~異日本転生~チーオタ少年はハーレムの為に国家魔法師に成る!

奈楼小雪

25「元帥襲撃in成田空港」

 
 成田空港は、多数の観光客やビジネスマンが使用し、混雑する空港。
 今日は、警察官に公安の私服官といった様々な組織の人間が凡ゆる所に立ち、彼等の警護対象のアメリカカナダ連合国(ACC)ドレース・シュリーマン空軍元帥を守る為に立っている。 一見すると、10代のドレス型の軍服を着た少女に見える。だが、25年前の第3次大戦を第一線で戦い抜いた女性で、ある事から歳は察して上げて欲しい。
『ムニン角度修正3度』『了解、フギン!風向き良し、ドレース綺麗な顔を吹っ飛ばしてやるぜ』
 白いカラスが両翼で、望遠鏡を覗き、黒いカラスが50口径のマジカルアンチマテリアルライフルのトリガーを弾く。 風を引き裂くような音を立て弾がターゲットへ向かっていく。
 『どうだフギン?』 『残念だムニン、横の護衛官の頭を吹き飛ばしただけだな…』 『そうかフギン流石に、5km離れた所からは無理が有ったか?』 『ああそうだな……ムニン、プランBは用意してあるのか?』 『勿論だとも先程、在日米軍のシステムをハックして、全軍のミサイルをぶち込んでありったけやったぜ☆』 『民間人はどうする?』 『ムニンも知っていると思うが、アメリカカナダ連合国(ACC)の空軍は、中東で民間人を誤爆すると、コラテラルダメージって言ってた』 『フギンよ了解した』
 白いカラスが、翼を広げると空に大量のミサイルが白い尾を引きながら成田空港へ大量へ向かい爆炎を発生させる。
 『『見た前、人がゴミのよう…』』
 2羽揃って言おうとしたが、途中で言葉が止まる。爆炎が晴れた後には、何事も無く立っている成田空港が有った。やがて、2羽は空に自分達の敵が居ることを認識し飛び立つ。
 『アレは?MODか?』 『だが?俺たちの様に、会話をしようとしないぞ』
 彼等が高速で近づく先には、大型の白頭鷲が飛び、やがて3羽は距離ギリギリまで睨み合いやがて空中戦バードファイトを始める。
 一方、成田空港側というと頭がパーンした、護衛官の周りは騒然としている。 彼女の周りは、多数の護衛官が囲み、発泡音がすると護衛官がまた1人倒れ血を大地に流しす。
 「敵は何処だ?」 「不明だ!とにかく元帥閣下を安全なとぅるる?」
 額を打ち抜かれ、また1人が倒れる。
「(ホワイトヘッドは現在何者かと戦闘中……相手は言葉を話すMOD?)どきなさい私がやるわ!」
 彼女は護衛官達や警備員に離れる様に言い、スカートの中から、おい何処から出したと突っ込み要素満載の大型のガトリング型MADを持ち人が居なさそうな通路で出る。
 「隠れていないで、出てきなさい!貴方の相手は私よね!?正々堂々と勝負しなさい!」 『それでは!』 「ン!?」
 目の前の空間が、歪んだと思いきや彼女は、其処に全力で法撃を行った。煙が晴れると、其処には七三分けにサングラスを掛けスーツを着た男が、立っていた。
 『ドレース・シュリーマン空軍元帥は、中東地域誤爆被害者団体の賞金首ですのでお命戴きます!』 「ジョン・スミスか!?」 『お名前をご存知の様で、何よりです』 「ええ、我が国が掛けた中東のテロリストの賞金首を尽く持って来た人物ですので」 『其れでは、貴女のお命を戴きます。我々は、仕事を自由に平等に受け勤労の義務が有るので』
 空港の滑走路をオレンジ色の線が走り、爆発、滑走路が見える様に貼られた一面ガラスが割れる。
 それを合図に、二人は飛び掛った。

