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馬車の周りに即席で露天みたいなスペースを作って販売してる行商人、トルネ○みたいな小太りさんだ。
１０人程並ぶ列の最後尾に並んで、商人を見る(・・)。このおっちゃんには前にＳＰを貰った思い出がある。確か、品揃えがあんまり良くないおっちゃんのはずだ。
トルテヤ　３８歳　所持金１９３２０１ＧＨＰ　３４/３４ＭＰ　２５/２５ＳＰ　２８/２８装備頭　ベレー帽首　商運の首飾り胴　商人のシャツ　　商人のベスト腕　商運の腕輪指　結婚指輪足　麻のズボン　　麻の下着　　革の靴所持品タオル×２８３石鹸×８６塩×４１０黒パン×１２６ハム×２１４馬車　ぼろい馬車馬雄　４歳雄　４歳魔法生活魔法　火水土風火　火球ファイアーボールスキルLV３御者LV２算術LV１鑑定
よかった。タオルがある。オカンのタオルはもう汚くなってたから絶対喜んでくれるはずだ。初めから決めてたけどあって良かった。てかやっぱり魔法いいなぁ。このおっちゃんの魔法やスキルは商業ギルドとか協会とか魔法屋さんで買える奴ばっかりだな、ババアの知識だからあてにできないけど。いいな。俺も買いたい。てか、まずＭＰそのものが存在してない俺ってどぅよ？
コナン　３歳　所持金１６１ＧＨＰ１２/１２ＳＰ９９/１００胴　ぼろいシャツ足　ぼろいズボン靴　ぼろい靴アルティメットスキル究極神技・究極盗技究極神技・究極複製究極神技・究極隷属スキルLV５言語理解
なんで貧乏なのか悩む。こんなのすぐ大金持ちなれそうなのに。まぁ、今の生活気にいってるから別にいいけど。人間慣れたらなんでもありです。
「黒髪の小さなお嬢さん、おつかいかな？何が欲しいのかな？」「いや、めっさチン○ついてるから。」
別に女顔ってわけでもない。いたってフツメンに生んでくれたのは別に良いのだが、髪を切れないので良くメスに見られる、と言うかオカンが切らせてくれない。長いほうが可愛いとかなんとか。まぁそんな事はどうでもいいのだが。
「わわわ、すまんすまん、してお望みは？」
お前の魔力とスキルが欲しい・・・なんて痛い事は言いません。
「えと、タオルください。」「うん、じゃあいくら貰ってきたのかな？」「１６１ギリスです」「うぅん、少し足りないけど特別におまけしてあげるよ」
おっさんは小さな声でそう呟きやがりました。完全に舐められてます、タオルは高くて１００ギリスって言うのは当たり前なのに。並んでる客も苦笑いで助けてくれる感じは無しと・・・・。こんな薄情になるなら派閥分けなんかしなかったらよかったのに・・・。まぁいいや。差額は違う物を買い取ろう。
「わぁ！！ありがとう！おじさん大好き！！」「う、うむ。じゃあの」
まずＭＰを分母ごと貰おう。そして生活魔法と火魔法、御者スキルと鑑定スキル。算術は現代ジャパンクオリティで余裕だからいらないっと。お金も１０万だけ残して没収。ＳＰも１０だけ残して根元から没収。毎度ありぃ！６１ギリス分しっかりいただきました！ご馳走様です。タオルの中のお金が重い・・・・。
コナン　３歳　所持金９７３６２ＧＨＰ１２/１２ＭＰ２５/２５ＳＰ１１７/１１８胴　ぼろいシャツ足　ぼろいズボン靴　ぼろい靴魔法生活魔法　火水土風火魔法　火球アルティメットスキル究極神技・究極盗技究極神技・究極複製究極神技・究極隷属スキルLV５言語理解LV３御者LV１鑑定
ありがとうございました。この後大問題になったけど箱に入れて埋めたから大丈夫だった。馬が言う事聞かないってトルネ○がファビョってたけど自業自得ではないだろうか？馬鹿な奴らめ。あっ、タオルを渡したオカンは激泣きしていました。鼻水までたらしちゃって対応に困った。タオルでこんな喜ぶとか・・・いつか普通の家に住ませてあげたいな。

それからこれと言った事も無く５歳を迎える。