【旧】チート能力を持った高校生の生き残りをかけた長く短い七日間

北きつね

リン=フリークスの正体。

魔法陣が消えた前には、怒った顔をしている人。安堵の表情を浮かべる顔。呆れた顔を浮かべる人。いろんな感情を持った人が居た。僕は、もう一度
「みんな。ただいま。」
「おかえりリン君。」イリメリが答えてくれた。そこから、その場に居た全員がおかえりと言ってくれた時に、帰ってきたと実感した。「遅かったね。マヤちゃんは?」ファムだ。「うん。それでみんなに話をしなければならないんだけど、みんな集まれる?」「今、フレットとカルーネが外に出ているけど、夕方には帰ってくるよ」「そうか、話は一度にした方がいいから、それまで待っているよ。」「うん。それで、リン君聞いていい?」「ん?何を?」「リン君というか、ミルにだね。ミルはなんでリン君の腕に抱きついているの?」「転送に必要な事だから?」「もう転送し終わったから離れても良いんだよね?」「うん。そうなるね。」「それじゃなんでまだ抱きついているの?」「私がしていたいから?」「”していたいから”じゃないでしょ。離れなさいよ。」フェムとミトナルの追いかけっこが始まった。こんなに仲良かったんだっけ?まぁいいかぁ
「そうだ、サリーカ居る?」「ん?何?」「ちょっと相談。」「面倒事や嫌だよ?」「大丈夫だよ。面倒事じゃないとおもうよ。多分。」「あぁ-確実にやらかしているんだね。」
時空の袋タイムシフトポーチからさっき自分で作った、時空の袋タイムシフトポーチを取り出して、サリーカに投げた。サリーカは投げられた物を【鑑定】したようだ。理解するまで時間が掛かるようだ「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえっえっえぇぇぇぇぇリン君。これ、これ、これって....」「うん。時空の袋タイムシフトポーチだよ。」「やっやっやっぱり。鑑定が間違えているのかと思った。こんな物を投げてよこさないでよ。魔法の袋マジックポーチは?」「あぁあるよ。話すと長いし面倒だから、後で皆が集まった時に説明するけど、それ、サリーカが持っていてよ。使いみち有るでしょ?」「はぁぁぁぁ!ばっっっっっっっかじゃないの?気楽に持って良いものじゃないんだよ。現存が確認されている物も2つしかないんだよ?どこから盗んできたの?」「は?違うよ。それ、僕が作ったんだよ?素材があれば結構簡単に作れるよ。」「は?言っている意味がわからないんだけど?聞き間違いじゃなければ、作ったとか言ってなかった?」「うん。間違いじゃないよ。後で実践してあげるよ。」「は?もういい。後できっちり教えてもらうからね。」「うん。そのつもりだよ。あぁそうそう、地竜の折れた牙とか地竜の皮とか肉とか鱗って高い?」「私は何も聞こえない。私は何も聞かない。」どうも、サリーカは現実逃避するようだ。
後は・・・そうだ「タシアナ。」「なぁに。」「これ使えるかな?」ニノサとサビニが使っていた工房にあった魔法道具作成の工具一式を取り出した。「ん~。少し前の物みたいだけど、使えるよ。どうしたのこれ?武器や防具制作のものや手入れ用の物も有るみたいだけど....」「そうか、使えるなら良かった。使って、素性は説明する時に言うけど、盗んだりした物じゃないから安心して」「ん。解った、工具を揃えている最中だから良かったよ。どうしたら良いのかは、カルーネと相談するね。」「うん。お願いする。」
「ミル。フェム。もう気が済んだ?」「後できっちり説明してもらうからね。ミル」「いいよ。僕が二番だって事を説明してあげるよ。フェム」「あっ私もそれ聞きたい。ミル。フェム。私も混ぜて」「「イリメリは黙ってて。」」
