だんます!!
第十二話 詰めが甘いとか言わないで?
【東京】冒険者雑談板【迷宮】
ここは冒険者に関する雑談板です。
0632 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
この前の抗日式典、うちのダンマスの凡ミス発覚な件。
0633 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
>>632 シッ
0634 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
いや、わかってたよ。
前線攻略組のブッチー、夜爪、龍王と比べてさ、やっぱりダンマスじゃんってみんな思ってたよ。
けどさ、暗黙の了解ってあったじゃん?
結構死にかけた時とか助けてくれるし
0635 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
冒険者じゃないんだが、何があったんだ?
0636 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
だよなぁぁぁ、どうしよ。俺結構肩組んだりして気さくに話しかけちまってるんだが
0637 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
ここまでハンネ晒し無しと
0638 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
ダンマスなら全員特定余裕の件
0639 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
けどメイズの時って一冒険者って感じでしょ?
0640 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
>>639 シッ
0641 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
>>639 シッ
0642 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
うちはメイズの影掌に助けられたにゃ
0643 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
夜爪確定
0644 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
ハンネ無くても確定
0645 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
ち、ちがうにゃ
0646 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
どう言う事なんだぁぁぁ
0647 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
>>635 
先日、抗日式典でダンジョン出現
周首席虐殺のち、兵壊滅
中国ダンマスと名乗るモンスター登場
声ダンマス
ワロス
0648 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
>>646
冒険者の中で闇魔法第三位階以上を無詠唱で使いこなせるのはTOPのメイズのみ
そして、メイズは先日記念病院の10層で、50体以上のトレインを第五位階闇魔法・影掌で殲滅
後日スレでメイズが弁明
得意なので、咄嗟に出てしまった
先日の咄嗟
0649 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
え、それってメイズさんがダンマスって事ですか?
0650 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
多くは語らない。
それが冒険者だって俺は思ってる
0651 罪食 メイズ@\(^o^)/
まてまて、どうしてそうなった。
0652 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
メイズ……もっと俺らに相談しろ
0653 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
えええええ? メイズさんがダンマスって本当ですか?
0654 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
>>653 にゃをつけるにゃ
0655 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
>>636 龍王
>>642.645.654夜爪
>>653クロ 649もおそらく
>>652 シシオ
0656 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
>>656 ホリカワ
0657 罪喰 メイズ@\(^o^)/
違うんだが……
0658 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
にゃらメイズのそのくだりに乗ってやるにゃ!
その代わりその強さの秘密をおしえるにゃ!
>>655 ち、違うにゃ
0659 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
そうだそうだ!!教えろメイズ!!
0660 龍アルガイオス王@\(^o^)/
嘘だよなメイズ…俺はお前を目指すべき最高の冒険者だと思ってるんだぜ!
メイズがダンマスなら俺は一生お前に並ぶ事はできないのかよ!
0661 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
龍王白々しいぞ
0662 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
俺、前に合同で潜った時、龍王が
なぁ、メイズってダンマスだよな?
って言ってたの聞きました
0663 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
>>662 ガンジャころす
0664 罪喰 メイズ@\(^o^)/
……実は、ひたすらレベル上げをしてたら、ダンマスにダンジョンを紹介して貰ったんです。
全20層で、ゴブリン、赤ゴブ、青ゴブ、が5層、金ゴブ、銀ゴブが5〜10層、オーク、青オークが10〜15層、ホブゴブリン、緑赤青が15〜19層で、20層ボスがゴブリンジェネラルで…
0665 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
信じるにゃ!メイズを信じるにゃ!教えるにゃ
0666 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
だから相談しろって言ってんだろメイズ!!
0667 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
うわー、いきなり実装されたー!
ソフマダンジョン!!www
0668 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
ダンマス本当俺らに甘いよなw
一本釣りじゃねぇか!
0669 罪喰 メイズ@\(^o^)/
けど、Lvで階層きめろよ。
ゴブジェネ行くなら最低20レベ
守らないなら閉鎖だ
0670 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
言っちゃったよこの人
0671 罪喰 メイズ@\(^o^)/
違う、今ダンマスに言えっていわれたの
0672 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
そ、そうだぞぉ!
みんなメイズをいじめるなよぉ
0673 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
よっしゃー!!
ダンマスいじったら新しいダンジョンでてきたぁ!!
