命を頂ければ、進化はすぐに始まります。』『そうか、念話を切っても大丈夫なのか?後、ヒト型にはなれるのか?』『はい。問題ありません。リン様。ヒト型の場合、雌雄を決めなければなりません。通常、主が男性の場合。我らは、雌体形になるのですが、それでよろしいですか?』『そうだな。トパーズは雄体形に、後は雌になれ』
それぞれが、ヒト型になって跪く。「リン様。これからよろしくお願い致します。」「ん。いろいろな事は、カエサルに聞いておくように。カエサル任せるけどいいな。」「はっ」「竜族の長を、トパーズに命じる。」「はっ」
「スキルの顕現は出来たのか?」「はい。竜族特有のスキルは顕現いたしました。これより、個別のスキルになります。それは数日掛かるかと思われます。」「そうか、解った。」「トパーズ。お前たちは、全員、陰移動と分体のスキルが使えるな。」「「「「「はっ」」」」」「よし、暫くはいいが、迷宮ダンジョンの踏破状況に応じて、最上階をトパーズが。その前の階を正面から、オブシダン・ノゼアン・スピネル・サファイアの順番で守護せよ。部屋は後で案内素するが好きに改造していいからな。」「「「「「解りました」」」」」「それから、お前たち。身体の大きさは小さく出来るのか?」「はい。出来ます。小さいと魔素の消費も少ないのですが、魔力や力も弱くなってしまいます。」「そうか、それなら、そうだな。ロルフ。」「なぁに。ご主人様。」「トパーズ。このロルフが乗っても大丈夫なくらいの大きさで維持できるか?」「竜形態なら容易です。」「よし、これから皆に会う時には、そのくらいの竜形態かヒト型で居るようにしろ。」「はっ」
「り~ん~く~ん。ちょといいかな?」「何でしょう。フェナサリムさん。」「また女の子増やして何をしたいのかな?」「ん?竜だよ。問題ないでしょ。」「そういう事を言っているんじゃないの!!」「だって、もしかしたら、これから竜に乗って散歩に行くとか考えると、僕がまたがるのは、トパーズで雄で、フェム達が乗るのは雌の方がいいでしょ?」「ん・・・・まぁそういう考えならいいか(っち。ハーレムを作りたいとかじゃないのか.....)」「(ほら、フェム。違ったでしょ)」「(解っていても期待しちゃうじゃない。)」「(そうだけど、リンだよ無理だよ。)」「ん?僕がどうしたの?」「何でもない。それよりも、私達も紹介してよ。」「あぁそうだね。トパーズ。他にも居るけど、ここに居るのは、フェム。サリーカ。イリメリ。だよ。僕の大切な人たちだから、覚えておくように。後、6名ほど居るけど、後で食事の時にもで紹介するよ。」「フェム様。サリーカ様。イリメリ様。トパーズ=ファーストです。今日より、リン様の眷属に名を連ねる事になりました。よろしくお願いします。」
ギルド本部に残っていた、フレットから伝言が来た。『リン君にって言って、男女沢山と子供が沢山来ているけどどうする?なんか、アッシュ奴隷商から来たと代表らしき人が言っているよ。』だと言う事だ。早いな。明日だと思っていたんだけどな。「フェム。イリメリ。一緒に来て、この前買った奴隷が来たみたいなんだ。サリーカは、商人に当りをつけておいてくれると助かる。」「了解。」「リン様。我らはどういたしましょうか?」「あぁそうだね。もう陰に入れるんだよね?あっもう潜れないのかな?5名までだったよね?」「ご主人様。そんな事ないですよ。ご主人様の陰ならほぼ無限ですよ?」「え”人族は5名までって言ってなかった?」「ん?大丈夫ですよ。」「そうか、大丈夫ならいい。トパーズ。お前たちも、俺の陰に潜め。スキルが顕現するまでおとなしくしていろ。」「はい。解りました。」「ロルフも行くよ。」「はぁい。」
