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大統領フルスイングで殴ったら異世界に転生した件。

慈桜

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王女殿下がピーチクパーチク城に案内しようとして来たが丁重に断った。まぁ橋を落としてしまったと言う引け目もあるのでフィヨルムに着くまで護衛と言う形で勘弁してもらった。不本意ではあったが隷紋を刻ませてもらったので口外する事は無いだろうと思う。そこは究極隷属の力を信じる事しか出来ないが。
この後、兵団長達は照証を受け取ってフィンブルスルに帰るそうだ。念の為ある程度の金銭を渡している、オバナから没収した金だが。黒交じりの銀髪のシルビアと言う女が売られたらすぐに買えと命令を下し、解散した。国の体制的にフィンブルスルの国民は自由に行き来出きるのであればガバジをうまく使おうと思ったが、うまくいかなかったので兵団長達と共に行かせた。名残惜しそうにしていたが無視だ。生かしてやっただけ感謝してもらいたいもんだ。オバナの大群はいつものように山に帰した、山の民では無いと思うが猿っぽいのでいいだろう。できれば勝手に死んでポイントに戻ってもらいたいものだ。
フィヨルムでもフィンブルスル同様に外壁の中には簡単に入れない話しだったのだが、子供クオリティで王女殿下のスカートの中に隠れさせてもらった。馬車の乗り換えでは緊張したがうまくいった。下着はエロさのかけらも無い白いホットパンツのようなモノだった事は報告しておく。
なんとかフィヨルムに侵入する事は出来たが、これからはフィンブルスルに対抗する力を身につけなければならない。SPに関しては、耳寄りな情報を手に入れたのだが、実行するにも子供である事が邪魔になる。王女殿下の説明や兵団長の説明を聞く限り、SPは生命力と呼ばれ、人間の可能性を示す数値であるそうだが、減ったり増えたりすると聞いた。これは、最大数は生まれ持ってある程度決まっているが、レベル的な概念が上昇すると同時に回復するのでは無いかと読んでいる。戦で功績をあげたり、魔物の討伐をしたりすると、水晶に映し出されるSPが上昇する事がよくあると言っていた事からほぼ間違いないだろう。数値かされるのはスキル等のレベルだけではあるが、スキルにレベルが存在するなら人間に存在するのは普通だと考えていいだろう。
「さてどうするか。」
魔物は狩れない。だがSPの回復は必須事項だ。ならば、レベルが上がりやすい環境下にある人間を狙うべきだ。と言うわけで、冒険者ギルド前のベンチで売店で大量に買ったチュロス的な揚げ物を頬張りながら人間観察に勤しんでる。←いまここ。
「おっ、黒髪とは珍しいなぁ。親は?はぐれたのか?」
優しく声をかけてくる冒険者の兄ちゃん。SPを手当たり次第回収していたのでバレタのか一瞬焦ったが心配してくれたようだ。
「ううん。お散歩」
ここは子供らしく乗り切るのが得策だろう。今ほぼSPは満タンだ、攫われそうにでもなったら泣かしてやる。
「そうか、小さいのにしっかりしてるんだな。チュロンか・・・。どうだ?一本銅板1枚で売ってくれないか?」
はぁ?こいつ馬鹿か?50円で買えるものに100円も出すとか正気の沙汰とは思えないな。
「いいよ。お腹一杯になってきたからあげるよ。お金は要らない」「おっと、そう言うわけにはいかねぇな。代金には話し相手になって貰いたいって言うホスト代も込みだからな」
ふむ。なかなかナイスなおっさんだな。ザ・異世界って感じだ。
「じゃあ、うん。ありがとう。」「そう、子供なら素直に受け取るんだ。その方が可愛げがあるぞ」「うん。」「さて、本題に入ろう。怒るんじゃなくて素直な疑問だ、生命力を何に使うんだ?」
ギックゥゥ。なんでばれてるかな?この人看破系のスキル持ってたかな?
アレン 29歳 所持金70322GHP288/288MP126/126SP5/165装備黄龍の皮鎧黄龍の籠手魔剣アイシクルマジックポーチ魔法生活魔法 火水土風氷魔法 ????スキルLV10魔剣術LV9体術うん。ずばぬけて強いけどやっぱり隠蔽スキルなんか無い。てかこんだけ強いのにスキル2個とか怪しすぎるだろ。感覚でわかったのかな?いや、あてずっぽう?
「なんでわかったんだって顔だな。まぁ、何処まで見えているかはわからんが俺はスキルをリストから除外する能力を持っていると言えば納得してくれるかな?」「除外??」「そうだ。なくなるわけじゃなく、元々の能力だったと言う事にする能力と言った方が分かりやすいかな?まぁ生まれ持ってのユニークスキルなんだが、お前さんの目には何が映ってる?」「えと、LV10魔剣術とLV9体術。それしか見えない。」「おっと、一番隠したい所だけ丸見えとは・・・俺もまだまだだな。で、俺からどうやってSPを奪ったんだ?」
ダメだ。こいつのペースに流される。なんでも話してしまいそうになる。おそらく交渉のスキルか何かなのだろうか・・・耐えねば。
「何を言っているのかわからない。」「うんうん、そらそうだわな。いきなりそんな事聞かれても答えられないよな。わかるわかる、俺もガキの時はそうだった。じゃあ条件を出そう。」
何言われてもしらばっくれるけどね。あぁいいカモが何人も通り過ぎるのにコイツのせいで何も出来ない。そうだなぁとか悩んでるけど見合う対価とか無いから!
「よし俺のスキルを一つやるから教えてくれ!!」「ぶほへっ!」
俺はチュロンを盛大に噴出した。
「うおおおい!!大丈夫か?ほら水だ!!耐えろ!!いけるか??」
静かに頷く事しか出来ない。器官に入ってしまった。おっさんいきなり何言うてくれやがりますか。てか俺スキルバレバレって事?それって危なくね?ここは素直に隠蔽スキルとかありませんかって聞いてみよかな?
「隠蔽スキルとか無駄にあるけどどうしますか?お客さん。」
おっさんは白々しく俺の要求を口に出した。それには呆れて素直に答えるしか無かった。
「買った」
これが苦楽を共に生きて行くアレンとの出会いだった。いや、言い方に齟齬がある。ちょいちょい縁のある男との出会いだった。

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コメント

  • 慈桜

    AHAHAHA!! Grab them by the p---y. You can do anything.
    STFUwww

    1
  • ノベルバユーザー216614

    いやいや、これ読みやすい方よ?

    内容も面白いし。

    1
  • 翔平

    読みにくいわボケ

    3
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