0674 迷宮好きな名無し@\(^o^)/
>>673 シッ
まぁ、俺がダンマスって勘ぐられるのは仕方ないにして、こっちはこっちで中国のダンマスは関係ないって工作はしなきゃならんな。
ならんなって考えたと同時にコアが向こうに指示出してくれるから心配ないんだが。
しかしちくせう。
メイズの強さ正当化しようとしたらダンジョン開放する羽目になった。
このダンジョンのフォーマットは別の世界で使った事があるから、すぐ実装できたのでバレないと思ったんだがバレるわな。
しかし世界情勢は著しく変化するかと思ったが嵐の前の静けさですら霞んで見える程に何事も無かったかの如くに物凄く静かである。
表向きは親日国である台湾への移民が増えているらしいが、俺的にはもっと盛大に下手を打ってくれると考えていたので拍子抜けだ。
日本へ向けて出兵!!ぐらいは期待していた。
それで一気にラビリの方で掃除してやろうと思ってイメトレもしていたんだが……おろ?
ピリリリと、電話が鳴る。
太郎ちゃんである。暇なジジイである。
「あいよーん、どしたい?」
『ちとやりすぎたみてぇだな。向こうが動く度にダンジョンを増やしたら沈黙しちまった』
「朝からポイント加算すごいと思ったらそれかぁ。どうすんの?次はなにすんの?」
『いや、とりあえずはこのままで行く。まだカードも使い切ってないからな。ご機嫌伺いの連絡は各国からあるらしいが、ぶっこんだ話はまだないみてぇだ』
「なるほどね、北と南いわす時のシナリオ考えとくから、またなんかあったら言ってよ」
『あぁ、それもそうなんだが、実は難民化した一部の中国人が、漁船に乗って日本に向かってるらしいんだ。ご丁寧に日の丸掲げてな』
「そか、じゃあちょっとドラゴン乗って焼いてくる」
『それは……助かる』
「助かるんかい」
おっとっと? これはこれは面白い展開ではないか。
ちょうど罪喰いとの集まりがあって今はメイズの姿だし、ダンジョンマスターってバレちゃってんならここらでメイズを表に出してしまってもいいかな?
罪喰いの新メンバーの選考もしなきゃだし、そうなったら俺もあまり参加出来なくなるだろうし。
てなわけで来ちゃいました万世警察跡地。
「よう」
『こ、これは!!!』
「あ、いいよ、そのままで」
猫のように丸まっていた炎天竜は、俺を見ると焦って起き上がり膝を曲げようとするが、即座に静止する。
あかん、周りの奴らが注目してしまっている。
あー、護送車置いて遠目に見守ってた警察こっち来ちゃったよ。
殺すか。
「ご苦労様です!!」
「ご苦労様です!!」
でも警察は敬礼をして此方に駆け寄ってくる。
あぁ、やっとこのラインになったか。
他の国でも衛兵が黙るのは最低でも周辺国の城を2、3潰してやっとだった。
けどこいつらは若い分、順応力があるんだろな。
「す、すいません。メイズさんですよね?ツイッター上げたいんですけど写真ダメっすか?」
「馬鹿かお前馬鹿!いきなり言っても駄目に決まってんだろ!」
どうやらチャラいノリの警察官のようである。
でも嫌いじゃない。
職務質問や連行だったら肉片にしてやろうと思ったんだが、フレンドリーに来るなら応えてやるのも吝かではないからな。
「いいぞ?銃刀法でとやかく言わないならな」
「へ?俺らがメイズさんを銃刀法でしょっ引くって事っすか!?やめてくださいよ!そんなわけあるはずないじゃないっすか!むしろ罪喰いに入りたくて万引きでもして退職しようかってぐらいですよ」
「おい馬鹿か!お前みんな笑ってるだろやめろ!」
「陽気な奴らだな。じゃあ特別だ。魔法でピースしてやる」
若い警察官2人と肩を組んで、影掌で背後にデカイVサインを作ると、観光客達も一様に写メを撮りまくる。
悪い気はしない。
「うぉー!!俺この写真焼いて飾るっすよ!」
「やべぇ、警察なって初めてよかったって思ってっかも」
「大袈裟だな、お前ら。なんで俺なんだよ、他にもたくさんいるだろ」
「いやー!わかってないっすねメイズさん!いや、あれっすよ!男専とか勘ぐらないでくださいよ?断然女性ならモモカさんかヒカルちゃん推し鉄板っすよ?!けどね、やっぱ憧れるってなれば最強のメイズさんっしょ」
「こいつテンプレ使ってメイズさんの白髪バージョン作るのに2週間もかけたんすよ?冒険者になるなら絶対これしかないって」
