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大統領フルスイングで殴ったら異世界に転生した件。

慈桜

39

クソ!!なんなんだ、あのロン毛野郎!!!どうでもいいけど髪切りやがれ!って、俺も人の事言えんがな。しかし復讐をするのであれば戦いましょうってか。意味わからん。正直ほっといてほしい。だが、この戦いは避けるわけにはいくまい。聞いた話しの通り、アレンのライバル的な奴であれば、前回オバナ千人を一瞬で掻き消した奴だよな、あいつ。できるのであれば俺はあいつと戦う前にフィンブルスル兵からスキルを集めて剣術、体術をLv10にしたかった気がする。現状で考えられる最高戦力を持ってして勝てるビジョンが浮かばん・・・。
と言うのも興奮していて気付かんかった、俺は確かにあの男を見ようとしたが見れなかった。だが・・・見ようとした際に鑑定で見たのか盗技で見たのか、いや、おそらく盗技で見ているだろう。確定では無いが・・・。あの時あいつから何かを盗もうとはしていない、ただ見ようとしただけだ、でも感覚が見方を覚えてる・・・。いや現実逃避はやめよう。盗技で見た、それでステータスが表示されなかった・・・。究極神技はなんらかの方法で拒絶できるのか?いや、それ全然究極じゃないやん。あの時はたまたまか?だが、念には念をだな・・・。とりあえず帰ろうか。これはプランを練る必要があるな。
「ただいまぁぁっと、うん?」なんで靴が4つあるんだ?靴といっても編み上げボロイものだが・・・。一階のリビングにベッドを用意して寝かせていたのだが・・・。
「いない・・・・。」くそ、イースめ、あの若さで連れ込み宿的な勘違いを起こしたのか?お前の男としての誇り高い意志はぼっこぼこにされた程度で粉塵に帰したとでも言うのか?
キッチンか・・・・?俺に恩を感じてご飯でも作ろうと言う献身的な心を持っているとでも言うのか?それはそれでいいじゃないか、もし将来女に目覚めたらパンチラでも激写してやらんでもない。
「っていない・・・・。ふふふ、いいだろう。かくれんぼと言うやつか」一階の部屋は後二つ、まず一つ。「ここか!いない。」こちらの部屋にもいない・・・・。残すは2階だが、3部屋ともいない。ふむ。ここまで来るともう屋根裏ぐらいしか考えられんとりあえず思案に耽る為にアイツらの事は忘れてメシでも喰うか。
「・・・・うん?」なんだ?階段下の物置から獣の尻尾が・・・?は?いや俺も何を言っているのだ?靴は4つあったが獣が靴を履くとでも言うのか?いや、俺は疲れすぎて幻覚を見ているんじゃないだろうか?今日、あのアルフレッドとかち合うきっかけとなったのは奴隷商が虎の尾だった、それで想像した虎の尾が見えてるんだ、うん幻覚だ、そうに違いない。張り詰めて考えすぎたんだろう、よし踏んでみよう。
「てい!!!」「ふぎゃ!!!」「サリ!!どうしたの??」
ふふふ、見つけたぞ。イースの声が聞こえた。かくなる上は引っ張ってやる。「そぉい!!!」「ぎゃん!!うう、何?やめて。」
あれ?イースが虎でも拾ってきたのかと思ったが前髪だけ黒い金髪に赤いバンダナを巻いた白いワンピースの女の子だ。ただしハイパーでぶだが。バンダナがごわごわしてるから恐らく夢の猫耳、もしくは虎耳であろう事は予測されるが・・・何故だ。なぜ肥満体なのだ。子供だから可愛いが・・・想像と違う。俺は前世で結構なケモナーだった自信がある。妄想の世界では、みんな可愛くて耳とか尻尾もふもふしたらフニャフニャになってグフフとかを想像していた。オトコ女とかお肉ちゃんとかなんだかなぁって、そうじゃないだろう。
「お前達はここで一体何をしているんだ?」「ん、あたしはイースの子分のサリ、はじめまして。」「おう、コナンだ。よろしく。じゃなくて、ここで何をしているんだ?」
狭い物置の中がスラムの小屋みたいになってる。蝋燭の火で照らされた空間の中で汚れたカップで何かを飲みながら俺が置いていったパンや果物を備蓄して・・・・、うん。なんたる匠、ここにスラムが再現されてる。気まずそうにイースが苦笑いしているのだが・・・。
「イース、もう怪我は大丈夫なのか?おい!目をそらすな!質問に答えろ!!」「あ、いや、その、えと。ありがとう。」
