10年間修行した反動で好き勝手するけど何か問題ある?
43
「あのクソカルマ暴走しやがって」
「あのぉ、主君……カルマはここにいますが??」
「え………?お前じゃなかったら誰があんな邪法使うわけ?竜が突っ込んで船木っ端微塵じゃん」
突如現れた6匹の竜は凄まじいまでの勢いを見せた。 圧倒的、まさにそれだ。
「カルマ…お前あれ全部相手して勝てるか?」
「全力を出せば殺し尽くし………道連れとしてくれましょう。」
道連れ……ね。 まぁ、こいつがそう言うならそういう事だろう。 これは非常にめんどくさいが、俺も戦う必要があるのではないか? もぉ。次から次へと。 まぁ、いいだろう。しばらくぶりに運動をしてやる。
「魔法でドカーンってしちゃおっか?」
「恐れながら主君。奴らは時田を人質にしている模様、蘇るやも知れませぬが、時田を痛めつけるのは後に響くかと…」
「ほう、珍しく道徳的だな。」
「いえ、良いのであれば撃ちますが」
そこで待ってましたとマキちゃんと写楽。
「その、リブラさん。今のトキタサンがトキタサンそのものだってわかってても、やっぱり俺からしたらおじいちゃんなわけでして……」
「お願いします、リブラさん!!トキタサンを助けてからにしてください!!」
まぁ、仕方ないか。 時田さんを助けたっちゅうのも、なんか引っかかるし。
「主君!!来ます!!!」
刹那、六匹の巨大な竜が地響きと共に海を見渡せる丘の上に降り立つ。
『起きろ九芒星』
『固有時制御ver.5』
自身の固有時を倍々で32倍まで持って行く。 固有時制御は今ではver.7まで使えるが5が一番長持ちする上に他の術式も使えるので重宝している。
一際デカイ竜から飛び降りた若い男に全力で駆け寄り地割れを起こしながら背後を取る。
左手で背後から若い男の右手を取り自身へ引き込むと身体を大きく開く、そしてさらに引き込み、こちらに寄せると同時に地面を蹴り上げ強制カウンターでラリアットをぶちかます。
『レインメェェカーー!!!!』
若い男は自身を三回転させ地面に叩き落ちる。
「これがレインメーカーだ!覚えとけリャンシェン」
「えぇぇー!!!!主君!!!この男がリャンシェンだと申されるのですか???」
「ふははは!!今日はいい日だ!!よっしゃ!!海に逃げた残党を狩りにいくぞぉぉぉ!!!」
------------------------------
突如自分の身に訪れた悲劇に意識を失っていたリャンシェンは目を開く。
「か、カルマ様……」
「おぉ!!やはりその声リャンシェンか!!」
朦朧とする意識の中で自身に起きた惨事を組み立てて行くと涙を流す。
「なっ!!どうしたと言うのだ?お主程の武人が涙を流すなど!!」
あまりに一瞬の事だったが、リャンシェンはリブラの技を食らう直前に念話を受けていたのだ。 それを思い出しリャンシェンは涙を流した。 どんなに仲間が死のうが、どんなに悔しい思いをしようが、涙を見せた事が無かったリャンシェンがボロボロと涙を流したのだ。
「いえ、申し訳ないカルマ様……強くなったと思っていたのですが、まだまだでした。」
「いーや、何を言うかリャンシェン!!!見違えたぞ!!お主は確実に強くなって帰ってきた!!果てが見えぬのは良い事ではないか?まだまだ高みを目指せるのだぞ?」
「えぇ………その通りです、その通りですカルマ様」
だがやはり、一度崩壊した涙腺からはとめどなく涙が溢れ出す。
『強くなったな、リャンシェン。今のお前なら耐えれるだろうから本気で行くぞ?』
『おかえり』
「あのぉ、主君……カルマはここにいますが??」
「え………?お前じゃなかったら誰があんな邪法使うわけ?竜が突っ込んで船木っ端微塵じゃん」
突如現れた6匹の竜は凄まじいまでの勢いを見せた。 圧倒的、まさにそれだ。
「カルマ…お前あれ全部相手して勝てるか?」
「全力を出せば殺し尽くし………道連れとしてくれましょう。」
道連れ……ね。 まぁ、こいつがそう言うならそういう事だろう。 これは非常にめんどくさいが、俺も戦う必要があるのではないか? もぉ。次から次へと。 まぁ、いいだろう。しばらくぶりに運動をしてやる。
「魔法でドカーンってしちゃおっか?」
「恐れながら主君。奴らは時田を人質にしている模様、蘇るやも知れませぬが、時田を痛めつけるのは後に響くかと…」
「ほう、珍しく道徳的だな。」
「いえ、良いのであれば撃ちますが」
そこで待ってましたとマキちゃんと写楽。
「その、リブラさん。今のトキタサンがトキタサンそのものだってわかってても、やっぱり俺からしたらおじいちゃんなわけでして……」
「お願いします、リブラさん!!トキタサンを助けてからにしてください!!」
まぁ、仕方ないか。 時田さんを助けたっちゅうのも、なんか引っかかるし。
「主君!!来ます!!!」
刹那、六匹の巨大な竜が地響きと共に海を見渡せる丘の上に降り立つ。
『起きろ九芒星』
『固有時制御ver.5』
自身の固有時を倍々で32倍まで持って行く。 固有時制御は今ではver.7まで使えるが5が一番長持ちする上に他の術式も使えるので重宝している。
一際デカイ竜から飛び降りた若い男に全力で駆け寄り地割れを起こしながら背後を取る。
左手で背後から若い男の右手を取り自身へ引き込むと身体を大きく開く、そしてさらに引き込み、こちらに寄せると同時に地面を蹴り上げ強制カウンターでラリアットをぶちかます。
『レインメェェカーー!!!!』
若い男は自身を三回転させ地面に叩き落ちる。
「これがレインメーカーだ!覚えとけリャンシェン」
「えぇぇー!!!!主君!!!この男がリャンシェンだと申されるのですか???」
「ふははは!!今日はいい日だ!!よっしゃ!!海に逃げた残党を狩りにいくぞぉぉぉ!!!」
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突如自分の身に訪れた悲劇に意識を失っていたリャンシェンは目を開く。
「か、カルマ様……」
「おぉ!!やはりその声リャンシェンか!!」
朦朧とする意識の中で自身に起きた惨事を組み立てて行くと涙を流す。
「なっ!!どうしたと言うのだ?お主程の武人が涙を流すなど!!」
あまりに一瞬の事だったが、リャンシェンはリブラの技を食らう直前に念話を受けていたのだ。 それを思い出しリャンシェンは涙を流した。 どんなに仲間が死のうが、どんなに悔しい思いをしようが、涙を見せた事が無かったリャンシェンがボロボロと涙を流したのだ。
「いえ、申し訳ないカルマ様……強くなったと思っていたのですが、まだまだでした。」
「いーや、何を言うかリャンシェン!!!見違えたぞ!!お主は確実に強くなって帰ってきた!!果てが見えぬのは良い事ではないか?まだまだ高みを目指せるのだぞ?」
「えぇ………その通りです、その通りですカルマ様」
だがやはり、一度崩壊した涙腺からはとめどなく涙が溢れ出す。
『強くなったな、リャンシェン。今のお前なら耐えれるだろうから本気で行くぞ?』
『おかえり』
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