話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

大統領フルスイングで殴ったら異世界に転生した件。

慈桜

25


レースから10日が過ぎた。途中経過をオバナに聞いたが、アレンのバカは恐らくフリーズに入国している。順調に事が進んでる中で、あいつはかなり邪魔な存在になる。乳の姉御が依頼通りに仕事してくれてるおかげでフィンブルスル行き第一便は河川下降中に落石による大破で運行を休止。ナルホドの自然災害トラップ。神風の乳とはアタイの事よって声が聞こえてきそうな勢いだ。いや神乳か?いや、どうでもいいが。まぁ、高い金払ってるだけあってそちらの心配はあまりしていないのだが、問題はアレンである。こちらはまさかの東下門の街の民家で生活しているし、買出しは早い段階で済ましているから鉢合わせの心配も少ない。姉御との会議もこちらに出向いてもらうようにしているし、もしもに備えて二トロはガッシュ達の親戚筋にあたる近所の厩舎に預けている。大きな蒼鹿毛の馬と言っても吐いて捨てる程にいるわけだし、俺が騎乗していたわけでは無いから情報が漏れる事は無いと考えたが念の為だ。
補足としてだが、情報提供用に複製したオバナは目の前の湖に捨てた。テンション上げて奇声を発しながらバタフライで泳いで行った事を考えれば逞しく生きているだろうと思う。まさにそれはオバナのみぞ知る世界である。
さて、問題のアレンなのだが、このまま何事も無くフィンブルスル入りが最高の結末。そして遭遇が最悪の結末。木を隠すなら森の中とは良く言ったもので、フリーズの人口、規模から考えると俺を見つけるのは難航するとは思ってはいる。しかし、曲がりなりにもあのバカはSクラス冒険者という馬鹿げた存在。バカが馬鹿げた存在とかなんて言うカオス?と叫びたいが、馬鹿をなめてかかってはいけない。情報収集力は極限突破のジャニヲタに匹敵すると考えていいだろう。俺の大学の同期はバレンタインにヘソゴマをチョコに入れてジャニス事務所に送りつける剛なる者たる名を欲しい物にしたぐらいの狂信者もいたぐらいだ。そいつはマナと言う名前と極限にくさいヘソに因んで、ヘソゴ・マナルと言うありがたいあだ名で大学の余生を楽しんでいたが・・・。
閑話休題また話が逸れた
そこで俺が考えたのは、情報操作と新たに手に入れた究極神技の検証である。湖に捨てたオバナには悪いが、フィンブルスルで使おうと思っていた何種類ものオバナの変装セットを使い簡単な仕事をしてもらおうと思う。
「ガッシュ!!ガッシュ!!!」「ほーいほいほい!どうしたんだコナン坊」「便箋を買ってきてくれ。」「便箋?いいけど紙は結構高価だぞって言っても無駄だな。コナン坊に関しては。すぐ買ってくる。」「頼んだ。金は後で渡す。」
よし、後は海岸沿いを東に抜けてグンスラー入りするから力を貸してくれ的な旨を手紙にしたためてギルドに送ってもらえばいいだろう。手紙を届けるだけの簡単なお仕事です、オバナさん。後は大掛かりな人数で監視してもらう事になるが・・・・。これに関してはある程度の駆け引きが必要になるな、少し評価をしてやれば一筋縄ではいかないだろう。次は究極神技の検証だが、気付きを使うと、現状は融合していない状態らしいが、発動と同時に定着するらしい。問題は何の天職を選ばれたか、何故2つのスキルが存在しているか・・・。
????・???抜????・??念?
簡単に前半は究極神技・究極はあてはまるだろう。
究極神技・究極?抜究極神技・究極念?
うん、申し訳な感じで表記が入れ替わった。このスキルはもったいぶっていたつもりなのか?神のジジイのアホンダラが究極って言うキモいのが出てるって言ってたじゃないか。まぁいいが。問題は抜と念だ。同じ職で手に入ったと考えるのは常套だが、関連性がわからない。念話と心抜的な適当な当てはめ方が正解かと思い念話を試みてみるも、懐かしき中学2年の黒歴史たる走馬灯が背筋を凍らせるだけに終わる。射抜きと念動・・・か?命中力必中補正と貫通付与、そして変幻自在、同じ天職で手に入るファンタジー要素満点の正解ではないだろうか?職業は射手アーチャー・・・これで俺もギルガメシュ王に・・・。間違いない、間違いないぞ!!俺は無敵になれる!!どや!!!
よし、このナイフを浮かべてみせる・・・・・・・。「ふぬぬぬぬ」5分後「我が至高の宝剣達よ!!!!」10分後
恥ずかしさと自分の痛さのおかげで血反吐を吐く結果になりました。本当にありがとうございました。
「はぁはぁ、買ってきたぞ。上門まで馬走らせたから時間かかっちまったが」「そうか・・・・。ありがとう。」「っておい、大丈夫か?なんかあったのか?そんな端っこで固まって!!」「ふん、貴様にはわかるまい。ドヤ顔は破滅のフラグだと・・・。」「なに・・・・、まったくわからん・・・・・」「まぁいい。とりあえずペンを貸してくれ」「はい?サラサ鳥の羽とインクか?そんな高価なもんあるわけないだろ?」
こいつ。
「じゃあなんでもいいから書くもんをもってこい!!」「ないよ!!使う事ないもん!!!」「お前はそれでも厩舎を任されているのか?帳簿はどうやってつけるんだ!!!」「帳簿は石灰石で黒塗りにした木板にかいてるよぉぉ。」「ファァァァァック!!!!ボールペンとかないのかぁぁぁぁ!!!」「なんだよそれぇぇぇ。おこるなよぉぉ。」「ボールペンもしらんのか!!!!!サラサ鳥の羽とか何から何まで惜しいんだよバカ!!!!」
ムカつきすぎて発狂したあげく自分の先程までのダサさに対しての八つ当たりまでしてしまった。折角買って来てくれた紙束に平手で叩きつけて撒き散らしてしまった。すまん、ガッシュ。簡単な話だ。俺が悪い、謝ろう。
「ガッシュ、すまん。悪かった。」「いや、全然かまわんよ。俺も考えが少なかった、謝る、ごめん。でもコナン坊が言ってるペンって言う魔道具の見た目はわかった。こんな綺麗な絵、一瞬で描けるなら字ぐらいかけるんじゃね?」「は?お前頭打った?バカなの?死ぬの?」「いや、これこれ。」
そこには紙束には似つかわしくない、絵的に浮きすぎなボールペンの写真があった。
ピコン究極神技アルティメットスキル究極念写アルティメットソートグラフィが開放されました。
記憶を念写する事が可能 連動スキルによりツリー開放 SP1消費で発動生物の念写は不可 構造理解付与

・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・つかえねぇぇぇぇ。 

「大統領フルスイングで殴ったら異世界に転生した件。」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「その他」の人気作品

コメント

コメントを書く