ギルド本部に戻ると、あぁアッシュの奴やってくれたな、状態になっていた。在庫処分でも釣るつもりなのか?本当に予算内なのか問い合わせたくなってきた。流石に、どういうつもりなのかを連れてきたアッシュの店の者に聞いた。しれっと予算内ですので大丈夫ですと答えやがった。そしてびっくりする事に、全員既に奴隷紋を刻んでいるとの事だった。万が一、希望に添えない場合にはキャンセル頂いても大丈夫です。その分はこちらで負担致しますと言う事だ。裏でローザス当りが動いたな。まぁいい。流石にこの人数だと面談も出来ない。一旦、マガラ神殿に全員連れていく事にした。ギルドカードを発行していたら時間がもったいないので、サリーカに連絡して、ギルド本部の横に一時的に転移門トランスポートを作ってもらった。奴隷たちには、その中を通って、地下二階の食堂に連れて行った。アッシュの店の者には、後で行くとアッシュに伝言を頼んだ
食堂に移動し終わった。まずは、職制ごとに別れてもらった。パシリカ前の子供が全部で12名。生産系のスキルを持つ者が、8名執事やメイドの教育を受けた者が6名。全部が夫婦でだと言う事だ。。スキルはないが、料理や掃除に問題ないと思われる若い人間が、男女併せて36名。14~17歳だと言う事だ。確かに、50名だな。子供を入れたら完全にオーバーだろ?
まぁいい。全員雇おう。必要な人間だ。アッシュに乗せられた気がするが、別にこっちが損するわけじゃない。「イリメリ。フェム。全員雇おうかとおもうけど、問題はある?」「いいとおもうよ。人手はこれから必要だからね。」「あぁそうだね。イリメリとフェムで説明とか寮の割当とかお願いしていいよね?」「・・・・。しょうがないよね。解ったやっておくよ。家具とかの手配はサリーカにお願いして良いんだよね。あぁそうだね。後、里に建築魔法が顕現している者も居るとおもうから、作ってもらってもいいよ。簡単な物しか作れないとはおもうけどね。」「了解。」
「あっそうだ。リン。ナッセが何か相談したい事があるって言っていたよ。」「了解。」
早速ギルド本部に行くことにした。別に、説明が面倒とかそういう事ではないよ。ナッセには面倒かけているから、早く相談を聞こうと思っただけだ。
ギルド本部に行くと、休憩室にいたレーゼルとレマがナッセは今会議室に居ると言う事だ。来客中なら待っていようと思ったら、レマが聞いてきますと部屋を出ていってしまった。少し待っていると、「ナッセさんが、リン様にも同席して欲しいと言う事です」「あぁ解った。ありがとう。」
会議室に向かった。そこには、ローザスとナッセが居た。「ん?ローザスか?マガラ神殿に行っているんじゃなかったのか?」「あっちの用事が終わって、ナッセにと言うか、ギルドにお願いに来た。」「あぁそれでお願いって何?」「そうだね。リン君にお願いしたほうが良いだろうね。」「・・・・」「先程の話から、二日後にここの施設の事や君の事を発表する事になるんだけどね。資料に関しては、ナッセやイリメリちゃんがまとめてくれていて、それを提出するだけで良さそうなんだけどね。一つだけ困った事が有ってね。」「ん?困ったこと?」「そう。このギルドの紋章がないってことなんだよ。それで、ナッセが代表をするのだから、ナッセの紋章でいいと思って居たんだけどね。」「あぁそうだね。僕もそうおもうよ。ナッセかローザスの紋章でいいんじゃないの?」「リン様。それはダメです。私は雇われギルドマスターの立場です。それに、ギルドメンバーやギルド職員も、私で良いというでしょうが、納得はしないと思います。やはり、リン様の紋章の方がよろしいかと思います。」「そうか....ローザスもそうおもう?」「そうだね。リン君というよりも、新しく勃興するマノーラ家の紋章が良いんだけどね」「そうか、ちょっと待って。すぐに必要なんだろう?」「そうだね。早ければいろいろ間に合うからね。」「そうか、ちょっとまってね。今書いてもらうから....ロルフ。」「はい。」「アルマールを呼んできて、すぐに来てってね。」「ローザスちょっとまってね。待っている間に僕も聞きたい事があるんだけど.....」「アデレードの事ならダメだよ。」「あっやっぱり!?」「うん。父上が決めた上に、本人も乗り気だからね。」「え”そうなの?」「うん。今、神殿のスパにマヤちゃんと入っているはずだよ?」「・・・・・。」