「ルナ。お願いが有るんだけど、ハーレイ重度のシスコンに早急に会いたいんだけど、アポお願いできるかな?」「うん。大丈夫だよ。昼過ぎに用事で帰るけど、その時に一緒に来る?」「そうだね。ハーレイが居るのならそうしたいな。」「うん。伝言をお願いしておけば居てくれるとおもうよ。ミルはどうする?」「私は、ちょっとやりたい事があるし、ゆっくりお風呂に入りたいから今日はパスで」「了解。ファンさんが、ミルを連れてきてって言っていたから、時間が出来たら一緒に行こう。そうしないと、ハー兄様やローザス様がここに来てしまうからね。」「解った。近日中に顔出すようにするよ。」
「アルマール。居る?」「なに?」「これ読んでみて....」一冊の本を渡した。ニノサの書斎で見つけた物だったが、この世界の服飾の歴史や素材に関する情報が書かれている。「お。いいね」「うん。前に、従業員達の服が可愛くないとか言っていたからね。使われる素材が解れば工夫がしやすいだろう?」「ありがとう。参考にさせてもらうよ」
「イリメリにはこっちの本を見ておいて欲しい」この世界の食材や食べられる魔物が書かれていた。イリメリは料理の腕はあるが、食材の情報が少なすぎて、ニグラ街にある物でしか料理を作れない。日本食復活のためには、食材の事をもっとしって特性を覚えてもらう必要がある。パラパラと捲って何の本か把握したらしく「ありがとう。これで何ができそうか解るね。」「うん。頼む。」
「ねぇリン君。私には?」フェムだ。「ん?フェムありがとうな。ギルドを守っていてくれたんだろう」「うっうん。」軽くハグをした。
これでよし。としておこう。何か後ろが騒がしいが、放っておこう。屋根裏部屋を出て、二階の食堂に移動した。そこには、ナッセやベックが揃っていた。「おかえりなさいませ。リン様。」「リン兄。お土産は!!」ライカとランカが元気よく抱きついてきた。話を聞くと、上で作業をしていたタシアナが降りてきて、魔法陣が表示されている。もしかしたらリン君が帰ってくるかも?と言って降りてきた。食堂で算数を教えていたルナが慌てて、ギルド本部にいた仲間を屋根裏部屋に呼び寄せて、従業員はできるだけ作業を続けて、作業がない人間は、食堂に集まるように言っていたらしい。
「おお。お土産は後だな。アシュール。エベンス。クローネ。マリノ。ラオ。ルイ。」「はっ」「残りは、休憩所か?」「いえ。外に出ている者もいます。」「そうか、休憩所に全員集まったら呼びに来い。」
「ベック。」「はい。」サビニが使っていた調理器具を取り出した。魔導コンロも魔蔵庫もあった。大きくなかったが、それでも使えるだろう。「これを使え。」「はい。解りました。ソニア・フランシア・ミランダ。キッチンに運び入れておいて下さい。」「「「解りました」」」「あぁあとこれらの食材を使って、後で子供たちに何か作ってやってくれ」眷属たちが狩って入れていた食材で食肉に適している物は野菜類。果物類を取り出した。「解りました。エタール・カフィール・サラーム手伝って下さい。」
そこに、外に行っていたものも帰ってきたのか、マリノが呼びに来た。一階の休憩所に移動した。武器や防具を全部取り出した。「この中から必要な物を使ってくれ。余った物があったら、地下の倉庫に入れておいてくれ。」「解りました。でも、よろしいのですか?かなりの業物だとおもうのですが・・・。」「あぁ構わない。お前たちが使えそうなら使ってくれ。道具は使わないとダメになるからな。」「わかりました。」「あぁ後で何が余ったのかだけ教えてくれればいい。マリノ。ここは任せていいか?」「はい。大丈夫です。」「リン様。このロッド使って良いのですか?これだけで、金貨10枚以上の価値になると思いますけど・・・・。」クローネだ。「あぁいい。もう使われる事はないだろうから、使ってくれ。」「ありがとうございます」すごく嬉しそうに、ロッドを抱きしめるクローネ、クローネが見つけたロッドは赤魔法の属性強化が付与されているようだ、他にも黒魔法の属性強化のロッドもあった。それは、ルイが見つけて手に持って確かめていた。