 先程、目からの荷電粒子砲で、滑走路を破壊した者は空を飛んでいる。
 『ムニン、やりすぎだ!滑走路の機体が、全部吹き飛んだぞ?』 『フギン、でも此れで元帥は空へ飛べなくなるぞ、其れではお主のお手並みを拝見しようか?』 『分かった、昨日見た女の子が、戦闘機を履いて戦う奴から参考にしてみる』 『フギン、勝てるかどうかはインナー次第だってけ?幸運を』
 白いカラスは黒い相方から離れると白頭鷲へ高速へ向っていき両翼に、武器を出すと銃撃を始めた。狙われた鷲は、建物の屋根を突き破ると刺客も屋根を突き破ると其の儘中に入っていった。
「一般人を退避させる。これ以上被害を拡大させるな!なんだアレは?」
 私服の公安の担当者が、声を上げ鷲が彼のすぐ上を通ると同時に、彼は蜂の巣に成り絶命した。その光景を見た乗客たちは、パニックに成ると収拾が付かなくなり人々は、我先に逃げようとする。 だが、通路が狭いためにある者は壁に挟まれある者は、踏まれ窒息しそうになり鷲が、彼等の上を通った後は全員が蜂の巣になり、苦しみから解放された。 鷲の後ろからは光学迷彩で姿を消した刺客が居る。
『ちょこまかとうるさいな』
 ガキンと音がし、持っていったガトリングガンを屍に成った彼等の上に捨てするとガトリングガンは爆発し当たり一面を火の海する。 其れは新たにミサイルを両翼に付けた。
『ロックオン!狙い撃つぜ!』
 ミサイルが、鷲に迫ると大爆発を起こし辺の人や物を吹き飛ばす。
 ヒュンヒュんと刃物が風を切る音がし、彼女の金髪の髪が千切りにした金箔の様にパラパラと舞う。彼女は、狼狽する事無く持っているガトリング型MADをスミスの腹に打ち込んだ。 だが、スミスは左手でサングラスを上げ、余裕の笑みを浮かべ顔を左右に振り右手のナイフをデザートイーグルに変形さえると彼女の腹に7発打ち込んだ。 彼女は、そのまま壁を突き破って次の部屋へ飛んでいった。彼女は右手でガトリングガンを杖の様に持ち左手で腹部を抑える。
 「中々、やるじゃないか…げほぉ」
 口から血を吐きながら、スミスを睨み付けた。土煙が晴れると其処にはスミスが両手にデザートイーグルを持ちっている。
 『次は倍プッシュで行きましょうか?その胸部装甲が、抜けないと貴女の命を奪えない様です。その前に質問ですが宜しいでしょうか?』 「なんだ?」 『貴女の胸部装甲が私のマスターより無いのはやはり第3次世界大戦を生き残るのに必須だったのでしょうか?』 「お主のマスターとらやらの歳は?」 『12に成ります』 「分かった。お主を倒したらお主のマスターを調べ血祭りに上げないとな!」 『それは、困りますね。貴女には是非とも死んで、貰いましょうか?』
 再び2人が構えた時に、プルプルとコール音が成りスミスが右手で銃を構えたまま左手で電話を取る。暫くすると、スミスは右手の銃を下げた。
 『残念ながら、貴女との勝負はまたの機会の様です』 「なんだと!どういう事だ?」 『私に貴女の国から、中東地域誤爆被害者団体の全員の抹殺の新しい依頼が入りました。』 「だが、私を殺す様に言われた依頼はどうなる?」 『そちらは、後払いの出来高制です。新規依頼は、2倍の前払いで全額を既に指定口座に振り込まれており、契約は更新されました。』 「お前の事だから、元からそのつもりだったのだな!最低だな……」 『ええ、賞金稼ぎバウンティハンターは高い方に付く、其れが間違った正義で有ったとしてもです!其れではまたお会いしましょう!』
 スミスは閃光弾を床に叩きつけると姿を消した。
 彼女が、ホッと息を下ろし傍の椅子に座ると傍の壁がバゴンと音がし、鷲が彼女の足元に転がる。壊れた壁の先からは、姿が見えないが何かの声がする。
 『へへへッツ、これでチェックメイトだ!さて、潔く焼き鳥になっちまいな!其処の無い胸のネーチャン、危ないからどいてなパンピーは、殺さないのが多分私の主義だと思う』
 声が聞こえ彼女は鷲を抱き上げ、クェっと声を上げると彼女の中に戻った。
『っという事はお前が空軍元帥か!?ちょうどいいや畳んじまおう』
 言うのが、早いや彼女は左手に弓を右手に矢を持ち構えた。
「ホワイトヘッドは三千世界の烏を殺す」
『アバババ、ヤベーな此奴は!今日の所は勘弁してやろう私はな●●●
 その者の気配は、消えた。だが、背後からゾクッと気配を感じ振り向くと。彼女は、胸部に焼けるような痛みを感じ、口から押し出された血が溢れて胸元も血で染まる。 彼女が、朦朧とする意識の中で見たのは黒いカラスが窓から飛んでいく風景で有った。

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