「何?リン君」「あぁ良かった。ちょっと書いて欲しい物が有るんだよ。」「えぇ面倒は嫌だよ。」「大丈夫だよ。念話使えたよね。イメージを送るからそれを書出して欲しいんだよ。」「まぁそのくらいならいいかな。」「「・・・・・」」「リン君。これでいい?」「あぁバッチリ。ローザス。紋章はこれでお願い。マノール星とでも名付けようかな。」「それはいいね。そのまま使わせてもらうよ。」「リン君。あのね。それってダビデの星だよね?その中央に杖に蛇ってケリュケイオンだよね。いいの?」「いいんじゃない。なんとなくだからね。」「まぁリン君が良いのなら別にいいけどね。」「うん。弟が好きだったんだよ。ケリュケイオンの印章とかね。」「あっそうか.....。」「うん。」
「リン君。印章はこれで良いとして、ギルドの紋章にも使うんだよね?」「ナッセが良ければそうしようとおもうよ。」「私に異論はありません。」「それじゃ決定でいいね。」「マノーラ家の紋章であり印章だって事で紋章官に言って登録させるからね。万が一似たような印章があったら却下されてしまうけど、そのときは許してね。」「了解だよ。」「あぁもちろんだよ。」「アゾレム家や宰相閣下の顔がどうなるか見ものだな。」「あぁそうか、僕もそれは見たかったな。」「ん?リン様。見ることが出来ますよ。てっきり、リン様が行かれるのかと思っていました。」「僕も、そう思っていたよ。だから、何も言わなかったんだけど....君本当に知らない事が多いんだね。ルアリーナ嬢とかが心配する理由が解ったよ。」「ん?」「御前会議の最初は一般にも公開されているんだよ。休憩を挟んだ後は非公開になる事が多いんだけどね。」「へぇ」「発表事は、前半に行われるから、リン君達も見ることは出来るよ。」「そうなんだね」「それ以前に、リン君は継承権を放棄したと言っても、公爵家当主なんだよ。御前会議に出席したいと言えば、間違いなく許可されるよ。本来は、出席してくれないと困る貴族何だけどね。」「そうかぁでも、面倒だからいいや。何か票入れとかになったら、ローザスに一任するよ。」「はぁ君って人は.....。それで良いんだね。」「あぁ少なくても、アゾレムよりは、ローザスの方が良いからね。でも、国王になってからじゃ委任できないのかな?」「そういう所は、鋭いんだね。まさにそうだね。僕は投票する権利はないからね。だから、君が委任するのなら、ハーレイにしてもらう必要があるんだよ。」「そうか、それならハーレイに話をするよ。」「・・・・まぁいいか、君が決める事だからね。」
ローザスは、これからナッセと細かい事を打ち合わせすると言う事なので、ナッセに一任して部屋を出る事にした。
会議室から出て、食堂に向かおうと思ったら、マヤが居て、食事をするのなら、たまには二人で外に行かないと誘われた。
転移して欲しいとお願いされて、マヤからイメージを貰って転移した。そこは、パシリカに向う時に、休んだ。領主の街だった。「マヤ?」「ん。いいの。間違ってないよ」「そう。それなら良いんだけどね。」「あっ来た。来た。こっちこっち。」
よく見ると、サラナとウーレンがビクビクしながらこっちに向かって歩いている。マヤが呼びかけると、走り出してそれこそ土下座するかのように、頭を下げた。「マヤ。リン君。ゴメン。許して。なんでもするから」「サラナ。ウーちゃん。もういいよ。この前も散々謝ってもらったし、こうして私もリンも無事で居るんだから....ね。それに、悪いのは二人じゃないよ。別の人間なんだからね」「でも.....」「いいよね。リン。もう二人を許しているよね。」「あぁ二人には、僕が詫びなければならないね。怖い思いさせちゃったからね。」「ううん。いいの。本当に許してくれるの?」「マヤがそういうのなら僕は問題ないよ。」