カウンタに出ると、ブルーノが受付をしていた。順調に依頼も増えてきているようで、壁の掲示板に依頼が貼られていた。見ると、職人街からの素材の依頼や商店街からの買い付けの依頼や護衛の依頼が出ていた。教会関係からの依頼もポーションの材料が出ている。変わった所では、貴族からの依頼で魔物の剥製作成の依頼なんかも出ている。
掲示板を眺めていると、ルナが側に寄ってきた「リン君。ハー兄様が今日ならいつでも大丈夫だと言う事だよ。」「お!さすがハーレイ重度のシスコンだな、それじゃ今から行くか?」
表に待たせていた馬車に乗り込んで、ミヤナック家に向かった。いつも通りに走っている「ねぇリン君。」「なに?」「ミルと何か有ったの?」「ん?何にもないよ。」「・・・・。そう?なんでか、ミルが急にリンって呼んでいるし...。」「ん?そんな事?いいよルナも、リンって呼べば?」「ほんと?」「別に呼ぶだけだぞ、かまわないよ。」「やったぁ!」そう言いながら、ルナも腕に抱きついてきた。なんかブームでも来ているのか?まぁいい。そんな話をしていたら、馬車はミヤナック家に到着した。ドアが激しく開けられて、「ルナ。おかえり。」ハーレイ重度のシスコンがにこやかに笑いながら、腰の剣を抜いている。視線を追ってみる。”ルナが抱きついている”僕の腕を見ている。「蛆虫リン覚悟は出来ているか、ルナが欲しがっているようだから、腕一本切り落とすだけで許してやる。」「ハー兄様。何を」ルナは自分のミスを悟った。さっと腕から身体を離した。「大丈夫だよ。ルナ。一時の気の迷いだって事もあるだろう。」「何いってんの?リンとは何もないんだから本当だよ。」「リン?いつから....ルナ。」「はいはい。ハーレイ様。おふざけはそのくらいにして下さい。僕とルナはなんにもありません。今日帰ってきたばかりなんですからね。」そして、ハーレイにニノサに言われた布を見せた。
同時に、ニノサの手紙を渡した。急にハーレイが真面目な顔になる「リン=フリークス。話しがしたい。」「はい。僕もそのつもりで来ました。」「よし。こっちにこい。ルナは今日は遠慮してもらうぞ、ファン。居るんだろう?ローザスを呼んできてくれ。奴が居ないと話しにならない。」「ハー兄様!?」「ルナ。彼の身内の話になる、だから遠慮してくれ」「ルナ。大丈夫。後で皆が集まった時に話をするよ。」ハーレイに着いて屋敷の中に入った。いつもの応接室ではなく、執務室らしき部屋に通された。少しして、ローザスが入ってきた。「ハーレイ。今日はどうした?リン君無事だったんだね。良かったよ。」
「ローザス。これを見ろ。」僕が渡した布をローザスに渡している。「あぁ!そうか、リン君これを入手した経緯を教えて....」
かいつまんで話をした。
「リン君。この布の意味は教えられていないんだね。」「はい。さっき言った様に、手紙に入っていただけです。」「そうか、それでニノサやマヤちゃんは?」「マヤは、マガラ渓谷に落とされました。ニノサとサビニは、襲撃者の言葉だけですが、領主の所に居る食客に殺されたようです。」「・・・・」「リン君。手紙にはなんて書いてあった?」「読んで下さい。内容はたいした事は書いてありません。」「そうか....」手紙に目を落とすハーレイとローザス。