「ほう、何番だ言ってみろ」
「え、まじっすか?!聞いてくれます??まず頭髪のカラーは0の真っ白です。で、目の色は128番のシルバーホワイトにしたんすよ。輪郭は39番から−8削ってシャープに、眉毛が56番で、ほりの深さが39番、目の形が465、鼻が22、口が19から−2で、ボディは180cmの19番!!どうっすか!!」
「すげぇな。ほぼ正解だ。ほりの深さを38にして、目を464から目尻をプラス1上げれば完コピだ」
「うぉー!!考えつきませんでしたよ!!その冷たい目はプラス1のアクセントなんすねぇ!!」
こいつ大丈夫かマジで。
けど、嫌いじゃないな。
「まぁ、警察をやめたら連絡してこい。これでも罪喰いの端くれだからな。冒険者に推薦ぐらいはしてやれる」
「ま、まじっすか?!連絡先…教えてくれるんですか?」
「お、俺もいいですか!?冒険者になれるならこんなブラックすぐやめたいです!」
「あぁ、お前らの携帯にメイズで入れといた。後で確認しといてくれ」
コアにかかれば、携帯に勝手に登録するなど赤子の手を捻るよりも簡単な事だ。
「うぉぉ!!!ほんとだぁ!!ありがとうございます!まじ感謝っす!!」
「あれ、なんだろう。目から汁が」
「わかったから仕事に戻れ」
「「はい!!!」」
ここで思いっきり敬礼して立ち去っていくのを見ると、根っからの警察なんだろうなとは思ってしまうんだが、一般的にメイズがダンジョンマスターだと囁かれている昨今に、あんだけ懐く警察は貴重だ。
まぁ、このドラゴンが殲滅したせいで、こいつらは違う管轄からおくられた警察なんだろうが、お前らの同僚を殺しまくった元凶かも知れないとわかっていながらあの対応だ。
大丈夫か?この国。
「くえー」
「ん?」
振り向くとそこには小さな幼竜がいる。
赤と橙のコントラストを見るに炎天竜の幼竜だとはわかるが…。
現在幼竜はドラゴン教授に授けたやつだけだが、おそらくコイツがそうだろうな。
確か赤雷といったか?
「あっ!メイズさん!!」
「ん?おお、モモカか」
「ごめんなさい、赤雷は強い人を見ると友達になろうとするんです」
いや、命乞いをしていたのだが、それは教えない方がいいか。
ドラゴン教授が来るかと思いきや、幼竜を迎えに来たのは、桃色の長い髪と同色の瞳に、日本刀を帯刀した上位ランカーのモモカである。
「うわー!!待ってくださいよぉ!!」
そこに空気を読まずに金髪碧眼の青年が撮影のクルーを連れてやってくる。傍迷惑なハゲ野郎である。もうハゲてないけど。
こいつの番組は映像付きの掲示板を見ているようで面白いには面白いんだが、実際俺が出るとなると面倒くささがハンパない。
「な、なんと!見てください!!!!冒険者ランクNo. 1!!冒険者人気ランキング堂々No. 1のメイズさんです!初めましてメイズさん!冒険者のドラゴン教授です!!」
「あ、あぁ。いや、ちょっとカメラはやめてくれないか」
「何を仰られますか!私のような赤雷がいなければ何も出来ない冒険者などより、メイズさんのような最高峰冒険者をテレビの前の皆さんは求めているのですよ!!」
「くえー!!!」
俺にマイクを向けていると、カメラや人の多さを嫌がった赤雷がイヤー!!!!と叫びながら走って逃げる。
そしてモモカもすぐにそれを追いかける。
「あっ!赤雷待ってよ!!もー!パパも赤雷が嫌がってるってわかりなさいよ!!」
「イエスマイロード!!!」
過ぎ去ってしまった。
嵐のような奴らである。
まぁ、ここいらで本来の目的に戻ろうか。
炎天竜も俺の指示待ちですよと、いつもは寝腐っているのに金色の瞳をギラギラさせながら俺を見つめている。
「炎天竜、飛ぶぞ」
『全ては主の御心のままに』
鎌首を擡げるので、そのまま頭に飛び乗ると、炎天竜は轟音と共に爆風を巻き起こし、引っ切り無しに焚かれ続けるカメラのストロボを浴びながら空に舞い上がる。
「よーし、レッツラドン」
だが俺はまたやってしまった。
この時、ドラゴン教授の番組のカメラが俺を映していたのだが大丈夫だろうか。
これから結構派手な事をするんだが……まぁ、気にしたら負けだな。
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