「そう・・・・良かった。でも、お父さんとお母さんの事は....」「それは、君達には関係ないことでしょ。」「うん。でも、領主が私達の事を調べていたから捕えたって言っているんだよ」「あぁそういう事なんだね。大丈夫だよ。それは違う事はわかっているからね。」「そうなの?里は何もないよね。」「僕達は何もしないよ」「良かった。」「リン。あのね。サラナとウーちゃん達家族が、私達を殺したって事になっていて、村で大変な事になっているんだよ。なんとかしてあげたいんだけど.....。」「あぁそうか、間接的に僕達の責任だって事だろうからね。」「ねぇサラナとウーレンは、秘密を守れる?」「・・・・うん。」「って言っても、後2日もしたら発表される事なんだけどね。」「ねぇリン。なんで、サラナとウーレンが領主の街に居るとおもう?」「あっエスタール辺りの命令か?」「・・・・」「そうか、それなら、君達を保護する理由にもなるな。」「え”」「やつに何されたのかわからないけど、もう大丈夫だよ。家族を含めて守ってあげるよ。」「・・・・まだ何も、今日、領主の街のエスタール様の屋敷に来いって言われているの。行きたくないから、ギリギリまで外にいようと思った時に、マヤが話しかけてくれたの。」「ね。リン。ギリギリだったみたいなの?それに、話を聞くと、村全体が二人を強制的に追い出した形になっているみたいなんだ。ミルに調べてもらったの。」「ん?あぁ地下室の奴残したままだったな。」「そ。それを使って、ミルに移動してもらって、従魔を使って調べてもらったの。あと、村長もパパとママの件で絡んでいるみたい。」「そうか....。」「ゴメンなさい。うちの親達は何もしていないとはおもうけど、村長さんやライの所とかは率先してテルメン夫妻を探していたみたい.....。」「君達が謝るような事じゃないよ。マヤ。どうする?すぐに、二人と家族を連れて、神殿に行くか?今ならワクも居るから多少目立つかもしれないけど、家ごと移動できるよ。」「そうだね。でも、家は止めておこう。」「なんで?」「それをやったら、私達と結びつける奴が出てくるかもしれないから、二人と家族には、逃げたと思わせたほうがいいとおもうよ」「そうだな。二人はそれでいい?」「何を言っているのかわからないけど、助かるのならどんな形でもいい。」「了解。二人には、今後働いてもらうからな。」「・・・・うん。解った。」「それなら、ポルタに行って両親を連れて行くか?」「リン。ダメだよ。リンと私が行くとそれだけで目立つからね。今、ポルタにはミルが居るから、ミルに頼もう。二人には、両親に宛てに文章を書いてもらおう。『これを持っている人の指示に従って』と書いてもらって、ワクかロルフに持っていって貰おう。」「それがいいだろうな。」
それから、二人には、持っていた羊皮紙に両親に向けたメッセージを書いてもらった。今書いても届かないのではと思っている二人の前に、陰からワクが出てきて、手紙を受け取って消えていったのを見て、何か納得していた。先に、二人をマガラ神殿につれていく事にした。ゲートの部屋で待っていればいいだろう。僕の転移もレベルがあがって、4人まで一緒に飛べるようになった。あと、魔法陣を出現させる事が出来るようになったので、触っていなくても転移出来るようになった。説明をしないまま、転移させた。いきなり景色が変わった事にびっくりする二人。「ロルフ。」「はい。」「イリメリかフェムが居たら、ゲートの部屋に来てと伝言して」「解りました」「二人共居なかったら戻ってきて」ロルフは陰の中に入っていった。猫が喋った事に驚いている二人を無視して、話を進める。寮は奴隷や職員だし、二人を職員に登録するのは違うとおもうとマヤと話していた。マヤとしては、地下三階で何か商店をやってくれればいいかなと思っているという事だ。僕もそれがいいかなと思っている。そうなると、両親が何が出来るのかと言う事になるな。「マヤ。もう一つは、二人と両親が納得してくれたらだけど、地下二階で畑を作ってもらって、ゆくゆくは子供たちや眷属達に作物を教えてくれると言う感じでもいいとおもうんだけどね。」「それもいいね。」「ねぇマヤ。リン君。さっきから何が何だかわからないんだけど....」「そうだろうね。もうちょっと待って、今説明がうまい人間に来てもらっているから、1から10まで説明するから、その後で疑問点を聞いてくれて大丈夫だから、僕やマヤには聞かないで、うまく説明出来ないからね。」