「リン君。君はどうしたいの?」「まだ決め兼ねています。わかりやすい復讐はするつもりはありません。」「そうか、ローザス。どう思う?」「どうとは?リン君をルナリーナ嬢の結婚相手にするって事なら大賛成だよ。」「・・・・。」「ローザス。それは前にも言っただろう!俺が許さん。ルナが望んでもだ!....真面目な話をしよ」「僕はいつでも真面目だぞ。その割符だけでも、リン君が味方になってくれたら頼もしい。違うか?その為なら、ルナリーナ嬢との結婚を認める位出来るだろう?」「出来るが・・・・やっぱり駄目だ。」「まぁいい。リン君。いや、リン=フリークス。その割符は正式に君のものと認められた場合に、君にはいくつかの権利と義務が付与される。」「権利と義務?」「そう、君が侯爵家当主になるんだよ。」「侯爵?」「そうなる。」「意味が全くわからないのですが?」「ニノサとサビニの事は、どのくらいまで知っているの?」「ニノサが馬鹿だって事と、ニノサがサビニに惚れ込んで奪った事。二人で護衛とかをしながら生活をして、ポルタに住み着いた事位です。」「ニノサが馬鹿なのは同意するよ。サビニに関しては、ちょっと情報が抜けているよ。サビニは、僕の従姉になる。」「??」「ローザス。もう良いだろう?混乱させるだけだぞ」「そうだな。リンこれを見て欲しい。」そう言うと、ローザスは左手に巻きつけていた布を外した。そこには、ニノサから渡された布の印章と同じになっている。「??」理解できないと言う顔をしていると「本当に、ニノサは馬鹿だったんだな。息子に何も教えていないようだな。」「リン君。この印章は王家を示す物で、腕に刻まれている物は、後継者候補である事を示すんだよ。ここに居るお調子者のローザスは、継承権第一のアルフレッド=ローザス・フォン・トリーア。アルフレッド皇太子なんだよ....残念な事にね。」「残念って酷いな。ハーコムレイは....。あぁリン君。今まで通り、ローザスって気楽に呼んで。皇太子とか言われるのが嫌いだからね。」「!?」「リン君。気にしないでいい。此奴も、ニノサと同じ位馬鹿なんだよ。」「酷いな。僕はニノサほどひどくはないと思うけどな。」「・・・・・あの。申し訳ないのですが話についていけないのですが....」「あぁ簡単に言えば、サビニはトーリア王家の血を引く人間だと言う事だよ。そして、君にもその血が流れていたら、君にも継承権が発生する事になる。」「!!(あっだから、ルナを話から外したんだな。)」「それで再度聞くよ。リン君。君はどうしたいの?」
話が解った。「王家には興味はありません。爵位も興味ありません。僕は、僕を仲間だと言ってくれた人と静かに暮らしたいだけです。」「うん。いい答えだ。どっかの馬鹿と同じ答えだな。」「印章合わせは、リン君の事情を聞いてからでもいいだろう。リン君。この布は君が持っているといいよ。僕とローザスは、君の味方だからね」「はい。」「うん。だから、ルナリーナ嬢と結婚して....」「ローザス。」「いや、だって僕も味方が欲しいからね。」「それなら、おまえの妹を嫁がせればいい」「ダメだよ。だって、そんな事したら、僕がルナリーナ嬢に怒られちゃうからね」「それは、ルナがこの小僧に惚れていると言いたいのか?」「違うの?僕にはそう見えるよ?正妻じゃなくてもいいと思っている感じがするよ。」「ローザスふざけるな。表にでろ。今日こそ決着をつけてやる」二人の喧騒を聞きながら情報を整理する。どうも、サビニは王家に連なる人間だったようだ。どの程度の地位なのかは解らないが、少なくても息子が継承権を主張出来る程度の地位だったようだ。ここまではいい。「ハーレイ。ローザス。それでサビニの実家はどこなのですか?もし、墓地があるようなら、サビニの事を報告したいのです」「本当に君は何も聞いていないんだね。」「??」「サビニは、僕の父親の姉の子供になる。そして、その姉は宰相派に寄って幽閉されて殺された。子供は、僕の父親が教会に隠した。不憫に思った僕の父親は、その子にいろいろ便宜をはかった。その布もその一つだね。僕にとっては、従姉になるが、僕も幼いころ教会で育ったから、姉の様な存在だった。」「.....。あっそれで侯爵なのですね。」「そ!だから、ルナリーナ嬢と結婚しても爵位のバランスも取れるしいいと思わない?」「いい加減にしろ、ローザス。リン=フリークスは、王家にも爵位にも興味がないと言っているんだ」「残念だとは思わない?」「なにがだ」「途絶えていた家が復興するんだよ。そして、君の妹が嫁げば、僕達の派閥は力をつけるんだよ。異常な力を持つ人間たちを仲間に出来るかもしれないんだよ」「それは認めるが、ダメだ。ルナはやらん。」「そんな事ばっかり言っていると、ルナリーナ嬢がリン=フリークス・テルメンと駆け落ちしてもしらないよ。」「いやいや。ハーレイもローザスも話を飛躍しすぎです。」
