大統領フルスイングで殴ったら異世界に転生した件。

慈桜

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互い相対する最中、冷静に考えた。初めからこうしておけば良かったんだと。頭を押さえてる所を見ると大方盟約印のせいかなんかで苦しいんだろう。チャンスでしかないでゲス。
「さぁ!!かかってこいハー○ック!!」「誰だよ!!てかお前盟約わかってんのか??」「あぁ、互いに攻撃はしない、裏切らないだろ?」「そうか、わかってんならあの茶黒いヤツどうにかしろよ!!!!」
アレンがアイシクルを地面に突き立てると俺の視界一面が氷の薔薇で埋め尽くされる。氷薔薇の檻で俺を閉じ込めた所で何が出来ると言うのだ。造形美にこだわる前に機能性重視しろよ。しかも茶黒って俺の気にしている事を・・・。真っ黒だったらいいのにって何回も枕を濡らしたと言うのに・・・・!!まぁ、それは嘘だが。
「ちょっと捕獲するわお前。」「言ってろバーカ」
舐められたもんだ。だが、俺はお前を馬鹿にはしているが舐めているわけではない。即座にイメージを固める必要がある。造形を思い浮かべ改変し創造する。手馴れた手順でビジョンをクリックし即座に10人のオバナを生み出す。
「これ、ぶっこわせ」「イエスボス!!!」
中に俺がいるにも関わらず10人がかりのファイヤーボールと拳の連撃に檻は容易く砕け散る、そして・・・。
究極創造アルティメットクリエイト
「オウ!!ボス!!ベリークール!!!」
俺が作り出したのは地球で最速と言われた1300ccのモンスターハヤ○サ。それを即座に手に触れ複製する。
究極複製アルティメットコピー
「おい、なんだよそれ!!コナン!!!てかなんで薔薇檻が壊せるんだよ!!」
「コオリハネツデトケルンダヨ!!カントンシキホウケ○ディッ○ガ!!!」
「そう言う問題じゃねぇ!!」
オバナ達はクレイジーな笑いを浮かべセルを押しエンジンに火を入れる。同時に心地いい低音のエンジン音が響き始める。
「hahahaコレデアレンニツッコムカ?ボス!」「あぁ、発進できたらセルの上のボタンを押せ」「カクヘイキネ!コウブツデェス!!!イエスボス!!!!」
馬鹿アレンの戯れ言なんて聞きたくもない。しかしオバナ、こんなとこで核使ったら俺も即死なんだがな。まぁ、あいつらに常識を求めるのは無理か。とりあえずアレンお前は今から・・・・。
「交通事故で即入院だよバァカ!!!」「ヒャッハー!!!!」
オバナは奇声と共にクラッチを切り初速が安定したと同時にボタンを押す。直後、車体は一瞬で300kmに到達する。そう、これが俺が仕掛けた改変だ。
「は、はやい!!!!!!だが!!」
乙。かわせるわけがない。余裕こけたのも一瞬ってね。300kmで吹っ飛んでくる鉄の塊と体勢崩して歌舞伎役者みたいなポーズで吹っ飛んでくるオバナ相手に無事でいれるわけがない。一般人から見てかなり頑丈だからこの手段を取らせてもらったが、よくて全身ミイラで数ヶ月お疲れさん、悪くて棺桶一直線でしょ!数日後には、いつ事故ったの?この前でしょ!!ぐらいしか言えないはずだ。
「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」「タァァァマァァァヤァァァァ!!!!!」
ふははは!!オバナさん!!綺麗な花火ですよぉ!!ドヤァ!!こう使うんじゃい!!!爆炎にテンション上がって変に力入ったけど、実況見分。手足が明後日の方向に向いてますけど・・・・生きてる・・・よね?
「アレンさんアレンさん、生きてますか?」「・・・・グフ・・・おま・・・え・・ばかか・・・」「生きてるじゃないですかやだー。ってなわけで病院でゆっくり休んどけ馬鹿!!ほんで約束通りこの件で壊したもんの責任はお前な」「氷・・・紋・・・うっ。」「ゲシ!!!!やだー!なんかしようとするから効果音付きでキャン玉蹴っちゃったぁ!!」
他愛も無い。さぁてフィンブルスルに向けてSP回収行きますかぁぁ!!

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