イリメリかフェムが来る前に、ミルが両親と合流して、神殿にやってきた。着の身着のままのようだったが、ミルがワクと一緒に付いてきた所も見ると、「リン。とりあえず、持ってこれそうな物は全部ワクに持ってきてもらった。」「「お母さん。お父さん。」」二人は駆け出して、両親に抱きついた。サラナの父親が代表するようだ「リン君とマヤちゃんだよね。」「はい。ご無沙汰しています。」「娘達がした事。里の物がした事。心から謝罪する」「もう良いんです。謝罪ばかりでは先に進みません。」
「あぁ丁度良かった。イリメリ。こっちこっち。」「何。リン。また厄介事?」「う~ん。入植者?」「イリメリ。ちょっとこっちに来て。」マヤが少しだけ事情を説明している。「リン。ちょっと来て。」不安そうな顔をしている家族に大丈夫ですよとだけ残して、イリメリの所に行く。
「リン。本当にいいの?貴方たちを殺そうとした人達何でしょ。」「そうだけど、別にどうでもいいよ。それに、イリメリは、誰かにナイフで刺されたとして、その刺した人がわかっているのに、ナイフまで憎んで破壊したいと思う?」「そうだね。山崎や立花を許さない気持ちには変わりはないわけね。」「そ。それに、彼女達はや山崎に狙われているみたいだし、その子を僕達が逃がすのは、気持ち的にもスッキリしない?」「・・・・。まぁいいか、リンがいいのなら私は文句はないよ。それで彼等はどうしたらいい?」「そうだね。希望を聞いてあげてほしいんだけどね。優遇する必要はないよ。逃して、生活基盤を用意して上げる所までだね。二つの案を提示して欲しい。」「うんうん」「一つは、地下三階で商店や宿屋をやる。これをするのなら、店は用意して上げるし、慣れない内は、ナナや今日あった夫婦者の職員に指導させてもいい。もう一つは、地下二階で農業をやる。実はこっちのほうが嬉しいかもしれない。農業をやって、今日来た子供達や手が開いている人間にも手伝わせて、微々たる者だろうけど、食料の確保が出来るようになるし、慣れてきたら、眷属に農業を教える先生役をやって欲しい。この場合には、ギルド職員と同等に扱えばいいとおもう。どうかな?」「そうだね。できるだけ二番目になるように誘導するよ。確かに、農業が出来ればまた違って来るだろうからね。」「うん。お願いするね。」「あぁそれで、リンの事はどこまで言っていいの?」「ん?隠してもしょうがないでしょ。言える範囲で言っていいよ。」「貴族になったことも?」「うん。隠しておいても、2日もすれば公表される事だからね。」「了解。それじゃ行きましょうか?マヤも良いんだよね?」「うん。二人は、大丈夫。こっちには加わらないよ。」「うん。それを聞いて安心した。」「ん?」「「リンは気にしなくていいの!!」」「はい。」
「おまたせしました。今から状況を含めて説明致します。僕では、うまく伝わらない事や客観的な事がうまくいえないので、僕達の仲間で信頼している イリメリから説明させます。」「イリメリ=ジングフーベルといいます。リン=フリークスと一緒にギルドの運営に携わっています。まずは、皆さん安心してください。ここは絶対に安全です。アゾレム家も手出しが出来ない場所になります。今からそのことを説明致します。説明の途中で質問等もあろうかと思いますが、一度説明を全部お聞きになってからお願いします。重ねて言いますが、アゾレム家やティロン家には手出しが出来ない場所だと理解して下さい。お願いします。ここまでよろしいですか?」「・・・・」「大丈夫ですね。それでは、マガラ神殿にようこそ、この場所はマガラ渓谷の深部のさらに奥に作られている古代遺跡の神殿になります。ここを発見し攻略したのが、明後日に侯爵になる。『リン=フリークス・テルメン・フォン・マノーラ』卿です。本人は、マノーラ卿と呼ばれるのを嫌っていますので、今までと同じように及び頂いて問題ありません。攻略に関しては、今後話が出るでしょうから省略しますが、この場所がマガラ神殿と呼ばれているのは、先程話した通り......」
