ネカマな回復職の物語

春乃秋

1.エヴォルブレイバーオンライン

遠藤正孝えんどうまさたか
23歳
彼女無し
見た目は10人が見れば10人が普通という程の容姿だ。

「ふぁー…寝みぃー…」


そんな間延びした欠伸を噛み殺した声を出しながらコーヒーを口にする。
時間は深夜零時を過ぎた頃だ。


「さてとー…始めますかー」


1人でそう呟きながらベッドに入りHMDヘッドマウントディスプレイを装着しあるゲームを起動させる。



エヴォルブレイバーオンライン
-2020年から開始されたVR型MMORPGだ。
痛覚は触られた程度に感じ、触れられれば触れられている感触などを感じる今流行りのフルダイブ式のMMOだ。

だがゲームの特徴はタイトルにもある通り「進化」だ。
他のゲームには無い様々な要素が盛り込まれている。

・キャラメイクが自由
エルフ種、ドワーフ、人間、序盤に出てくるスライムの様な見た目やゴブリンなどのモンスターの様な見た目などを作る事も可能だ。

・ドロップ品にデータがある。
ユーザーでデータを作れるデータのドロップをボスや雑魚モンスターがする。
ドロップ回収の指輪を使用する事で回収でき
剣にスタッフ能力を持たせたり、食事の効果に上乗せをしたり魔改造が出来る。


アホなプレイヤーだとアイス系魔法にファイア系のエフェクト(エフェクトクリスタルは激レア)
を組み合わせてる奴も居たな、全くもって勿体無い話だ。

・全ての職業に火力スキルが存在する。
単純な話ヒーラーなのにボスを1人で倒せたりする訳だ。
ただしHPや防御力は普通の剣士なんかに比べると劣るから普通はやらないけどな。

・複数の職業派生からなるスキル構成
このゲームには最大8職業を取れるシステムがある。
ただし、メイン職が変わらない上にサブ職業の上限値が80と定められていて80以上には覚醒スキルという物が存在している。


覚醒クエストは難易度が高く、マゾ職と呼ばれるヒーラーの俺は何度挫折しかけたか…。
サブ職業を取る理由は1つ決められたスキルポイントの中で他の職業のスキルを取れるという利点がある。
まぁ剣士スキルや遊びスキルに振り分ける余裕は無いのだが。


っと、やっとローディング終わったか。


「あ、スーリアちゃんおはよ!」
「あ、え、おはようございます」


-しまった。ギルドでログアウトしたの忘れてた。
コイツ苦手なんだよな。

そう、俺はネカマだ。




完全に見切り発車の文才のない作者ですが
よろしくお願いします。

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