「そうだな。リン=フリークス・フォン・テルメンが勃興してからでもいいだろうな。」「僕は貴族には興味ありませんよ?」
「リン=フリークス。頼みがある。」「アルフレッド=ローザス・フォン・トリーア様なんでしょうか?」「僕達と君の当面の敵は一緒だと思う。そこで協力出来る範囲で構わないから、協力してくれないか?」「なぜ僕達と?」「それは、君達がやろうとしている事が、間違いなくこの国をもしかしたら大陸を変えるきっかけになるかもしれないからだ」「そのつもりで考えていますが出来るかわかりませんよ?」「それでもだ。君達には申し訳ないが、君達の事をここ数週間監視させてもらった。」「・・・。」「資金的な事は、君が提供したのだろう。奴隷の購入や物品の購入は理解できる。しかし、君とルナリーナ嬢を含めた10人は異常だ。」「・・・・」「確かに、ウォルシャタ・フォン・アゾレムの所に居る食客もステータスを見れば異常だが、君達ほどではない。君達はバランスが取れすぎている。」「・・・・」「頭脳となる人間が居て、剣・盾の人間が居る。そして、各分野に特化したスキルを持った人間が揃っている。そして、各所に配置された人脈やパイプ。そして、皆がアゾレムの食客達と比べても遜色ないステータスを持っている。これは偶然で片付けられない。」「・・・・」「そして、アゾレムの食客達と決定的に違うのが、君達の真命が”読める”と言う事だ。この大陸の王家には、”真命が読めない記号で記された勇者の伝説”が多く残されている。彼らのやっている事は勇者とはかけ離れているが、それでも結びつけてしまう。王家や教会の上層部だけが知る話だけどな」「・・・・」「君達は、勇者なのか?」「違います。僕達の事を話す事は出来ませんが、僕達は勇者ではありません。」「そうか、なぜ話せないのかも、教えてくれないのだろうか?」「僕一人で決める事が出来ないからです。」「それは当然だな。それならば、いつの日か教えてくれるのだろう?」「はい。時期が来たら話せると思います。」「そうか....解った。リン=フリークス。もう一度頼む。僕達に協力してくれないか?この国は病に侵されている。それもかなり深刻な病だ。この病を放置すると、国だけではなく、その国に住む民や他国にまで侵食するかもしれない。多少の犠牲は覚悟している。是非。協力して欲しい。見返りに、僕の権力が及ぶ限り君達の邪魔をさせないようにしよう。」「・・・・・」「リン=フリークス」「解りました。僕達で出来る事はお手伝いします。でも利益が反するときには、僕は迷わず仲間の安全を優先します。」「うん。ありがとう。」
その後、ローザスとハーレイとで今後の事を話をした。ギルドには、王家からの依頼を、ハーレイ経由で流す事。僕の素性を一部の人間に流す事。ギルドメンバーにはっこでの話は、僕が話すこと。
そして、僕が布を持って、ローザスの父親。現国王に謁見する事が決まった。
長い長い話が終わって、ローザスがファンを呼び。ファンに、自分の身分を僕に告げてある事を教え、その後、ルナを呼びにいかせて、ルナが執務室に来たら、ローザスはいつもの調子に戻っていた。来たときと同じように、ルナと二人で屋敷を出て、ギルド本部に向かった。
まだ、この後、ギルドメンバーに長い長い説明をしなければならないのだった

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