イリメリの説明が続く。二家族は、唖然とした顔で説明を聞いている。イリメリを見ると、OKサインをくれた。後を任せて大丈夫な様だ。マヤはここに残るようだ。僕が居ると遠慮して聞けないかもしれないから、ギルド本部に戻る事にした。
結局、マヤと食事に行けなかったな。もともと、マヤもそのつもりはなかったようだしな。ミルも一緒にギルド本部に戻ってきて、食事に行くのなら、一緒に行こうと言ってきた。せっかくだから、ミルと食事に行く事にした。
たまには外でと思ったが、外の店は、フェムの実家しか知らなかった。久しぶりに良いだろうと思って、フェムの実家に行ってみる事にした。陰に入っていた眷属は、トパーズを除いてギルド本部で待っていてもらって、その間に食事をするよう言っておいた。
フェムの実家に近づいた時に、イリメリの従魔のゴスアールが伝言を持て来た『サラナのお兄さんが、アゾレムで露天商をやっているそうです。彼も引っ張ってきて、地下三階で店を持たせたい。彼ら二家族は両方とも農業をしてくれる事になった。作った作物の卸先に、サラナのお兄さんがやっている店が良いのではないかと言われた。リンの判断に任せる。店が少ないから来てくれるのなら嬉しい。お兄さんの名前は、ウノテと言うそうです。』「ウノテさん?ミル。ゴメン。ご飯はまた今度。ちょっとやる事が出来た。」「うん。いいよ。私も付いて行く。」「うん。」少し路地に入って、マガラ神殿に転移した。「サラナ。お兄さんってアゾレムで露天商をしているウノテさんで間違いないんだよな?」「うん。リン....君。うん、間違いないよ。」「マノーラ様は、家のウノテをご存知だったのですか?」「今まで通り、リンと呼んでください。」「いや...でも...」「今は、それでなくてですね。ウノテさんにはパシリカ前に領主の街でお会いして良くしてもらっています。」「そうだったのですか。」「イリメリ。露天商だったけど、商店をやってもらうのは問題ないよね?」「うん。今のところ、最初に入植してもらう商店や宿屋には、1年間税を免除すると言っているし、一年で商売が起動に乗らなくても、その後2年間は税を待つと言ってあるからね。」「そうか、同じ条件なら問題なく入植出来るんだね。」「そうだね。なんなら、最初はギルド直営店をお願いしてもいいとおもうよ。人手も足りないからね。」「そうだな。それは、ウノテさんに決めてもらおう。」「早速ですが、お父さんと僕でウノテさんの所に言って、話をして戻ってくるのが良いだろうね。この時間ならまだ商店街に居るだろう。」「はい。よろしくお願いします。」【転移-アゾレム広場】多少目立ってしまったかもしれないと思ったが、大丈夫だった。二人で転移した場所は木の陰になっている場所で僕とマヤが寝た場所だった「急ぎましょう。」「はい。」ウノテさんの所に急いだ。いつも定位置ではないと言っていたが、大抵位置は決まってくるようだ。商店街にいどうしたら、ウノテさんが荷物を片付けているのが見えた。「ウノテ!」「オヤジ。それに、お前は確か、リンとか言ったな。」「はい。お久しぶりです。ウノテさん。あの時の果実のお礼をしにきました。」「なんで、オヤジが一緒だった?」「そのあたりを含めて、僕と一緒に来て頂けませんか?」「ウノテ。リン様は、サラナの命の恩人なんだ、儂達も救われたんだ。」「なんだか解らないが、解った。」