明後日の方向に顔を向けながら感謝してくるのだが、俺が聞きたいのはそうじゃない。
「いやいや、そんな事はどうでもいい。サリと言う名前もお前から聞いているから友達とは理解できる、俺はここで何をやっているのかと聞いているんだ。」
きまずそうに沈黙した後に口を開いた。ようやく話してくれるようだ。
「いや、チビ・・・じゃなくて、あんたがもう帰ってこないと思って・・・でもスラムで待つのも怖いし、サリも怖いだろうって呼びに行ったんだけど、なんか落ち着かなくて・・・。」「そうか・・・・まぁ、なんだ、お前達はこの家を好きに使え、俺はそのうちいなくなるし。何も気にする事はない。」「・・・・・。」
コイツなりに気を使ったんだろうな・・・。どうせタダで貰った家だ、あんな環境で危険と隣り合わせで生きて行くよりは少しはマシだろう。いくら外壁の中だと言って魔物に襲われる心配は無いかも知れないが、隔離された環境よりはいくらかマシだろう。
「いい子分をつかまえたね、イース。」「うん。」「まてーい!!!誰が子分だゴラァ!!!!」
鍋とポチャ虎とポコスカやりあってます。少々お待ち下さい。
「はぁ、はぁ、それであんた、大丈夫だったの?奴隷狩りに会わなかったの?」
若干戦闘態勢で心配されても何も嬉しくないんだが・・・・。
「まぁな。ある程度は痛めつけたんだが逃げられた。」「うっそだぁ!!」「ん、格好つけていると、あたしはおもう。」「ぐぐぐ、俺の強さをお前らに叩きこんでくれるわぁぁぁ!!!!!!」
イースは鍛えているからまだわかるんだが、このオデブちゃんも中々に力が強い。ふむ、いいだろう。ここは交渉ついでに条件を出して見るのも一つの手かも知れん。
「おい、サリとやら。お前を此処に置いてやってもいいが一つ条件がある。」
一気に警戒心を高めたようだな、顔があからさまに強張る。さらにジト目でこちらを凝視してくる。お前は一体何を考えているんだ?
「ん・・・。あたしは尻尾も耳も触らせないし、体もゆるさない」「ちがわい!!どうしてそんな考えに到ったのかは知らんが期待したのなら、まずそのムニムニの顔面と浮き輪のような腹をなんとかしやがれオデブちゃんよ」「ん、お前コロス」「やめろ!!犬歯を剥き出しにするな!おちつくんだ!間違えた!!間違えたんだ!お前はぽっちゃりだ、うん、そうだ、そうに違いない。」
危なかった。無表情から突然戦闘力が53万に跳ね上がりやがった。絶望感はまさに天地雷鳴の如し。ってそんなんじゃなくて。
「お前ちょっと、どぉおもぉ!!こぉおだく○でえええす!!って言ってみろ。」「・・・どーも「違う」」「違うんだよ、もっとテンション高くだ。」「ん・・・・どおもお!!○うだくうみでぇぇぇす!!!!ん。できた。」「ぎゃはははは!!!ぎゃははっは!!あぁ、腹いて。もう行っていいぞ」「なんかわからないけどあたしはあんたを許してはいけない気がする」
ドンガラガッシャンやりあってる最中にドアがノックされた。この家にこんな時間に来客なんてありえないだろう。まさかロン毛のあいつが?そんなまさか・・・。
「誰だ?絶賛我が家は留守なんだが。」「いやいや主様!!俺ですガバジです!叔母が黒角牛のばら肉をトロトロに煮込んだ抜群のビーフシチュー持ってきたんですけどどうですか?」
こいつはグルメリポーターか?いきなり腹の減る説明しやがって。扉を開けたら両手で鍋を持って若干ドヤ顔なのがハイパーむかつくな。
「いいだろう、ありがたく頂いてやる、じゃあな。」「ちょー!!ちょちょちょちょ!!まじっすか?」「なにが?」「いやぁ、なんか主様がこまったりしてないかなぁって、いる物とかあったりしないんですか?そんなんも兼ねてちょっとお邪魔したいなぁって」
ふぅむ。まぁいいか、色々コイツに聞いてみてもいいだろう。
「お前、アルフレッドって奴の事わかるか?」「モチロン、こんな事もあろうかと王下蛇剣十神衆ですら調べれる事は調べ尽くす手ますよ、あの時のメンバー全員で」
やるやんけ。じゃあ仕方無いな。
「あがれ。」

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