「それでは....」【転移-マガラ神殿】「え”ここは?確か、さっきまで...え”サラナがなんで居るんだ!」「お兄ちゃん。良かった。良かった。」「貴方がウノテさんですね。ようこそ、マガラ神殿へ」「え”マガラ神殿って今言ったか?」「はい。そうですが、それが何か?」「まさか....」「どうかされましたか?」「いや、最近、商人の間で噂が流れていてな。眉唾だと言う話が大半をだったんだが.....」「はい。」「お兄ちゃん何か知っているの?」「あぁ領主がアロイの街の通行税を上げると言い出して、それに反発した宿屋や商店が店をたたみ始めた頃に流れてきた噂何だけどな。その店を畳んだ商人や宿屋の店舗が一晩でなくなってしまったと言う話なんだよ。そして、それがマガラ神殿と名乗る奴等の仕業だと言う噂なんだよ。」「そうですか、噂になっていますか。リン。どうします?」「どうもしない。後2日もしたら事実が公表されるんだから大丈夫だろう?」「解りました。ウノテさん。その噂は概ね正しいです。私達は、ニグラに本部を置く、ギルドと言う組織です。そこの、リン=フリークス・テルメン・フォン・マノーラを筆頭にして、アルフレッド=ローザス・フォン・トリーア殿下のお声掛かりで作られた組織になります。」「???えぇぇぇぇ。お前貴族だったのか?」「いえ。正確には、今日貴族になったと言うべきでしょう。」「ほぇ?」「イリメリ。後お願い。」「はい。」
ウノテさんにも、イリメリから説明がされている。
あぁご飯食べ損なったかな?説明が終わってから皆で食べてもいいかな。あぁサラナとウーレンの家族にもギルドカードを発行しないとな。イリメリだけいればいいよね。マヤとミルとギルドに帰る事にした。
転移する瞬間に、イリメリが睨んでいたが、見なかったことにしよう。今日も疲れた。お風呂に入って、このまま寝よう。あぁラーロさんの所にお風呂が稼働し始めたんだよな。行ってみよう。そこなら屋上で何か食べられるだろうし、寝湯もある。サウナも有るし、クールサウナも作った!受付には、ラーロさんが居た。「リン。本当にいいのか?こんな施設。」「うん。良いですよ。うまく使ってもうけてくださいね。」「あぁもちろんだよ。まだ宣伝をしていなくて、ギルドメンバーと俺の知り合いだけだけど、すごく好評だぞ。」「それは良かった。値段設定も決まったんですね。」「あぁ後は、ナナとイリメリちゃんと話をしてナッセさんの承諾を貰って決定だな。明後日の正式オープンには間に合わせるから安心しろ。」「そうですか、それは何よりです。そうだ、今日屋上で何か食べられますか?」「あぁ簡単な食事を出すって行っていたぞ。準備もあるし、本格オープンの時に何を出して良いのか迷わないようにするって行っていたぞ」「ありがとう。早速入ります。いくらですか?」「馬鹿か。お前は、今日は身内だけでやっているからタダだ。それにお前から金取ったら、俺がナナに殺されちゃうぞ」「ははは。解りました、今日はお言葉に甘えます。でも、正式オープンしたら僕からも正規料金を取るようにしてくださいね。ナナにも行っておきますから」「あぁ解った。解った。」
それから、屋上で軽く食事をしてから、寝湯でゆったりお湯の暖かさを感じていた。ウトウトしてきたので、一度サウナに入ってから、クールサウナで身体を冷やしてから、一番ぬるいお湯に使ってから、部屋に帰った。関係者だけと言っていたが、10人位は居たなぁ更衣室の機能も大丈夫そうだな。風呂の広さからロッカーの数を60にしたけど、もう少し多くても良かったのかもな。まぁそれは、運営してから、ラーロさんやナナに聞けばいいか。
身体が睡眠を求めているよ。部屋に入って、ベッドに倒れ込むようにして寝てしまった。
あ...風呂から出てきて、そのまんまだった。まぁいいや....もう眠い。おやすみ。

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品